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なかのひと

米軍の誤爆でアフガニスタンの民間人47人が殺される そんな現場に自衛隊を投入するつもり?
フクダ首相は、

北海道洞爺湖サミットで、アフガニスタン情勢をかなり議論し、この国の重要性について共通の認識を持つとともに、日本国内の認識とずいぶんギャップがあることも再認識した。カナダのハーパー首相も、きのうの 首脳会談で、『この地域の安全、世界の安定のため引き続きともに努力していこう』と述べていた。

                                                                                                               
 と語り、

 町村官房長官は、

インド洋における海上自衛隊による給油支援活動だけでほんとうによいのかどうか、日本としていかなる対応が可能か真剣に考えなければならない……政府内で 現在、多面的に検討しており、いずれくる臨時国会の開会を念頭に作業を進めている。

                                                                                                               
 と述べてます。
 
 
 さて、昨日11日のBBCでは、(6日の日曜日)アフガニスタン東部ナンガルハルで47人の民間人が米軍の誤爆によって殺されたことがアフガニスタン政府の調査で判った、と報じられています。負傷者は9人。
 47人のうち39人は女性と子ども、それ以外の8人は14〜18歳。
 地元民の話では、結婚式のお客なのだとか。

 国際治安支援部隊ISAFのスポークスマンはAFP通信に同軍もこれについて調査中だが、民間人の命が失われたのは遺憾だ、非戦闘員を標的にすることはない、民間人の犠牲を避けるためにはどんなことでもしているのだが、と釈明。

 今、アフガニスタンでは、民間人の犠牲者に、とっても敏感になっているということもふれられていました。

 さらに次のことも述べられています。

 アフガニスタンの死者はカルザイ大統領や米軍、NATOが指揮する国際治安支援部隊ISAFに反対するタリバン等の戦闘員によるものが多いが、外国軍の攻撃による民間人の犠牲者も後を絶たない。

 昨年、米軍スポークスマンは、やはりナンガルハル州ジャララバード近くで海兵隊が19人の民間人を殺したときに、深く恥じ入る、と言い、つい数か月前には、NATOスポークスマンが、民間人の犠牲はNATO指揮軍が解決すべき大きな問題だ、と述べたばかり。

 2日前の赤十字の話しでは、過去6日間における反対派や軍事攻撃でのアフガニスタン民間人の死傷者は259名。
 
 (以下省略)

  動画もあります。

 毎日もこの出来事に言及。

 47人が死亡した現場は、パキスタン国境に近い山岳地帯の集落。結婚式のため花婿の村に花嫁を連れて行く途中の車列が爆撃された。政府調査チームが現場に到着した時、大破した車の周りに血で染まった衣服の切れ端などが散乱し、付近の岩山の一部が崩落していたという。

 生き残った人々は地元メディアに「突然ヘリコプターから攻撃された」と証言。足を骨折した15歳の少年は「目の前でお母さんと妹が死んだ」と涙を流しながら語った。付近に病院がなかったことも死者が増えた一因とみられる。                                                                                     


 
 私たちの国で、たった1週間のうちに普通の市民に200名を超える死傷者が出ることを、それが1週間どころか7年近くも続いていることを想像しようとしても、正直、なかなかできません。

 市民生活の情報が皆無といっていいほど日本では報道されないこともありますが、たぶん、わたしたちの下手な想像を拒否するほど、苛酷な状況なのだろう、現実の話を聞けば、驚くようなことばかりだろう、と推測するより仕方ありません。

 いつか、どこかで、自分自身が攻撃の対象や巻き添えになるかもしれません。

 往来を行く車の音や上空を飛ぶヘリコプターの音に神経をすり減らすかもしれませんが、日常生活と軍事作戦が並行して進んでいく場に身を置きながら、一日一日を過ごしていく……やはり過酷としか言いようがありません。

 ナンガルハルに選挙区を持つ下院副議長 Mirwais Yasini氏は、とても悲しい、補償されて当然だ、(こうした誤爆が)政府と市民との亀裂を広げている、爆撃実行者はもちろんのこと、米軍への情報提供者も裁かれるべきだ、今後はすべての軍事作戦はわれわれの治安部隊と十分協力してやってもらいたい、と語っています。

 こうした誤爆でカルザイ政府から人心が離反するのは当然でしょう。

 それにしても米軍とかISAFとかに情報を提供するものがいて、その情報に従って空爆が行われたりする、そんな事情に慄然とします。
 戦時下なのだから当たり前だ、という人もいるかもしれませんが、そもそも勝手に侵攻してきて、圧倒的な軍事力で好き勝手に空爆するわけですから。

 フクダ首相もそんな事情を知らないわけないでしょう? それを平然と、この地域の安全、世界の安定のため引き続きともに努力していこう、と侵攻している側の首脳陣と話し合った、いうのですから、いったい何を考えているのか!? とおどろきです。

 
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戦争・平和 | 16:39:03 | Trackback(9)