エコ冊子を配り、反エコ政策を続ける不思議


おお、と思わず感嘆の声をあげたこの絵本。

       川合玉堂     

 この情緒豊かな美しい絵は川合玉堂、1954年の作「屋根草を刈る」だそうです。
 なぜか無性になつかしい、今ではものがたりになってしまったような世界。

 実はこれ、環境省が発行したパンフレットです。

      表紙
  
       ↑ これが表紙。

 開けてみると、めくるめくような別世界が広がります。                                 
    くじら1くじら10001


      チョウ棚田ホッキョクグマ

 ねっ。

 『いのちは支えあう』がタイトル。
 副題は『第3次 生物多様性国家戦略』。


 1992年5月 生物の多様性に関する条約を採択
 1995年10月 「生物多様性国家戦略」の決定
 2002年3月 「新・生物多様性国家戦略」の決定

 そして、

 2007年11月27日「第3次生物多様性国家戦略」閣議決定

 東京
   「100年後の国土のイメージ」として「都市地域」では、「森のような大規模な緑地が広がり、幼い子供たちが土の上で遊び、身近に生きものとふれあえる空間が点在している。人々は生物多様性に配慮した商品を積極的に購入し、持続可能な消費行動が定着している」と、なんだかこそばゆいような言葉が、明治神宮の広大な森の写真に添えられています。

 さらに、「今なすべき」こととして、生物多様性を社会に浸透させる、地域における人と自然の関係を再構築する、森・里・川・海も繋がりを確保する、地球規模の視野を持って行動する、と4つの目標を掲げているのです。

 100年後の日本が、世界が、ほんとうにこの冊子にあるような世界になっていたらいいのですが。。
 
 で、今日のゲンダイネットでは、

福田首相はサミットを前に、口にするのは浮世離れした「環境(エコ)問題」ばかり。経済や景気のケの字も言わない。 200年後の地球のことより、目先の景気や世相への対策が一国の総理のやるべきことではないのか。「エコ」のことしか頭にない首相が居座り続ける限り、景 気はドンドン悪くなり、国民生活もボロボロになる。

 と笑われているのを、首相はご存じでしょうか。

 この冊子、今年の3月に印刷されたばかり。

 立派な紙に印刷されてます。「古紙パルプ70%以上」の再生紙を使用しているとありますが、古紙70%で、こんないい紙ができあがるのだろうか? という疑問はさておき、川合玉堂の絵も自然の写真もすばらしいものばかり(欲を言えば、黒っぽい写真が多い気がする)。

 いったい誰がこんなパンフレットを見るのかな? そもそもどこかに配布されたわけではないらしい。希望すればもらえるようです。

 また、大枚はたいて、どこかの企業に丸投げしたんだろうな。

 これでまた億単位で税金が使われたのかも。

 と、100年後の日本はほうっておき、たちまち現実に引き戻されてしまった、なんとも貧乏性の私です。 

 せっかくですから、みなさんもぜひ、この環境絵本を手に入れてください。

 申込先は以下でいいと思います。他のイメージ同様に、クリックして大きくして見てください。無料で送付される、という話しです。

        環境省

 で、100年後の安心もいいけれど、現在の心配に取り組んでください。福田さん。

 それに、イラクで米軍等の輸送のお手伝いをして「憲法9条1項に違反する活動を含んでいる」と判断された空自、インド洋で米軍等の艦船に給油する活動を再開して4か月近くになる海自。こうしたものすべて、反エコ活動ですよ。
        
 その上、アフガニスタンに派遣なんて。

 町村信孝官房長官は13日、「また新たな国連決議が出るかもしれない。今の時点で単純に国連決議の期限が12月末で切れるから(空自の活動も)終わりだという議論は単純化されすぎた議論だ」と述べていますが、閣議でそういう話しになったのでしょうかね。

 辺野古や岩国の基地の問題だって。

 いったいいつになったら、日本政府のこの反エコ活動推進政策は方向転換するのでしょうか。
 
 ブッシュ・ジュニアが、イラク戦争のことなんか、ぜ〜んぜん後悔してないよ、といってる間はだめなんでしょうか。


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 7月12日の築地市場移転反対デモが盛り上がってほしい。

 こんな風だったらいいなあ。こんなのもあるけれど、子どもも参加できる様に準備が進められています。デモ当日は、プラカードなど持ち寄って楽しく参加しましょう、とのことです。
 
   
 

原油高騰に、ほんとうに対策はないのですか?

家人のもってきたガソリン代の領収書を見て、目をむきそうになりました。
 小型普通車に34.3L入れて消費税込みで5,551円。市内でも一番の安売り店、1Lあたり153.7円でこれです。

 ニュースでいわれている170円だったら……離島のように200円だったら……。

 去年はずっと1回給油するたび4千円以上を払ってきて、今年4月の暫定税率失効時には久しぶりに3千円代。そして、昨日、わが家では初めて5千円台に突入。

 ここのところ叔父夫婦の入院先と自宅へ通うことが多かったのでガソリンがもたなかったし。2人の病院は、特に叔母の病院は不便なところにあるし。車で4、50分はかかるし。
 それに叔母の入院先と叔父の自宅へ通うのはまだまだ続きそうだし……とため息が出そうです。

 いやいや、ため息と同時に怒りもこみ上げてきます。

 私は自民党の道路族、二階某とか古賀某とか、国交省のお役人とか公明党大臣とかを養うために車に乗ってるんじゃないんだぞ! と、心のうちでわめいてます。
 5月の暫定税率復活で、庶民のささやかな抵抗、買いだめも焼け石に水でした。

 この7、8日には青森県でエネルギー大臣会合が開かれ、G8+中国・インド・韓国が参加するそうです。これを前にした甘利経産相の考えは、2日の産経新聞等のインタビューで示されたとか。

 ……原油高騰ついて、「今の価格は異常との認識を参加国で共有したい」と述べ、共同声明である「青森宣言」に盛り込む考えを示した。

 甘利経産相は「原油の需給バランスを 改善する方策をさまざまな角度から話し合いたい」と強調。省エネや代替エネルギーの利用増進策、高効率の太陽光発電などの技術開発について協力の枠組みを つくる考えを示した。ただ、原油の高騰要因となっている投機資金の規制については「強制措置は極めて難しい」と語った。

……

 

 甘利経産相は「これからも省エネと代替エネルギーの開発を徹底的にやることが大事だ」と語ったらしいのですが、原油高騰から来るガソリン等の高値には打つ手がない、と言ってるみたいです。


 打つ手はあるんです。まずは定税率を撤廃すればいいのではないですか。
 4月に再可決して暫定税率を復活させたときに原油価格の高騰は予想されていたわけですから、再可決に賛成した自民・公明の与党議員たちにとって、自らの懐は大して痛まないし、今のガソリン価格高騰はどうでもいい、と思っているのでしょうか。。


 やっぱりあの時暫定税率を復活させたのはおかしかったですよ。


 原油価格高騰に即効策はない、とか、代替エネルギー・新エネルギーの開発とか、表現は違いこそすれ日米の政府高官の見解は同じようなものですね。日本の経産相は「異常だ」と言い、米国の財務長官は「不愉快だ」と述べているところも。
(ボールソン米財務長官の話しについてはこちら)。


 ただ、米国は「投機的資金による影響は限定的」と説明するのに対して、日本はエネルギー白書で「高騰する原油価格の3分の1以上が投機資金や地政学リスクといった需給以外の要因によるものだ」と説明しています。


 「地政学的リスク」とは白書によると、米国同時多発テロ、イラク戦争開始、サウジアラビアの石油施設にテロ攻撃、イラン核開発疑惑、イスラエルとヒズボラとの間の紛争勃発等がその代表らしいのですが、けっさくなのはベネズエラ・チャベス大統領就任やベネズエラ石油労働者ストライキもそこに加えられていること。


 大半は米国が絡んでいることばかりですね。

 それにしても原油高騰にほんとうに打つ手はないのでしょうか?


 こんなにひどい原油価格高騰があっても、日本政府は、まじめにヘッジファンドの規制に取り組もうとしません。昨年のハイリゲンダム・サミットでは、議長国のドイツが投機規制を主張しました。しかし、日本政府はアメリカとともに規制に反対しています。
  昨年十二月二十一日の経済産業委員会で、私は「原油高騰で一番被害を受けている日本が率先して、投機規制の国際協調の枠組みづくりをすべきだ」と、政府の 姿勢をただしました。しかし、甘利明経産相は「原油高騰の主因はヘッジファンドの投機にある」と認めながら、「(市場に)直接手を突っ込むことは自由主義 経済の原則論をまげかねない」と規制には消極的です。

                                                                                              
 と語るのは、衆議院議員の吉井英勝氏(共産)。

   

  政府は、石油の精製業者や元売業者に価格などを指導できる石油業法を二〇〇一年六月に規制緩和の一つとして廃止しましたが、現行法でも、できる施策はあります。
 一つは石油備蓄法です。政府は必要な場合、石油を放出するということもできますし、価格調査をやって公表することにより、世論の力で利益を還元させることができます。大手石油元売り六社は、この三年半だけでおよそ二兆六千億円もの利益をあげているのです。
 もう一つは税制で、石油諸税の引き下げがあります。たとえば、揮発油税の暫定税率の上乗せ分を原油高騰がおさまるまでゼロにすることで、緊急の減税対策をとることもできます。

 
 と吉井氏は説明。
                                                                                                                          
 
 エネルギー白書は原油高騰のさまざまな要因を分析していますが、投機マネーの原油先物取引市場への流入について次のように説明しています。

  

以上のように、世界の金融市場において最大の市場は株式市場と債券市場で、いずれの市場とも数千兆円の規模を有しています。これらの市場に比較すると、原油先物市場の規模は約15兆円と相対的に小さく、株式および債券市場からの資金の流入は原油価格に大きな影響を及ぼすことになります。原油先物市場が投資のポートフォリオのなかで商品先物への投資対象の一つとして重要な位置を占めていく中で、金融市場との関係が今後ますます強くなっていくことが予想されます。
 
                                                                                                                          
     原油価格が金融市場と連動していく現象は、今後も強くなりこそすれ弱まることはない、ということでしょうか。
 

 それならばなおさら、国際的にも国内的にも、すべきことはいろいろあるのではないですか。


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薔薇が咲いた

                 ばら

 今年初めて咲いたわが家の“ブルグント88”。この名から、おそらく88年に作出されたものだろうと推測しています。
 この花を見るたび、1,500年以上も昔、ヨーロッパの荒野を駆けめぐるゲルマン民族の一派を思い出します。


 同時に、リルケの墓碑銘にある言葉をそっと口にしたくなります。


 ばらよ、おおきよらかな矛盾、
 あまたの瞼の下で、だれの眠りでもないというよろこびよ、

 
 今日もまた、ちょっと政治以外で遊んで。
 いっそ、政治系から趣味系に移ろうかしら、と思ってしまいそうな今日この頃です。(冗談)


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グールドと漱石。グールドと『草枕』

何気なくのぞいたFACTA編集長阿倍重夫さんのブログ。29日のエントリーは「1957年のグールド」でした。
 
 グレン・グールド……絶頂期の31歳でステージを去り、その後はレコーディング・スタジオにこもっての音楽活動に専念した伝説のピアニスト。82年に50歳で亡くなっています。

 たまには政治の話題を離れて、今日はグールドのことを思い出そう。

 グールドには15,000冊の蔵書がありましたが、最後の最後まで手元に置いて読み返したのはたった2冊でした。
 1冊は聖書。

 あとの1冊は、あの漱石の『草枕』だった、ってご存じですか?
 カナダ、オタワの国立図書館にあるグレン・グールド・アーカイヴには、彼が書き込みをした『草枕』が今も保存されているということです。

 グールドと漱石。グールドと『草枕』。

 意外や意外の組み合わせ。
 でも、漱石も『草枕』も知っている私たちには、何となく分かる気もします。

 35歳の時、グールドは列車の中で知り合ったひとりの科学者に教えられて『草枕』と出会ったそうです。話が弾み気をよくしたグールドは、この化学を教える大学教授に自身のレコードを送り、教授は帰宅して『草枕』を送ったのだとか。

 それから15年間、グールドは『草枕』を愛読し、計4冊を所持していたといいます。そのうち2冊は、どういうわけか日本語で書かれたものなのだとか。

 グールドの蔵書には『草枕』以外には『それから』『道草』『吾輩は猫である』『こころ』『三四郎』『行人』等がありました。

 さらにグールドは、ラジオ番組のために『草枕』の第1章を朗読したテープも残しているとのこと。

 そういえば、何がなんだかよく分からずに読んだ『草枕』の第1章で、高校生の私は「陶淵明」の名を知りました。

 採菊東籬下  (菊を採る東籬のもと)
 悠然見南山  (悠然として南山を見る)
 
 の詩があげられて、たしか垣根の向こうに隣の娘が顔を覗かせているわけでもない、と非人情の世界を語るところが何だかとてもおかしかったのを覚えています。

 後日漢文で陶淵明の詩をさらに知り、中国の詩人の中で一番好きになりました。
 漱石が『草枕』の中で上げたもうひとりの中国の詩人が王維でした。

 李白でも杜甫でも白居易でもない、唐の詩人の中では、私は王維が一番好き。それでいつか中国の友人に王維の詩の読み方を教わりましたが……今は霧の彼方です。

「王維」という名の読み方だけは覚えています。ちょうど、英語の“one way” と発音が似ていました。

 ああ、そんなことをつらつら考えていると、無性に『ゴールドベルク変奏曲』が聴きたくなりました。今日FMでチラッと耳にした日本人横山幸雄さんのも良かったです。

 あまりに情けない私たちの国の政治。
 時にはそんなもの放り出して、しばし違った世界で遊びたいですよ。


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燃料高騰で、フランスの漁師は抗議、日本は休業

こんな味、誰も知らないのじゃないか、と悦に入っています。 ↓ う〜ん、美味しい!

                 金柑ドレ
 
 金柑ドレッシングですが、金柑を刻んだところにかぼす果汁とおろしタマネギを入れてます。金柑もかぼすもタマネギも、すべてわが家の庭でできたもの。
 金柑は落果するぎりぎりまで置いていたのでとても甘くて、かぼすの酸っぱさがまったく気になりません。
 このドレッシング、野菜から肉、魚、どれでもOK。それに塩も油も使ってないで、とてもヘルシー。

 今日のお昼は、↓ この自家製天然酵母の焼きたてパンとカワハギのムニエル、たっぷり野菜添えでした。

      パンS

 この中には金柑の甘煮を刻んだものが入ってます。

 レストラン並みかそれ以上の昼食メニューでしょ? 

 というわけで、今日も大満足のわが家の食事ですが、ちっとも美味しくなくて、満足にはほど遠いのが、日本の政治。他の国のことはよく知りませんが。

 気になったことの一つが、橋下府知事の資金集めパーティ

 最大 2000人を収容できる会場で、会費は1万円。企業や団体にはパーティー券を販売しない。
「企業や団体からは政治資金を一切受け付けない」と2月府議会で明 言。パーティー券の販売は個人に限るらしい。

 こういうとき企業ってどうするのかしら?
 ほとんど企業経験なしの私ですが、想像のつくこと。

 従業員が個人名で買えば問題ないんでしょ? ということで対処されるのかな。もちろん、パーティ券代は企業のどこぞから出すだけの話しだろう、と思うのですが、どうなんでしょう?

 それに今日はこんなニュースがありましたね。

 漁船の燃料費が高騰していることに反発してフランスで始まった漁業者の抗議行動が隣国スペインのほかイタリアやポルトガルなどにも広がる見通しだ、という話し。

フランスでは、今月に入って、大西洋沿岸の各地で漁船の燃料費が高騰していることに反発して漁業者が操業を 中止しているほか、港近くにある石油精製所に通じる道路などを封鎖しています。フランスのサルコジ大統領は、燃料費を補てんするため日本円で500億円を 超える補助金を約束しましたが、漁業者は十分ではないとして抗議行動を続けており、事態沈静化の見通しは立っていません。

 ……

フランス、スペイン に続いて、30日からはイタリアやポルトガルの漁業者も抗議行動に加わる予定で、各国政府は対策を迫られることになりそうです。

(29日NHKニュース)

    

 さしものサルコジさんも、「原油高による税収増をこの先も放っておいてよいのか」と述べて、石油価格に応じてVAT(付加価値税)の税率に上限を設けたり、税収の増加分を積み立てる特別基金をつくったりして消費者の負担を軽くする考えを明らかにしています。

 

 このBBCの記事からするとフランスの付加価値税はほぼ20%で、1バレルあたり130ドルの原油価格は82ユーロにあたるそうですから、フランスの消費者は1バレルあたり約2,689.6円の税を払っていることになります。
 1バーレルはおよそ159Lなので、1バレル130ドルの原油価格では1Lあたり約16.9円の付加価値税、ということになりますね。
 高い、といわれるフランスのガソリン代ですが、税から見ると日本の何分の一かです。


 原油の高騰で漁船の燃料となるディーゼルの価格が半年前に比べ倍近くに上がって怒ったフランスの漁師さんたちの様子は、BBCのここで見られます。


1.パリでは機動隊と衝突。 

2.組合と政府の交渉が行われている農業省近くでは火の手が上がる。 

 

3.港がいくつか封鎖されたため、イギリスとの間のフェリーの往来が止まる。 


4.漁師さんたちは政府に補助金をもっとよこせ、と主張。
 これに対して政府はEUに承認を求めている、と返答。

 

5.漁師さんたちにとって、そんな悠長なこと言ってられるか、というところ。

  

6.抗議活動は先週フランス西海岸で始まり、それから北部に広がったそうです。


 う〜ん、すごいですね。

 

 自ら要求しないと政府は動かない! と自覚しているのでしょうね。


 一方私たちの国でも漁船に使う燃料の価格がこの2年で2倍に跳ね上がったという燃料価格高騰は同じです。おまけに、漁に出ても、取れる魚は年々減少するという「ダブルパンチ」だそうです。

 

 それで「原油高でマグロ初の休漁 小売価格上昇は必至」ということになったようです。↓ 以下に記事の一部抜粋。

 

 ……
 
遠洋マグロ漁業の業界団体「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」(日かつ漁協、東京都江東区)は、マグロはえ縄漁の一部を休漁する方向を検討している。他 の組合にも呼びかけ、国内で操業するはえ縄漁船約380隻のうち、約2割が数ヶ月間にわたって休漁する方向で調整を進めている。休漁の対象は、太平洋やイ ンド洋で「大衆マグロ」と呼ばれるメバチやキハダを獲る漁船になる見通しで、クロマグロなどの「高級マグロ」は対象から外れる模様。日本の遠洋マグロ漁 で、組織的に休漁を行うのは初めて。

……

 
                                                                                          
 
 漁に出れば出るほど、赤字が広がる。船が1日操業すると約10万円の赤字で、遠洋漁業の場合は一度漁に出ると300日〜500日はかかるため、1回の漁で3000万〜5000万の赤字を抱えることになるのだそうです。

 


 組合長は、コストアップを価格に転嫁できないことで、業界が苦しい状況に追い込まれていると訴えてます。

 もう黙っていられません。今のやり方では、事業が成り立たなくなってしまう。今回の休漁措置で市場への供給量をしぼり、価格に反映させることを目指しま す。本来ならば『適正価格』というものがあるはずで、その水準まで戻したいです。『再生産』できる仕組みが重要だと思います。

 
   
 フランスと日本のこの差。。。


 日本の漁師さんはやさしいな、とかいう問題じゃなくて……日本の場合、政府はまるで知らぬ存ぜぬ、のような立場にいるみたい。
 安心して漁業に従事いていられるための仕組みが違うのでしょうが、フランスの、漁師代表と政府が話し合うところがいいですね。


 日本はただ市場に任せるだけなのでしょうか。


 昨年の参院選時、よく買い出しに行く漁港の市場の壁には、安倍シンゾー氏と一緒に漁業組合長が仲良く自民党のポスターにおさまってました。
 ははあ、そういう関係か、とあらためて思い知りましたが、マグロに限らず消費者の食卓を保障する意味でも、燃料高騰問題について政府はなにかすべきではないでしょうか。
 とはいっても、まったく逆のことをしたのが日本の政府ですよね。



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米国は、いくらで日本製ガソリンを買っているのかしら? 

昨日のエントリー「日本製ガソリン、お安くしときます??」で、日本製ガソリンがアメリカに輸出されることに疑問を持ったことを書いたわけですが、やはり気になるのでちょっと調べていきますと、はなゆーさんの5月15日のエントリーに行き当たりました。

 そのコメント欄でゴンベイさんが、アメリカの製油所が劣っている重質油の精製能力に日本が長けているので輸出するに過ぎないようなことをいわれてました。

 なるほど、と思いながらも重油という言葉は知っていても「重質油」という言葉は初めて知りましたし、よく分からないのでなるべく初心者向けのページをいろいろ探ってみますと、まあ、いろいろとありました。

 こちらBIGLOBE何でも相談室では、ガソリン輸出国としての日本の状態について説明も。

 この中で、

*現在の日本の石油製品は世界中の基準を上回るレベルであり、需給関係で逼迫したどの地域でも販売する事が出来るため、去年のカタリーナ被害が発生した時などに輸出が行われています。


*重質油は精製すると重油が多くとれ、軽質油はガソリンが多く取れます。
アメリカでは需要の多くはガソリンなので、軽質油を多く用い、日本の需要は産業に使用する重油の方が多いので、重質油を用いる事が多いです。

どちらの原油を用いたにせよ、その国の需要の比率にあった比率で精製できる訳ではありませんので、必ず何かしらの精製油が、その国で余る事になります。

そのだぶついた分が輸出される事は、どこの国でも起こります。


*日本のガソリンは、恒常的に輸入するには高すぎます。ただし日本の大手元売には常に多量のガソリンがありますし、多くのタンカーを抱えてますので、いつでもスポット的に傭船することができます。

 

 等々の説明が私には分かりました。

 たしかにこれまでも輸出はありました。

 経済産業省のサイトから2006(平成18)年の石油に関する統計を見ると、90・91ページに輸出先が載ってます。
 アジアでは韓国、台湾、シンガポール、フィリピン、インド ネシア、米国、オーストラリア、それに米軍等が輸出先のようですが、アジア諸国、特にフィリピン、インドネシアは微々たるものですね。やはり日本製は高くてなかなか買えないのでしょう。
 

 米国については、2006年度で222,426kl。これとは別に、米軍向けに56,053kl。
 現在日本の年間ガソリン消費量は6,000万klですから、米軍向けを除くと、わが国の年間消費量の約0.37%ほどが米国に輸出されていたことになります。 ではもともとそれだけの輸出量があるのに、なぜ、今わざわざ日米石油製品貿易協議会が開催されるのか、という疑問が残ります……疑り深いですね、私も。


 日本政府が米国と一緒になってやることって、つい疑惑の目で見てしまいます。
 単に輸出量を増やす、というだけの問題なのでしょうかね?
 高価な日本製ガソリンをどのように米国が買うのか、ちょっと興味が湧いてきました。 


 そもそもこの協議会、日米石油製品貿易協議会 : ラウンドテーブル 開催及び結果の概要について」によると、1月24日のダボス会議で、甘利経済産業大臣と米国ボドマンエネルギー長官の間で約束されたようです。
記録的原油高に際し、消費国である両国が協調して行う取り組みの一環」だそうです。


 ちなみに、5月15日の会合に出席した企業と政府機関は、


 日本側; 

 新日本石油、出光興産、昭和シェル、ジャパンエナジー、コスモ石油。東燃ゼネラル、太陽石油、九州石油、富士石油、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、 経済産業省資源エネルギー庁、在米日本大使館、サンフランシスコ総領事館、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構、(財)石油産業活性化センター、(財)日本エネルギー経済研究所、石油連盟

 米国側;  

 BP(以前ブリティッシュ・ペトロリアム英国石油会社という名であった。BPジャパンはこちら)、シェブロン、コノコフィリッピスエクソンモビルホリー・コーポレーションテソロ・コーポレーションバレロ・エネルギー・コーポレーションメリルリンチ

 米国エネルギー省(DOE)、エネルギー情報局(EIA)、カリフォルニア・エネルギー委員会、カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)業務部、ハワイ自然エネルギー協会、HPマネージメント、ヘイコック・ペトロリアム、カリフォルニア環境保護局州務長官オフィス、米国環境保護局 地域支部9Western States Petroleum Association (「西部諸州石油連盟」とでも訳すのでしょうか。西部の石油関連会社の事業団体で エネルギー供給の混乱を緩和するために精製、貯蔵、パイプラインに関する規制やインフ.ラの見直し、許認可手続きの改善を検討しています)、ファクト・グローバル・エネルギー、米国エネルギー協会


 今回の輸出は米国でも西海岸向けらしいですから、カリフォルニアの関係部局が出席しているのでしょう。
 なんでもカリフォルニアは米国でも最も厳しい環境基準で規制している(「石油とエコ」より)とのことです。


 米国側は石油関係業界以外にもコンサルタント企業も参加しています。
 それに証券会社のメリルリンチまで参加しているのは、どうしてなんでしょうか。
 で、こうして調べていっても、やっぱり私の疑問は氷解しないのです。

 

 米国は、いったい、いくらで日本製ガソリンを買っているのかしら? 

 まあ、しつこいですが、値段にうるさい主婦の素朴な疑問です。


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小林多喜二やマルクスを求める時代

小林多喜二の『蟹工船』が日雇い派遣などで働く若者たちに受け入れられて読まれている、と聞いたのはちょっと前ですが、同時にマルクスを読む人も増えてきているのだそうです。

 中・高校時代はかなり読書に耽りましたが、私にとって小林多喜二の名も『蟹工船』も文化史上の言葉でしたし、周囲で読んだ、という話しはまず聞きませんでした。     

 マルクスの著したものも、断片的に知っているだけで読んだことはありません。
 イメージ的にはマルクスよりもウェーバーの方に惹かれましたが、ウェーバーも、妻マリアンヌによる伝記に加えてプラスアルファ的になにかを読んだぐらい、という少々情けない状態。

 まあ、それでも5年ほど前ロンドンに行った折りに、やじうま根性でマルクスのお墓に詣でてまいりました。
 1889年11月9日のベルリンの壁崩壊後相次いだ東欧諸国の共産党政権崩壊の余韻か、当時はマルクスの名を口にするのもはばかれるような雰囲気でしたね。

 いや、やっぱり哲学者としてのマルクスはすごいと思うよ、と同行者を説いて、友人たち3人と地下鉄の駅を降り、人に道を尋ねながら、緑の芝生に囲まれた静かな住宅地の横をひたすら上ってハイゲート・セメタリーを目指したものです。

        中世風の館1.JPG S

 まるでロビン・フッドが弓を手にして出てくるような館の前を通り、左手の道をずっと行きますが、途中はもっと坂になってます。

 セメタリーの入り口には長〜い灰色・ダブルブレストの墓守コスチューム姿で男性がひとり控えて、入園料をとっていたような記憶がうっすら。マルクスに関するCDまで売られてました。

 私たちの前を行く男女3人連れは花を手にしていて、どちらへ向かうのかと思っていたら同じ目的地でした。供えられている花束はその人たちが持ってきたもの。
 グローバリズムに浸蝕されることがまだそれほど表沙汰になっていなかった日本では、当時マルクスの名を出すのも、ましてや業績等に言及するのも馬鹿にされるような雰囲気でしたから、地元民と思しき人たちが花を手にしてお参りしている姿を見て、あくまでも野次馬に過ぎない私でも、なぜかほっとしました。


           マルクス 墓

 隣の小さなお墓は、たしかマルクス自身の子どもの、それも男の子のものではなかったかしら。

 マルクスと言えば大英博物館。正確に言えば、大英博物館のリーディング・ルーム。下の写真はよくマルクスが座っていたという場所。
 青の革張りデスク・トップが、とても作業しやすそうでした。

     大英博物館 リーディングルーム3.JPG S
 
 コイズミ以来、痛みを押しつけられるのは自分たち庶民だけだ、と国民の多数が気づき、読む人も増えてきたとは、きっとあの世のマルクスさんも苦笑いでしょうね。

 あまりの経済放任は社会的な格差を助長・拡大させるため、世の中の矛盾が弱者へのしわ寄せとなって表れる資本主義経済に社会福祉の考えを取り入れて政治を行うのは当たり前のことだ、という感覚は、戦後の日本社会一般に広く受け入れられていたと思います。

 それが、格差があっていい、いくらあってもいい、格差をなくしたら共産主義になってしまう、という日本会議の考えを大声で主張する人を目の当たりにしたときの驚きといったらありませんでした。
 はあ、そういう理屈になるのか?! と思わず脱力。

 あまりの格差に異議を唱えることが即共産主義だ、という極端から極端に走る思考回路を受け入れる頭の中はどうなっているのだろうか、と不思議に思ったことでした。

 そういえば、新自由主義は新植民地主義、と喝破したナオミ・クラインさんの論と併せて考えれば、時代が一気に100年も200年も前に飛んでいってしまいそう。

 そこから私たちはまたやり直さなければならないとしたら……大変な時代だ、と今更ながらに思います。

   
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やっぱり高齢者にはサポートが必要です

以前からことあるときには世話をしている夫の叔父夫婦ですが、昨年末から入院している叔母に加えて叔父までも入院・手術の羽目になり、なんだかんだと、このところ週の半分はその2人の世話に明け暮れています。

 住まいは車で40分ほどの所にありますが、2人の入院先は別々です。来月にはふたりとも退院予定ですが、さて、どこまでヘルパーさんの助けを借りながら自立して生活していけるか、まだ見当もつきません。
 叔母はリウマチで20年近く寝たり起きたりの生活でしたが、そんな不自由な身体を押して、これまでもよく自分たちだけで暮らしてきたものだと感心します。

 84歳の叔父ですが、ネットで囲碁と株取引をするのが日課になっていて、パソコンを始めたのが7年前の、それこそ後期高齢者グループで括られるようになってからです。
 まあ、叔父自身は一本指でキーボードをちょこっと扱い、あとはクリックで、何かあったときには夜中でも私がかけつけますからやっていられるわけです。

 先日も憧れの光ファイバーをやっと自宅に引けて大満足の叔父でしたが、IP電話の工事も含めて私の立ち会いが必要でしたし、工事後の設定はもちろん私任せです。

 それに夫婦の病院通いは今でも叔父の運転する車を使ってきました。
 この春の高齢者講習も無事クリアしてしまったのが良かったのか悪かったのか……私たちは90%悪かったと思っているのですが、本人はまだまだ免許証を手離したがりません。。。

 そんな元気な叔父でも、さすがに最近は衰えが目立ちます。
 いろいろな手続も面倒くさがるようになりました。不自由な身体で病院のベッドで横になりながらも頭ははっきりしている叔母は、やっぱり歳よ、といいます。

 今日、それぞれの入院先へ見舞いに行きながら自宅の方に立ち寄ると、玄関のドアの下から水がごんごん出てきて道まで水浸し。慌てて家にはいると、洗面所の給水菅から水がどんどん流れ出ています。元栓を閉めてあらためて洗面所へ見に行きますと、全自動洗濯機に引いた水道管のジョイント部分が外れてます……どうやら叔父の素人工事の結果のようでした。

 とにかくこうして年寄りが入院していると、思いもしなかったようなことにいろいろ出くわします。

 数日前は、叔母のコルセットを作り直して貰う交渉には夫が出向かなければなりませんでしたし、光ファイバーを引く前に契約をしていたプロバイダに機器を返却したり、さらにそのプロバイダの前のプロバイダへ退会連絡をしたりするのも、私の役目でした。

 そう、叔父は、もう1年半、用もない、というか用も終わったプロバイダに退会連絡もせず、ずっと銀行引き落としで接続もしていないのに接続料を払っていたのでした。あれだけ私が退会手続きをとりなさい、と言っていたのに、と言っても始まらない、そんな状態です。
 
 笑い話のようなこともいろいろとあります。

 で、つくづく思うこと。

 年寄りにはやっぱりサポートが要る、ということです。

 これは若い人には想像もできないくらい、日常生活の些細なことから、さらには相手のいる社会的なことまで、実にさまざまです。

 もちろん人の能力は次第次第に衰えていくものなのでしょうが、その人自身にとっては、自分は自分でも、まさに“未知の世界”といえるような領域に日々足を踏み入れていくわけですから、判断力も実行力もどこまであるのか、本人にも分かりません。

 傍で見ているものも、それなりの問題場面に遭遇して、やっと気づきます。そして慌てたり、納得したり。
 納得したといっても、それは相手の衰えを理解したということだけで、問題に対処しなければならない、と気がつくに過ぎません。

 ときどき年配者の孤独死のニュースを聞きますが、おそらく“死する”以前に、いろんなことで困ったこと、自分だけでは対処できないことがたくさん起こっていたのではないでしょうか。

 なんでそんなことができないの? と若い人は思うかもしれませんが、歳をとると、やっぱりできないことが年々増えてくるです。

 そんな状況になるのが何歳なのか個人差は大きいでしょうが、確実に巡ってくるに違いありません。

 年金制度の不安定さは大きな不安要因ですが、実際の年寄りの生活を見ていると、お金だけで解決できないことがたくさんあります。もちろん、お金で解決することも多いのですが。

 こうしたサポートを社会全体で担っていくのにはどうすればいいのか、真剣に考えていかなければならない時代なのだ、と思ってます。


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おかしなこと、ふしぎなこと  成田空港とか“思いやり”発揮賠償とか

今日のNHKニュースで、ひさしぶりに成田空港が話題の一つに上がってましたね。

 ……

成田空港は、農地を守ろうとする空港反対派との激しい対立の中、30年前の昭和53年5月20日に開港しま した。38の国と地域から乗り入れ年間の国際線の利用者数はおよそ3400万人とアジアでは香港の空港に次いで2番目です。周辺の各国ではこの10年間、 中国の上海や韓国のインチョン、それにタイのバンコクに成田を上回る規模の巨大空港が相次いで新たに建設され、北京や香港の空港も規模を拡大しています。 成田空港も反対派の住民の土地を避ける形で2本目の滑走路を延長し、再来年には発着回数を10%増やす計画で、現在40か国から寄せられている乗り入れの 要望に応えようとしています。しかし地元の経済界は東アジアの拠点としての国際的な競争力を確保するために発着回数をさらに増やしてほしいと要望していま す。アジア各国との競争が激しくなるなかで、利用する飛行機の増加に伴う地域の騒音対策などに向き合いながら規模の拡大をどう進めるかが日本の空の玄関、 成田空港の課題となっています。

                                                                                          

 だいたいが、上海、インチョン、バンコク等の巨大空港が竣工した時点で、東アジアの拠点空港としての成田の地位が危なくなるのではないか、と言われてました。


 本当のところはどうなのか、また拠点空港を国内に持つのにはどんな利点があるのか、よく分かりませんので、興味のある方はこちらが参考になるかもしれません。


 で、そもそも明治憲法下での“天皇の官僚”が、上から強権的に、やりたいようにこの国をこね上げ練り上げてきた、その習いに従って、戦後荒れ地を開拓して農地としてきた住民の頭越しに国際空港を建設することに決まったあたりから、政府と反対派との関係がこじれにこじれてきたわけですが、同様の対立はいまでも沖縄の基地建設に表れていますね。


 いつになったら私たちの国は“天皇の官僚”-体制〜意識から抜け出すことができるのか、いい加減に民主主義を学習してくれ〜っ、と叫びたくなります。


 そして今日の話題はもうひとつ。

 米国兵にレイプされたオーストラリア女性に、日本政府が当の米兵に変わって賠償するというもの。


 ……

この事件は、平成14年4月、神奈川県横須賀市でアメリカ兵に暴行を受けたとオーストラリア人女性が被害を訴えていたもので、刑事手続きでは不起訴となり ましたが、その後、民事裁判で被害が認められ、アメリカ兵に300万円の支払い命令が出されました。ところが、この裁判中にアメリカ兵は帰国し、支払いは 行われませんでした。日米地位協定では、アメリカ兵が公務以外で賠償義務が生じた場合、本人に支払い能力がなければアメリカ政府が慰謝料を支払うことに なっています。しかし、アメリカ国内の法律の規定では支払いの期限は事件発生から2年以内となっていて、支払い命令が出た段階でこの期限が過ぎており、 オーストラリア人女性への賠償が行われない状態が続いていました。


 ……
                                                                                     

                                                                                   

 で、こうした日米地位協定で救済されないいわば、「隙間」ケースに限って、誠意を尽くそう、ということでしょうか、日本政府が見舞金を支給するのだそうです。
 なんでも昭和39年の閣議決定に従うものだとか。


 なるほど、なんとも“思いやり深い”政府の措置だ、これくらい自国民にも思いやりを示してくれていたら、もう少し風通しの良い世の中になっていただろうに、と嘆息したのは私だけでしょうか。


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思いつくまま

今日は、思いつくまま気の向くまま、下らない連想を交えながら遊んでしまおう(とはいっても、今日ばかりでなくいつもかもしれないけれど。あまりの政府・与党の横暴に、ちょっとやけ気味に)。

 最初はこの方。 ↓ いわずと知れた自民党国対委員長大島理森氏。

      大島

     ↓ こんな写真もあります。

         大島理森

 ちょっと若目のよそ行き顔。テレビに現れる顔つきはまだ61歳というのにやけに下垂して、もっと凄みがありますね。
 政治家以外にはこんな表情を持つ人は考えられないなあ、とこの方がテレビに登場するたびに思います。

 私が知らなかっただけかもしれませんが、衆院議員になって今年で25年目だというのに、私の記憶の片隅にこの名が刷り込まれるようになったのは、そう古い話しではありません。

 で、ガソリン国会で自民党国対委員長としてめざましい活躍ぶりのお姿がテレビに登場するたびに、私はピーナッツを連想しています。

 というか、外相当時の田中真紀子さんをいびったという話しを思い出して、一瞬、ピーナッツの入ったお皿を真ん中において、お二人が対座している場面を思い描いてしまいます。しばしフリーズした真紀子氏を見る大島氏の目はどんなものだったのだろうか、とちらっと考えながら。

「田中真紀子さん、ピーナッツを食べなさい」

「は?」

「ピーナッツを食べなさい。私は田中角栄の娘がピーナッツを食べるところを見たいから」

「食べなさい。食べなけりゃ話しをしないよ」

 ううう、こわっ。国会議員のいじめも結構えげつない。

 この直後の場面が、「残念ですね。一所懸命、仕事をやっているんですけれども……」と言いながら涙ぐむ真紀子氏の姿でした。

 大島氏の近頃のお相手はもっぱら民主党の山岡国対委員長のようで、ハブとマングース並のバトルにも見受けられますが、実際はどうなんでしょうか。


 もう一人は、平沼赳夫氏。

 この方は今でも大して興味はないですが、例の郵政国会で造反組の大物としてネットではずいぶんと話題になったりしていますね。

 で、「平沼」の名を見るたびに連想するのが、1939年に独ソ不可侵条約が結ばれたのを見て内閣総辞職した際に養父平沼騏一郎が発した、「欧州の天地は複雑怪奇」という言葉。

 まっすぐにナチス第三帝国をお手本にと信じていたら、にっくき社会主義国ソビエトと手を結んだ。それもわが国がソビエトとノモンハンで苦しい戦いをしているときに! と、きっと憤死でもしそうな気持だったのでしょうね。

 でもどうなんでしょうね。この法曹界出身の平沼騏一郎が、もっと国際関係史を学んでいたら、もっと違った見方が出来たとか? いや、当時の日本人としては仕方ないとか? いやいや、今でも私たちはそうだよ、とか?

 権謀術数を繰り出して、したたかに国際社会で生き抜いていくって、今でも日本は苦手ですよね。
 国連などでは、札束攻勢で多数派工作をしたりするみたいですが。

 で、私は、永田町の天地は複雑怪奇と、小沢民主党代表と平沼赳夫氏との会談のニュースを聞いて思ってしまいました。
 しかしこの2人にとっては当たり前のことかもしれませんね。
 敵の敵は友だちだ、とか?


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