
↑ 道路を埋め尽くす、アメリカ牛輸入再開に反対するソウルのデモ。
2日のBBCには、「韓国のストライキ、自動車メーカーに打撃」との報道。
米韓両政府アメリカ牛は安全だ、と主張。
輸入再開では国民の命と健康は守られない、とストライキをするのが自動車メーカーに働く人々。
まずはキア自動車では2万人がスト決行、その後ヒュンダイで4万5千人が同じく2時間のスト決行(正確に言うと、産別労組である金属労組の現代自動車支部とキア自動車支部、となります)。
ヒュンダイでは2時間の職場放棄で2,000台の生産損失が見込まれ、キアでは900台の生産に影響が出る。
これによりヒュンダイは3,000億ウォン(1ウォン=0.1円として300億円)の損失。
キアは120億ウォン。
こうした絶え間ない労働争議と混乱はヒュンダイのシェアを落とす要因になる、とアナリスト。
韓国政府はこのストについて、「違法な政治的動機に基づくもので、厳しく対処すると語り、韓国労働組合連合KCTUは水曜日の職場放棄について、自分たちの健康を守るのは当たり前のことだ、と反論。
さらにKCTUは、消費者にアメリカ牛ボイコットを呼びかける予定だ。
以上はBBCの記事より。
私の手元にある毎日・朝日にはこのデモについてのニュースはなかったのですが、NHKが昨日報じたようです。
60万人余りの組合員を持つ韓国最大の労働組合連合で、たびたび過激な行動をとってきたことで知られる「民主労総」は、2日、全国一斉にストライキを行う構えをみせているほか、3日以降、ソウル中心部で開かれる抗議集会に、毎日、数万人の組合員を動員する計画です。
……再び混乱が拡大することも予想されます。
とかなんとか。
BBCはアナリストの言葉として“disrution”(「混乱」「妨害」の意)を伝え、NHKは「輸入再開に対する国民の反発は根強く」といいながらも、「混乱」という語や「たびたび過激な行動をとってきたことで知られる」といった表現で、こうした韓国のストライキについて多少否定的に扱っているように思われます。
国民の健康を顧みずに狂牛病のリスクの高いアメリカ牛の輸入再開を強行する政府に、他にどんな抵抗の手段があるというのでしょうか。
また、BBCが経済上の影響を大きく報じているのに対してNHKはその点にはまったく触れず、
・3日以降、ソウル中心部で開かれる抗議集会に、毎日、数万人の組合員を動員する
・労働組合の組織的な参加によって、再び混乱が拡大することが予想される
などと、労組参加に焦点を当てて報道しているのが目立ちます。
さらにBBCが労組の言い分を伝えているのに対してNHKは労組側の言葉として、「『独善的でごう慢な姿勢を続ける政府に対して、さらに強硬な闘争を行う』と述べ」たことを報じただけ。産経に至っては、そんなNHKの内容をもっと簡単にしただけ、という感じですね。
私たちの国では昨年来食品偽装がたびたび問題になって大きく報道されてます。現在は中国産ウナギの偽装問題。
では、アメリカ牛の問題はどうなのでしょう?
“安全・安心”と偽装されたまま、今どんどん私たちの食卓に入っていませんか?
アメリカ牛は買いません、という意思を持っていても、吉野家に限らず外食産業では使われているでしょうし、エキス等に加工されて調味料等さまざまな市販の商品に入っていそうですから、どこで口にするか見当がつきません。
なぜ、こうも、米国は自国の農作物を売るのに強引で、客の立場であるはずの韓国の政府は、自国民に暴力をふるってでもその米国の強引さに負けざるを得ないのか、というごく自然の素朴が疑問が頭をかすめます。
このことについては、日本もまったく同じ。
ただ、日本の労組は牙を抜かれた獅子みたいなものでしょう? 牙を抜かれた、というよりも“ペット化した”と言えるかもしれませんが。日本の労組の代表、連合の支部の中には、民主党内の前原グループのような存在のところもあるようですし。。
なんだか、韓国も日本も、ブッシュ米国にとっては便利屋さんみたいなもの? なんでしょうか、あああ。
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7月12日の築地市場移転反対デモが盛り上がってほしい。
こんな風だったらいいなあ。こんなのもあるけれど、子どもも参加できる様に準備が進められています。デモ当日は、プラカードなど持ち寄って楽しく参加しましょう、とのことです。



