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アーミー・キャリア・センター

陸軍1

さるショッピング・モールにある「アーミー・キャリア・センター」。陸軍の新兵募集センターのようなものでしょう。

パンフレットもいろいろ揃ってました。 ↓

                 陸軍2

陸軍に入れば仕事で役に立つ各種スキルが学べますよ、と謳われたものの中には、ハイテク、医療、管理部門等の訓練をうけられることがあげられてました。
他には、ジョージ・ワシントンからコリン・パウエルまで、わが国の歴史上最も偉大な指導者たちの中には陸軍将校たちがいる、君も伝統ある米陸軍の将校になれる、と訴える士官学校の薦めも。

一番びっくりしたのはARMYPaYS
「若者の成功のためのパートーナーシップ」と謳うプログラムですが、あなたの会社や役所がスキル・トレーニングを受け、経験を積み、チームワーク能力のある従業員/職員を探しているならば、陸軍と提携するのが早道ですよ、というもの。

う~ん。。

なお、この日、この新兵募集センターに若者の姿はありませんでした。

逆に、あなたは陸軍に入りたいの? と顔が引きつるような冗談を連れに言われてしまいました。
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それでもソマリアに?

60年代に入った頃、ノートにマス目を引いて「波高し」をクラスの男子がやっていたのを思い出しました。
 対面で、それぞれのノートは相手に見せないようにして、マスに自分の持ち駒である駆逐艦・巡洋艦などの位置を書き込みます。座標ですね。

 その座標を互いに当てていく、紙と鉛筆さえあればどこでもできるゲームです。
 軍艦を置いた座標が当たれば沈没で勝負がつきますが、となりのマスの座標だったら「波高し」。

 そうやってノートのマス目に「波高し」を記入していくと、自ずと相手の軍艦の位置が特定されていくという数学的な遊びを小学校でやってました。

 擬態音も効果音も映像も何もないのですが、推理力を働かせ、けっこう頭脳を駆使するゲームです。相手から「波高し」の言葉を得ようと、知恵を絞って相手に言う座標を決めていくわけですから。

「天気晴朗なれど浪高し」という日本海海戦(1905年)時の打電文からとったものだと私が知ったのは後のことです。

 座標当てゲームなら、何も軍艦でなくても、「波高し」でなくても良さそうなのに、なぜか、このネーミング。

 当時、親世代は戦争に駆り出された世代で、私の父も敗戦時は30歳ですから、青春の最初から最後まで、戦争のまっただ中。
 TVの人気番組『コンバット』を見ると、本当の戦争はあんなものじゃない、と呟く姿を幾度となく目にしたように、兵舎ではどんな下らないことで往復びんたを食らったか、よく語ってくれたように、戦争の生き証人が目の前に存在していました。

 戦争の時代を生きた記憶を無言の背中からも感じ取ったものですが、人というのは己の半生をそうそう否定できるものではありません。死ね死ね、と言われて最前線に送られ、散々嫌な思いを味わいながらも、戦争が嫌で嫌でしょうがなかったとしても、そこを生きてきた自分自身を否定することはできなかったと思います。

 そんな親の思いとは別に、子どもたちはあっけらかんとして紙の上で「波高し」を遊ぶ。

 まさか、「波高し」を今の時代、新聞紙上で目にするとは思ってもみませんでした。

 6月6日の産経ニュース「ソマリア沖波高し」ですが、見出しは、その後さらに「海賊対策護衛艦ルポ」と続きます。
 
 これによると、なんでも、「海賊対策でアフリカ・ソマリア沖に展開している海上自衛隊の護衛艦」と、多国籍軍のために「インド洋で給油活動を続ける補給艦」は、「日本の国益を守る『車の両輪』」だそうです。

 で、その「日本の国益を守る『車の両輪』」がうまく動くために、海賊対処法を衆議院で再可決して成立させたのが、今日の午後のこと。

 で、さっそく浜田靖一防衛相は海上自衛隊の新部隊のアフリカ・ソマリア沖への派遣準備を折木良一統合幕僚長らに指示したのだとか。
 「速やかに海賊対処行動を開始し、各国と連携し、海上における公共の安全と秩序の維持を図りたい」というのが口実。

 なんでこんなことになってしまうのか?!

「アメリカの海兵隊は、俺たちが漁を続けているといつだって捕まえるんだ。軍艦と出くわすと、ときどきヘリコプターが飛んできて、俺たちの写真を撮っていくのは、海賊を疑っているんだ。俺たちは、海賊なんかじゃない」

 とソマリアの漁師。

「みんなは軍隊のことを気にしてる。商売するのがますます難しくなってるからね。海には軍艦がたくさんいるし、商品を積んだ船の点検がどんどん増えてる。海賊がやってると思ってるんだ」

 と、ソマリアの実業家。

 内戦と無政府状態がつづいているソマリアの沖では、1991年以来ヨーロッ パやアラブ諸国をはじめ世界中の漁船がソマリアの海で不法操業し、乱獲によって水産資源を枯らし、その上 自国の産業廃棄物や、あろうことか核廃棄物まで、ソマリア領海に不法投棄してきました。

 沿岸の住民や漁民たちが抗議しても、外国船は無視。
 国連やEUを通して国際社会に訴えても何の返答ももらえない。

 とうとう地元の人たちが自衛のために立ち上がり、沿岸警備のための全国的な共同組織をつくりますが、この組織が、現在、欧米からは「海賊」と 呼ばれているのだそうです。

 デモクラシー・ナウが4月14日に伝えています。
 
 
 国際社会がルールを無視。この意味でも無法地帯のソマリア沖。

 それでも私たちの国は、軍隊を送るのでしょうか。
 やらねばならないことは、違うでしょう?


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戦争で儲けて、復興でまた儲ける

ラッキーだった、と胸をなで下ろしているらしき、アフガンに行った英軍の兵士。

 タリバンのAK-47カラシニコフ銃の銃弾がヘルメットの側面を貫通したが、銃弾は、頭からわずか数ミリメートルのところを通り、10センチ先の額の部分から外に抜けたのだとか。

 ほんの数ミリの差で命拾いをしたって、本当にラッキーだったとは思うけれど、そもそも、こんな戦争がなければ、そんなラッキーなんてなかった。
 戦場ではラッキーに対して、アンラッキーなことが、幸せに対して不幸せがあまりに多いし、イラクのように市民の生活の場が戦場になっていれば、なおさらだ。


 “バスラ・パラダイス・オブ・インヴェストメント” 

「バスラ投資天国」とでもいうところか。

 ご存じバスラはイラク第2の都市で、石油パイプラインの終点。石油製品の積出港。

「独裁者の圧政」から解放した、と言いながら、6年間、イラクの国土と社会を破壊した末に、さあ、投資のチャンスだ! とばかりに欧米企業が殺到。壮大なるスクラップ・アンド・ビルド
 これこそ“死の商人”ではないか。
 

 2月のローマG7でIMFへ1,000億ドルの融資を、4月のドイツG20では、途上国支援に220億ドルと、麻生某は彼らの望むように“支援金”をばらまいて、そのおこぼれを頂戴しよう、とでも考えているのかも。
 裏舞台では、そんな約束を取り付けたのかな?

 元はといえば、普通の日本人が買いたいものも買わず、サービス残業までしたりして稼いだお金。それを支援金名目でばらまき、日本企業も欧米企業のおこぼれを頂戴する…….....。

 イラクを舞台に、参戦国それぞれの国民のカネで戦争を遂行し国富消尽。戦争そのもので民間軍事会社が一儲けもふた儲けもしたあげくに再建を請け負う企業が、また膨大な利益を上げる……結局、富は国民、つまりpeopleから民間企業へ。

(ついでにいえば、これと同時並行して日本でも民営化が進められていったわけだが、誰が言ったか、「国家財産の私物化で、盗むものが一気に増えた」のだ。うっかり、この海外ニュースで聞き逃してしまったが、この“私物化”とは“privatization”の訳「民営化」のことだろう)。 

 その構図がありありとみえるニュースを、あのBBCが堂々と放送する。

 わかりやすいと言えば分かりやすいのだが、イギリス国民はそんなニュースを見て何とも思わないのだろうか。

 19世紀の世界中に散らばった大英帝国領、つまり植民地の経営を思い起こすのは私だけではないと思う。
 私の友人が知り合った年配のイギリス女性は、インドで生まれ、2歳には親元を離れて本国で育てられて寄宿学校に入ったそうだ。そんな話を聞いて、帝国主義の時代の匂いを今でも嗅ぐ思いだった。

 まさか、明治の鹿鳴館狂騒が、今アソウ首相らが遂行しているばらまき外交だ、とは思いたくないが。


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「日本からたたき出せ!」のおぞましさ

ちょっとの間ブログの更新を怠っても、自分のアンテナを意識して張っていなくても、ニュースはちらほら耳や目に入ってきます。

 多分、私だけでなく他の人もそうでしょう。

 でも、みんながみんな、政府や政治にとくに関心を抱いているわけではありません。

 みな、日々の日常生活の中であくせくしています。
 そんな中で、政治に関心を持ち続けるのは、けっこう大変。

 で、それをいいことに、政府と与党は好きなことし放題。

 政治に目を向け続けるエネルギーの源は、現在のムチャクチャな政治への怒りでしょうか、私の場合。

 そしてそのエネルギーはたえず供給され続けている……という私たちの国の政治の酷さ、貧しさ。。
 
 怒りだけでなく、情けなさでいっぱいになることもありますね。

 たとえば「カルデロン一家を日本から追放しろ!」などとデモをした一団がいたとか。

 ちょうど5年前、イラクで人質になった日本人に対して自作自演などという言葉が投げつけられ、あげく政権からも自己責任論が飛び出してバッシングにつながったことを思い出しました。

 カルデロンさんは入管法違反ですか……

 けれど、「「犯罪フィリピン人カルデロン一家を日本から叩き出せ!」という言いぐさには、“悪法もまた法なり”のレベルとはまったく異なる他者への非寛容、性根の卑しさが見えて、おぞましい限りです。

 おまけにこのデモが、一家の娘さんが通う中学校前とその近辺で行われたというのですから、嫌がらせといじめ以外の何ものでもありませんね。

 強いものにはより強く、弱いものにはより弱く、という優しい日本人の心根はどこに行ったのでしょうか。

 
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戦争は、関わるすべての人を堕落させる

             かりん
 
        ↑ 我が家の、もう1匹の猫。
 布団を上げたこたつの上のムートンでぐっすり眠った翌朝、こうしてよくテレビを見ます。
 夢中になると、首を突き出して、目ばかりか頭までも画面の動きを追いかけるところが、とてもかわいい(と飼い主バカ)。

 朝日ニュースターで、1月2日にDemocracy Nowで放送された米国の歴史家でボストン大学名誉教授のハワード・ジン氏の講演が放映されてました。その中で印象に残った言葉。

 

 第2次大戦に従軍した彼は、戦争末期、ファシストと戦う「良い戦争」だという考えに疑問を持ち始めたようです。

 良い戦争とは「最善」どころか「良く」もなかった。戦争は、関わるすべての人々を堕落させる。
 ファシストの独裁者はたしかに悪者かもしれないが、どちらがより悪いか、というだけだ。
 自分は正しく相手が間違っていると考えることで、それ以上は考えなくなる。心理的トリックだ。

 歴史の中でとらえ直す責任がある。

 民主主義には不服従が不可欠だと教える責任がある。

 民主主義とは、仕組みではなく人々だ。

 テロリズムが信条のために無実の人を殺すことなら、戦争もテロリズムだ。
 イラク撤退だけでは駄目だ。米国は戦争を放棄する必要がある。

 ヒロイズムも考え直す。
 オバマはマケインを英雄と呼ぶが、戦争の英雄とは戦争に反対を唱えた人々だ。
 これまでの発想を捨てるべきだ。

 政府と国民の利害は一致しない、ということが見逃されてきた。

 
 等々、簡単に言えば、そんな内容の話でした。

 ネットではこちら

 明日にでも、ゆっくりとこれを読んでみます。


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自動戦闘ロボット

ごく親しい方のご主人が、肺がんで1年ちょっとの闘病の末に、昨朝亡くなりました。

 姉貴分として、よく私をお茶や食事に誘ってくれる奥さまを、いつもニコニコ見守る気配りの方でした。

 おととしの夏、夫婦でお世話になった方が喉頭がんで亡くなられ、今度は肺がん。
 お二人ともリタイア後にはきっぱりとたばこをやめられたのですが、長年の愛煙家生活が命を縮めたのかもしれません。

 親世代を見送ってからはしばらく弔事とも縁がなかったのですが、そろそろ私自身の関係でいろいろあるようになり、そんな歳になったのか、とちょっとしんみりした気分です。


 さて、ほとんどテレビを見ないので気づくのが遅れましたが、なんとCS朝日ニュースターで「デモクラシー・ナウ」が見れました。

 残念ながら葬儀等の手伝いに行くためにちらっとしか見れなかったのですが、イラク・アフガン戦争の話でびっくりしたこと。

・大統領選挙戦終盤、金融危機後、その間戦争はずっと継続していたにもかかわらず、イラク報道は2%にまで激減した。
 
・退役軍人省によると、イラク帰還兵の自殺が1日18人、PTSD・フラッシュバックに悩むもの30万人、脳損傷32万人にまでのぼる。

 等など。

 いくら訓練されたところで生身の人間にとってあまりに過酷な体験だというのは想像するのにあまりあります。

 そうしたことを避けようというのでしょうか、これはデモクラシーナウの話ではありませんが、米国はイラクに戦闘ロボットをイラク戦に投入したことがあるということです。

 ロボットの名前は“スオードSWORD”。「剣」の意味です。

 こちらの写真を見ると、兵士が背負っていますから、それほど大きなものではないようですが、実際に使用しようとしたところ全くの役立たずで、動くべき時ではないときに動き出し、標的にすべきものではないものを狙って、即、回収されたようです。
 
  ひょっとすると、10~20年、計画が遅れてしまったかもしれない、と米国防総省の担当官が言ったのが昨年2008年の4月。

 しかし、それよりも少し前の2008年2月のAFPには、「『自動戦闘ロボットが人類を脅かす日』、人工知能専門家らが予測」という記事が載ってました。
 
(その中で「大口径の機関砲を備えた戦闘用武装ロボット3台はその性能を評価され……これまでに80台以上が発注された」とされているのが、このスオードSWORDのことでしょう)。

「よりコスト効率がよく、リスクのない戦争」を求めて「できる限り早く自動戦闘ロボット」を欲しがり、「半自動型の戦闘ロボットが徐々に進化し、完全に独立した殺人マシーンになる」可能性があるという話。

 まあ、それがイラクに配備されて失敗した結果10~20年遅れたにしても、巨額に開発費が投入されるみたいですね。

 テレビ・アニメの世界が現実に繰り広げられ、殺人マシーンに人が殺される、あるいはマシーン同士が戦う……そんなことが起こることになるのか。

 それに、アニメの世界では「いいもんと悪いもん」がはっきりと区別されていて、常に善は悪に勝つ。
 でも現実の人間の世界は、単純に善と悪に分けることなど、まず不可能。
 いったい誰の判断で、善と悪が決まるのか?
 つまり、殺人マシーンに殺されて当然、というような人が存在するのか?

 そんな疑問が一気にわき出てきます。


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米軍アフガン増派と日本

アフガニスタン

  ペシャワール会のカレンダー1・2月は、アフガニスタンの人々の記憶に残る隊商の図でしょうか。

「クンドゥズ川の渡し」というタイトルがつけられています。

 古都クンドゥズはアフガニスタン北部の町。メロンの一大産地で、秋から冬にかけてメロンやブドウが街道を運ばれていったのかな、と想像しています。
 凍った道を行く商人たちの冬の出で立ちに、ちょっと興味が引かれますね。

 そんなアフガンの人々の生活を破壊したのが79年のソ連侵攻。

 それを、「あの頃のあんたは、抱き合うとメロンの香りがしたもんだ。旅行者相手のタクシーをやり始めてからはロシアのくさいガソリンと銭が臭ったものだ……いや、ごめんごめん、嘘だよ」という絵に添えられた言葉が伝えています。

 10年間の占領の末にソ連撤退。 
 
 現在、アフガン駐留米軍は約3万7000ですが、そこに3万人規模の増派を米軍幹部が求めているわけです。
 
 アメリカはキルギスタンにある空軍基地地からアフガニスタン駐留兵士のための食料や武器弾薬などを空輸してきたそうですが、キルギスタン政府がこの空軍基地の使用延長を取りやめることに決定した上に、パキスタンからアフガニスタンに通じる、主要道路にかかる橋が爆破され、パキスタンから運ばれていた軍事物資が完全にストップすることになった、とこちらでいわれています。

 田中宇さんによるとこの破壊された橋はカイバル峠道にかかるもので、駐留米軍の使う物資の7割がそこを通って運ばれていたのだそうです。
 またキルギスの基地は、毎月1万5000人の人員と500トンの物資が経由する重要中継地だったとか。

 AFPにはその峠道に連なるトラック列の写真が。
 なお、AFPではアフガン駐留米軍の約80%の物資が通過してきたと言われていますが、いずれにしても米軍補給の大半は、現代のシルクロード、アジアハイウェイの一部、この峠道を辿って行われていたわけです。
 シルクロードと言っても現在は軍需物資の補給路か、ロマンがないなあ、とつぶやいてみましたが、米国にとっては大変な事態でしょう。

 イラクを撤退して今度はアフガンだ! というオバマ外交が出鼻をくじかれたのですし。 

 手持ちの物資がどれだけもつのか、補給路を断たれた3万7000人の将兵がパニックに陥ってもおかしくない状況ですよね。
 
 キルギスだけじゃない、中央アジアにはウズベキスタン、タジキスタン、カザフスタンなんかもあるぞ、とか、今ある商業輸送インフラ網を利用することだってできるぞ、とか米国は強気でいますが。

 ちなみにアフガニスタンとキルギスタン(キルギス)の位置関係は次の通りです。


     sum3.gif

 そんな状況の下で、9日のオバマ大統領は、アフガニスタンとパキスタンの国境地域にはテロリストが自由に活動できる場所がある。軍事行動や外交、開発支援、同盟国との連携を強化 する必要がある、と語ってます。
 
 この「同盟国」の中には当然日本も入っているでしょうから、ソマリアの海賊対策に海上自衛隊を、アフガンの山賊対策には航空自衛隊を派遣する! という計画は、アソウお粗末内閣の行程にはあるはず。
(“お粗末”内閣というより“溶解”内閣かな? 自分自身はもとより、日本まで溶解させてしまいそうな)。

 で、「(アフガン一国だけでなく)地域的な対処が必要だ。パキスタンにも特使を派遣し現状の危険性を説明している」とオバマ氏は述べていますが、ことはそんなに簡単ではありません。

 つまりタリバン掃討の名目でパキスタン側にも空爆を繰り返して誤爆で民間人を殺してきた米軍に、パキスタンの人たちはずいぶん怒っています。
  そんな米軍の戦略は大統領が替わっても相変わらずだそうで、増派して7万の兵力を投入しさえすればアフガンはおとなしくなる、という見通しは違うのではないでしょうか。

 
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ハマスの再武装化阻止ならばイスラエルにも非武装を求めよ

うわっ、これはなんだ?!

 ガザでの停戦に向けて外交活動が活発化しているようですが、夜通しイスラエルの攻撃を受ける状況はこれまでにも増してひどいとか。

 上空でさく裂した爆弾が無数の雨のように地上に降り注ぐ。

 もしかしたら、これがクラスター爆弾

 この爆弾の落ちていく先には、いったいどれだけの人たちがいるのでしょうか。


 さて、このニュースから時間も経ち、今日18日には、イスラエルの発表からすれば停戦になっているはず。

 12月20日以来29日間、圧倒的な軍事力でガザを蹂躙して、勝手に、もう、やめるよ、というのもずいぶんな話ですね。

 それにしても、イスラエルとアラブ、昔からですが、なぜこうも軍事力に差があるのでしょう。

 にもかかわらずイスラエルは外からガザに武器が持ち込まれることを怒り、警戒して、

「17日の国民向けテレビ演説で一方的攻撃停止を発表したイスラエルのオルメルト首相は、大規模攻撃でハマスのメンバー多数を殺害し密輸ルートを破壊するな どして深刻な打撃を与えたとの認識を示し、ハマスの再武装を阻止するための武器密輸防止の態勢づくりで米国などと合意したことにも言及。軍事作戦の目標が 十分に達成されたと述べ、決断に至った理由を説明した」(毎日jp)

 と主張するのですが。

 昨年12月20日のイスラエル軍報道官の説明では、イスラエル南部にロケット弾2発が撃ち込まれたことから空撃を行ったということですが、いつものこうした衝突が報復合戦だとすると、ハマスのロケット弾に対してイスラエルの反撃は過剰すぎるという思いが消えません。

 イスラエルは16日、ガザ地区への武器密輸阻止に関する覚書を米国と交わして、

「米国が密輸ルートの察知・摘発に必要な装備や情報を提供するほか、エジプトなど実際に密輸監視に当たる当局の訓練を請け負う。エジプト境界の地下トンネル だけでなく、地中海や紅海、アフリカ東部での海上パトロールなども想定して、北大西洋条約機構(NATO)との連携も明示した」(毎日jp)

 とか。

 ハマスの再武装化阻止に国際社会は取り組め、ということなら、イスラエル自身の過剰武装もなんとかするべきではないでしょうか。


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不安をあおるのは政治の仕事じゃない:イスラエル、ハマス、イラン 

tom 辞書の上

 本の上のとむ丸。

「猫の高上り」とはいうものの、上から目線の、この安心しきって悠々とした態度。。でもこの猫、人一倍、というより猫一倍臆病で、イソップ物語にある、大きな木の実が落ちて地面が割れたと大騒動する臆病ウサギを連想させる猫なのです。

 で、12日の拙ブログ「イスラエル―悲しい時代錯誤」でふれた、ロンドンでのイスラエル支持派のデモでリーダーの一人が参加者たちを前に話した言葉が気になってました。

 要は、平和がやってくるのも来ないのも、すべてハマスとハマスに武器をやるやつら次第だ、という内容でした。
 実際のデモの現場でどこまで話されたのかはBBCのニュースだけではわかりませんが、どうもイスラエルではイランがハマスを支援していると考えられているようです。

 自分たちは平和を切望しているけれど、ハマスとイランが悪いのだ。ハマスとハマスを支援するイランが平和の敵だ、という見方がイスラエルでどれだけ広まっているかは不明ですが、少なくとも先のデモ指導者はそう考えているのでしょうし、デモ参加者の間ではその考えが急速に広がるでしょう。

 ハマスの攻撃とイランの核疑惑で不安に駆られるイスラエルの人たちの胸に、いかにも入り込みそうな考えです。

 でも、イランに核が存在するかどうか、確かなところは不明ですが、イスラエルが核を保有していることは確実なようです。それも150発以上とか。
 
 イスラエルの極右政党党首が「第2次世界大戦で日本に行ったのと同じように、イスラム原理主義組織ハマスと戦い続けなければならない」と語ったと伝えられています。
 ハマスの後ろ盾はイランだ、とイスラエルの人々が受けとめているとしたら、この党首の主張は暗にイランを攻撃しろ、ということになります。
 それも、アメリカが日本にしたように、イスラエルもイランに核を使え、と。

 そうした主張がたくみに人の胸にいつのまにか忍び込み、不安に覆われたイスラエル社会で次第に大きな声になる。国もリーダーたちもその声を無視できなくなる。そんな方向にイスラエルという国が進んでいってるのかもしれません。

 
 さて、100年に一度の危機だ、世界で最初にその危機から脱出させてみせる、と大見えを切ったアソウ首相。
 危機感と不安をあおるだけで危機脱出の処方箋はいかにも心もとないことがいつも笑われています。

 その一方で、自分の国に誇りをもてと耳触りのいい言葉でかざりつつ、海賊退治に自衛隊を派遣させようとするなど、着々と《いかにも》な政策は推し進めていく。
 
 もう、いい加減、笑うのも疲れましたし、自分たちの国の現状にうんざりです。
 次のステップに踏み出していただきたい。
 解散してください。


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イスラエル―悲しい時代錯誤

世界中でイスラエルのガザ攻撃に抗議するデモが行われています。

 こちらにはロンドンでのデモの写真がありますが、参加者が手にするプラカードには、虐殺を意味するgenocideやmassacreの文字が見えます。

 民間人の犠牲のあまりの大きさに、そして民間人への攻撃にも躊躇しないイスラエルに、虐殺だ、と怒っています。
 虐殺を経験した人々とその子孫が、なぜまた、今度は自らが加害者になってしまうのでしょうか。

 同じくロンドンで、観光案内でも有名なトラファルガー広場にイスラエルを支持する人たちが集まったようです。

 私たちは平和を望んでいる。私たちだって、パレスチナの子どもたちが希望を抱いて大きくなってほしい。私たちだって、パレスチナ人たちが尊厳をもって生きられるのを望んでいる。
 イスラエルを批判する人たちにはそう言おう。

 そんなことを、リーダーの一人が集まった群衆に向って語ったとか。
 イスラエル人とパレスチナ人が共に平和に暮らす日がやってくるだろう、とも。

 そういう日が来ると、ほんとうにいいのですが。6,70年前の経験がイスラエルの人々に癒しがたい傷として残っているように、パレスチナの人々の胸には今回の経験が刻み込まれるのではないかしら、と思ってしまいます。

 先のリーダーはなおも続けます。

 そんな日がやってくるのは、百年先かもしれないし、今日かもしれない。すべて、ハマスとハマスに武器をやったものたち次第だ。

 また、別のリーダーは言います。

 この2週間の出来事は、ガザの人々に対する戦争ではなく、ガザの人々を人間の盾として使っているものたちへの戦争だ。

 このイスラエル支持者のデモの前には、軍事行動は安定の強化からは程遠く、過激主義を強めてガザ地区を不安定にするだけだと警鐘を鳴らす公開書簡がオブザーバー紙に掲載され、英国で著名なユダヤ教の指導者や大学人、政治家などがそれを支持したそうです。

 ロケット弾の脅威に触れながらも、ただ話し合いだけがイスラエルとガザ地区双方の長期にわたる安定を確保することができる、と訴えているのだとか。

 あの「非ユダヤ的ユダヤ人」ドイッチャーが生きていたなら同じことを言っただろうな、と、思わず彼の言葉を思い出します。

 私は民族国家が崩壊しつつある今日、世界がユダヤ人を一つの民族国家に追い込んだこと自体を、新しいユ ダヤ人の悲劇と考える。何世紀もの間、西欧諸国の進歩と発展は、民族国家の形成と成長に結びつけられてきた。ユダヤ人はこうした運動とは何の関連も持た ず、何の利益も受けず、その宗教的な信仰の中に閉じ込められてきた。一方西欧では宗教中心の思想は民族国家への忠誠に置き換えられ、人々は自分の心の置き 場を教会ではなく、国家の中に見出した。さらに今や人々は新しい心の置き場を超国家的な社会の中に見出しうるようになってきたこの次元に及んで、ユダヤ人 はいまその国民と国家をイスラエル国家に見出したのである。何という悲しい時代錯誤であろう。
 

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