議員さんたちへ、私たちは朝ご飯も自分のお金で食べてます
一歩前進だが、自民党にはまだまだ及ばない――。民主党内から最近こんな声が聞かれるのだが、政権担当能力の話ではない。議員立法をはじめ、政策全般を議論する部門会議での朝食のことだ。
部門会議は自民党の部会に相当し、議員会館などで朝一番に開かれることが多い。しかし、自民党部会が「朝は箱弁当、昼はカレーライス」が定番なのに対し、これまで部門会議は缶のお茶が出されるだけだった。
……
(毎日5月6日)
へえ、自民党は朝ご飯を出して、民主党は出さなかったの!? きっと他の野党も朝食なんて出してないよね。
それにしても部門会議って、いったい何時から始まるの? ということで検索すると、2007年11月27日の民主党HPがヒット。
◆11/28(水)
8:00 総務部門会議/衆2−4
上記会議終了後 総務部門・分権調査会合同会議/衆2−4
上記会議終了後 総務部門会議/衆2−4
8:00 厚生労働部門会議/衆1−1
8:00 経済産業・農林水産・国土交通部門・
人権消費者・エネルギー政策調査会/参−5
8:00 環境部門廃棄物・リサイクル対策小委員会/参−1
8:15 内閣部門会議/衆2−3
15:00 『次の内閣』閣議/衆−第16控室
閣議終了後 政調会長定例記者会見/衆−第4控室
16:00 環境部門生物多様性対策小委員会/衆1−4
ということで、だいたい8時頃のようです。
朝の8時に出勤は早い。ご飯は出るんでしょうね? と念を押す議員さんの姿を想像してしまった。。。
私など、その昔、横浜から東京の会社へ出勤する夫を送り出すのに5時半に起きて、2番目の子どもを背中に括り付けて、お弁当と朝食を作ったものです。なお、7時に自宅を出るのが他のサラリーマンの方々と比べて特別早かったわけではありません。
こちらの地図を見れば、議員さんたちが住まう議員会館は、国会議事堂とは道を隔ててすぐ隣だと分かります。十分徒歩圏内です。7時に起きれば8時には間に合うでしょう?
多くの有権者の反対も意に介さずに暫定税率復活を衆議院の再可決で復活させたり、後期高齢者医療制度を長寿医療制度と呼び方を変えてすましていたりと、何かと国民の意思と大きな隔たりを見せる政府与党の姿勢がこんな些細なところにも表れているのか、とため息の一つもつきたくなるというものです。
そんな文句を言いたくなるのも、あまりにご都合主義で法律が作られたりするからです。おまけに意味がわからずに頭数だけの議員さんたちもいろいろといるようですし。
で、議員さんたちの集金力にはびっくりします。
一口2万円のチケットで、ちょっとパーティを開けば億単位で資金稼ぎが出来るというニュースを耳にするたび、何もなくて何も期待せずに万単位のパーティ券を買う人や企業はいないよね、と思うのですが、それだけでは足りないのでしょうね。
1994年の政党助成法成立によって政党交付金が直近の国政選挙の得票率に応じて各政党に配分されるようになって自粛されていた企業献金も、もうすでに再開されています。
疑獄事件や大きな政治とカネの問題が起こるたび、政治資金規制法が改正されてきましたが、転んでもただでは起きないのが規制される側である政治家たち。
ロッキード事件、リクルート事件、金丸事件、佐川急便事件等々、政治家と企業の癒着からくる政治腐敗の解消と政治活動に必要な財源基盤の強化を目指すため に、という名目で1994(平成6)年からスタートした政党助成金ですが、億単位のお金を政党が自由に使っていますね。
でもこれでも飽きたらずに1993年以来中止していた企業献金の再開がきまったのが2003年。詳しくいうと「日本経団連が献金仲介を再開」ということですが。
もともと企業献金に依存しない仕組み作り、ということで政党助成金の制度ができたのではなかったかしら?
こうして桁違いに一番多くお金が集まるのは、長らく政権を担当してきた自民党で、朝ご飯の箱弁当、昼食のカレーライスなど、ほんの“はした金”でしょう。
が、それでもやっぱり、あまりの感覚の違いに、こんなことで私たちの生活のことが分かるわけないよ、と噛みつきたくなります。



