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なかのひと

米国は、いくらで日本製ガソリンを買っているのかしら? 
昨日のエントリー「日本製ガソリン、お安くしときます??」で、日本製ガソリンがアメリカに輸出されることに疑問を持ったことを書いたわけですが、やはり気になるのでちょっと調べていきますと、はなゆーさんの5月15日のエントリーに行き当たりました。

 そのコメント欄でゴンベイさんが、アメリカの製油所が劣っている重質油の精製能力に日本が長けているので輸出するに過ぎないようなことをいわれてました。

 なるほど、と思いながらも重油という言葉は知っていても「重質油」という言葉は初めて知りましたし、よく分からないのでなるべく初心者向けのページをいろいろ探ってみますと、まあ、いろいろとありました。

 こちらBIGLOBE何でも相談室では、ガソリン輸出国としての日本の状態について説明も。

 この中で、

*現在の日本の石油製品は世界中の基準を上回るレベルであり、需給関係で逼迫したどの地域でも販売する事が出来るため、去年のカタリーナ被害が発生した時などに輸出が行われています。


*重質油は精製すると重油が多くとれ、軽質油はガソリンが多く取れます。
アメリカでは需要の多くはガソリンなので、軽質油を多く用い、日本の需要は産業に使用する重油の方が多いので、重質油を用いる事が多いです。

どちらの原油を用いたにせよ、その国の需要の比率にあった比率で精製できる訳ではありませんので、必ず何かしらの精製油が、その国で余る事になります。

そのだぶついた分が輸出される事は、どこの国でも起こります。


*日本のガソリンは、恒常的に輸入するには高すぎます。ただし日本の大手元売には常に多量のガソリンがありますし、多くのタンカーを抱えてますので、いつでもスポット的に傭船することができます。

 

 等々の説明が私には分かりました。

 たしかにこれまでも輸出はありました。

 経済産業省のサイトから2006(平成18)年の石油に関する統計を見ると、90・91ページに輸出先が載ってます。
 アジアでは韓国、台湾、シンガポール、フィリピン、インド ネシア、米国、オーストラリア、それに米軍等が輸出先のようですが、アジア諸国、特にフィリピン、インドネシアは微々たるものですね。やはり日本製は高くてなかなか買えないのでしょう。
 

 米国については、2006年度で222,426kl。これとは別に、米軍向けに56,053kl。
 現在日本の年間ガソリン消費量は6,000万klですから、米軍向けを除くと、わが国の年間消費量の約0.37%ほどが米国に輸出されていたことになります。 ではもともとそれだけの輸出量があるのに、なぜ、今わざわざ日米石油製品貿易協議会が開催されるのか、という疑問が残ります……疑り深いですね、私も。


 日本政府が米国と一緒になってやることって、つい疑惑の目で見てしまいます。
 単に輸出量を増やす、というだけの問題なのでしょうかね?
 高価な日本製ガソリンをどのように米国が買うのか、ちょっと興味が湧いてきました。 


 そもそもこの協議会、日米石油製品貿易協議会 : ラウンドテーブル 開催及び結果の概要について」によると、1月24日のダボス会議で、甘利経済産業大臣と米国ボドマンエネルギー長官の間で約束されたようです。
記録的原油高に際し、消費国である両国が協調して行う取り組みの一環」だそうです。


 ちなみに、5月15日の会合に出席した企業と政府機関は、


 日本側; 

 新日本石油、出光興産、昭和シェル、ジャパンエナジー、コスモ石油。東燃ゼネラル、太陽石油、九州石油、富士石油、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、 経済産業省資源エネルギー庁、在米日本大使館、サンフランシスコ総領事館、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構、(財)石油産業活性化センター、(財)日本エネルギー経済研究所、石油連盟

 米国側;  

 BP(以前ブリティッシュ・ペトロリアム英国石油会社という名であった。BPジャパンはこちら)、シェブロン、コノコフィリッピスエクソンモビルホリー・コーポレーションテソロ・コーポレーションバレロ・エネルギー・コーポレーションメリルリンチ

 米国エネルギー省(DOE)、エネルギー情報局(EIA)、カリフォルニア・エネルギー委員会、カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)業務部、ハワイ自然エネルギー協会、HPマネージメント、ヘイコック・ペトロリアム、カリフォルニア環境保護局州務長官オフィス、米国環境保護局 地域支部9Western States Petroleum Association (「西部諸州石油連盟」とでも訳すのでしょうか。西部の石油関連会社の事業団体で エネルギー供給の混乱を緩和するために精製、貯蔵、パイプラインに関する規制やインフ.ラの見直し、許認可手続きの改善を検討しています)、ファクト・グローバル・エネルギー、米国エネルギー協会


 今回の輸出は米国でも西海岸向けらしいですから、カリフォルニアの関係部局が出席しているのでしょう。
 なんでもカリフォルニアは米国でも最も厳しい環境基準で規制している(「石油とエコ」より)とのことです。


 米国側は石油関係業界以外にもコンサルタント企業も参加しています。
 それに証券会社のメリルリンチまで参加しているのは、どうしてなんでしょうか。
 で、こうして調べていっても、やっぱり私の疑問は氷解しないのです。

 

 米国は、いったい、いくらで日本製ガソリンを買っているのかしら? 

 まあ、しつこいですが、値段にうるさい主婦の素朴な疑問です。


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