税について、あらためて考えさせてくれた都知事イシハラ氏

「カネは都の税金だよな。それまでして見たいかね。私はどうでもいい」とレンタル料1億のパンダについてイシハラ都知事が発言するさまをニュースで見て、つくづくこの方は政治的にも人間的にもどれほど信用できる人か疑わしい人だ、と思いました。

「カネは都の税金だよな。それまでして○○したいかね」

 というせりふは、そっくりそのまま、イシハラさん、あなたにお返ししますよ、と思わず反応した人は多いのではないでしょうね。

 このイシハラ氏、己の信条を政治行動のバックボーンにしているような人ではなく、ただ大衆の溜飲を下げることだけでそれなりの支持を維持してきた人でしょう?

 私もこれだけの税を使ってパンダにこだわるのはおかしいと思いますが、それを税云々とこの方にに言ってもらいたくない。
 豪遊とかイシハラ銀行とか、公私混同のまるで暴君の為政者がよく言えたものだ、と別な意味で感心してしまいました。

 これは彼がまったく分かっていないのか、それとも意図してやっていることなのか。

 分かっていないのだとしたら、こんな愚かな小皇帝をトップに戴いた日本の首都の不幸であると同時にそうした選択をした首都の有権者に、今の私たちの国のありさまを見る気がします。
 意図していることだとしたら、世の中の不満や疑問を吸い上げる嗅覚だけでこれまで世間を渡ってきた人なのでしょう。


「職員会議で教職員による挙手や採決の全面禁止」という、教育の場ではおよそ考えられないような通達のそもそもの出どころであるイシハラ都知事の暴君ぶりを知るにつけても、なぜこんな人物ができあがったのか、ちょっと興味がありますね。怖いもの見たさ、かもしれませんが。

 そういえばこの方が名を連ねる日本会議ですが、そこの草の根会員の話を聞かされたとき、思わずのけぞったこと。

 原油高騰でガソリン代灯油代の値上げが私たちの生活にも影を落とし始めたことが話題になって、年金基金などの投資家やヘッジファンドなどの投機資本が原油先物取引に参入しているからだ、という話しになったとき、件の日本会議草の根会員は、資本と聞いただけで俺は受けつけないぞ、と口にしたこと。

「資本」ときくと、『資本論』を著したマルクスなどを思い出すからだそうです。彼の頭の中では、資本主義は善、社会主義は悪、という価値観がしっかりと根を生やしています。

 ワーキングプアだっていて当たり前。格差はあってよし。その理由は、格差をなくそうとしたら社会主義になるからだ、と断言したのも件の人物。

 この論理の飛躍には対話は不可能、と今更ながらに思い知ったことでした。

 イシハラ氏の論理と相通じるでしょう?


  
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