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懲りずにまた暴言。自民党笹川氏

うわあ、お次はこの方か。。

 自民党総務会長笹川堯氏。

 30日、米下院が金融安定化法案を否決したことについて、

「下院議長は女性でしょう。やっぱり男性とは一味違うような気がする、リードが。それで破裂した」

 としゃべったらしい。

 日本では、石原都知事を初めとするセレブたちの女性への暴言が大目にみられてきましたからね。それどころか、かえって煽る向きさえありました。
 つい、口を滑らした、ということかもしれませんが、日頃からの女性に対する姿勢がよく表れた発言でした。

「破裂した」という表現も、女性を馬鹿にしているだけでなく、この方の少々下卑た人間性が表れている気がします。

 こうした言葉を発する人間が“選良”とさえみられることを思い出すと、なんとも嫌な気分。

 日本では‘これくらい’と許されることでも、米国ではそうもいかなそう。 
 
 わたしはやりぬく、とテレビCMでアソウ氏が訴えていたけれど、この調子でやりぬけるものでしょうか。

  
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アソウ氏の所信表明演説。民主党との対決姿勢だけじゃないぞ。

言いたい放題の中山成彬氏は大臣を辞任し、アソウ総理は28日夕方の会見で中山国交相に対し「怒りをあらわにした」と伝えられている。

 でも、ほんとうに怒っていたようには思えない。
 なぜって、アソウ太郎氏も中山成彬氏も同じような感覚と考えの持ち主だと思うから。

 腹の中では、よく言ってくれた、と拍手しているのかな、と思ったり。

 どうもアソウ氏は総裁就任後、これまでのイメージとずいぶん異なる姿を見せているように感じられる。

 早く言えば、やたらとよそゆき顔なのだ。

 国連総会での演説で拍手を求めてしばし言葉をとめ、その後のしてやったりの笑い顔は、総理の地位を手に入れた喜びに輝きながら、国外というよりむしろ国内に向けてのアピールのように受けとめたけれど。

 で、それ以後、テレビに登場するアソウ総理の顔はやけにしかめっ面。
 まるで、笑い顔を見せてはいけません、とでも言われたように、眉間にしわを寄せたようなお面をかぶっているみたいで、思うところあることを隠しているような怖さがある。

 所信表明演説には、そんな衣の下の鎧がちらちらと見え隠れしていなかったかしら。
 
・わたしの前に、58人の総理が列しておいでです。118年になんなんとする、憲政の大河があります。

・日本は、強くあらねばなりません。 強い日本とは、難局に臨んで動じず、むしろこれを好機として、一層の飛躍を成し遂げる国であります。

・(幕末の)わたしども日本人と は、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っています。この性質は、今に脈々受け継がれているはずでありま す。蘇らせなくてはなりません。

・先の国会で、民主党は、自らが勢力を握る参議院において、税制法案を店晒(たなざら)しにしました。その結果、2カ月も意思決定がなされませんでした。

 …… 

 与野党の論戦と、政策をめぐる攻防は、もとより議会制民主主義が前提とするところです。しかし、合意の形成をあらかじめ拒む議会は、およそその名に値しません。

 「政治とは国民の生活を守るためにある」。民主党の標語であります。議会人たる者、何人も異を唱えぬでありましょう。ならばこそ、今、まさしくその本旨を達するため、合意形成のルールを打ち立てるべきであります。

・(日本経済の立て直しには)3段階を踏んで臨みます。当面は景気対策、中期的に財政再建、中長期的には、改革による経済成長。


 等々訴えながら、最後は「日本経済は全治3年、と申し上げます。3年で、日本は脱皮できる、せねばならぬと信じるものであります」と締めくくる。

 118年になる「憲政の大河」と綺麗な言葉でまとめて、現行憲法と明治憲法を同列に置いたことに、拍手する向きもあるだろう、と思う。

 一度は否定された明治憲法の復権の試みのひとつかな。

 でも考えてみよう。

 現行の日本国憲法が公布されてから、もうすぐ62年、施行から61年。

 その間、私たちは今の憲法に守られてきたのだ、ということを。

  そして幕末の日本人は、貧しくともよく笑った、か! 

 物価上昇、格差拡大、医療・福祉制度後退、まっとうに、まじめに働く人にとってなんとも生活が苦しく生きがたい人たちが増えても、とにかく笑え! と言われているようだ。

 アソウ太郎氏のお仲間たちは、しきりに、日本人の心を取りもどせ、とか、取りもどそう、とか訴えている。
 たぶん、そうした言葉に惹かれたり、心地よさを感じたりする人の共感を計算してだ。
 この情緒に訴える表現の裏に隠されている鋭い爪を、どれだけの人が感じ取るだろうか。

 民主党が参議院で店ざらしにした税制法案って、ガソリン税などの暫定税率 維持を含む税制関連法案のことかな?

 野党の反発するガソリン税・軽油税の暫定税率を10年間維持する案を牛肉やビールなどの輸入関税の軽減措置、住宅や不動産に関するの軽減措置と一緒くたにして一つの法案にまとめたのは政府と与党の戦略だったのじゃなかったのかな?

 ガソリン税・軽油税の暫定税率の10年間維持には圧倒的に多数の国民が反対していたので、わざと期限の切れる減税措置を図るその他のものと一つにして、この法案を通さないと“損”をしますよ、とポーズをつけたのじゃなかったかな。

 増税延長と減税延長を一つの法案にしてしまうという奇妙な法案を政府自らの手で提出したのは、恥ずかしくないのかな。 
 
「被災者生活再建支援法改正案」など与野党修正合意により多くの法案が成立したという事実もあるのにこの言い草は、やっぱり民主党に喧嘩を売ってるのかな?

 都合が悪くなると審議を打ち切り強行採決する国会運営は、アソウ総理が胸をはって誇れることかな?

 耳に快さそうな言葉を羅列して始まった所信表明演説だけど、よく読んでみればコワイ。

 それにしても、

 わたくし麻生太郎、この度、国権の最高機関による指名、かしこくも、御名御璽をいただき、第92代内閣総理大臣に就任いたしました,とは。

 総理って、かしこくも、ぎょめいぎょじをいただき、と所信表明を始めるものなのだろうか?


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コンディとヒロ:ファーストネームの呼び合いも外交戦略? コイズミ・ジュニアのことなど

外交下手の日本の切り札がファーストネームの呼び合いなのかしら? と目が点になったニュース。

「これからは『ヒロ』と呼んで」。
 中曽根弘文外相は26日のライス米国務長官との初会談でこう語り、親密な関係づくりに努めたとか。

 ジョージ-ジュンイチロウとか、ライス-マダム・スシを持ち出すまでもなく、中曽根氏の父親が、かつてロン・ヤス関係を作り上げて悦に入ってましたね。

 小にくいテクニックよね(恥ずかし~い)。

 中曽根氏が会談の最後に「いつでも電話で連絡がとれるようにしたい」と伝えたところ、ライス氏は、「自分のことは「コンディー」と呼んでください」と応じたんですって。
 コンディー-ヒロか……ライスさんは、思い通りになるなら、お安いご用よね。
 
 しかし、コンディーさん、来年はどうなるかわかりません。オバマ氏が大統領になれば当然今の職に留まってはいられないでしょうし、仮にマケイン氏になったところで、交替じゃないでしょうかね。

 いわば、あと3か月の国務長官。
 ファーストネームで呼び合うことがアソウ氏長年のテーマ“価値観外交”の戦略の一つだとしても、たったこの先3か月しか通用しない手ですよ。

 いや、それだけあれば十分……かもしれません。


 さて、26日の産経。

「 小泉純一郎元首相が政界引退を固めた直接のきっかけは、麻生太郎首相の圧勝に終わった自民党総裁選にある。今回の総裁選で、小泉氏は自らが主導した構造 改革路線が党内では歓迎されなくなった現実を確認した。党外に活路を求め、政界再編に走る手もあったが、そこまでの気力は今の小泉氏には残っていなかっ た。

 …… 」

 まあ、産経に限らずそんな論調が多いけれど、“失意のコイズミ純一郎”を演出する必要はないと思う。

 引退と次男進次郎氏が後継になることについては以前から言われていたことではなかったかしら。
 
 そのために、次男をコロンビア大学院と米国有名シンクタンクに預けて箔を付けさせたわけだろうし。

 このコイズミJr.について、「きわめて有能だと思う」とアソー氏は評したようですが、この言葉からは父親に代わってコイズミ進次郎を自民党の宣伝に使おう、という思惑がちらほらみえてきます。

 また、進次郎氏のアメリカ遊学成果はかなり疑わしい話しではないか、ととれる記事がこちら

 コロンビア大学院入学について、そこでは以下のように言われています。

米国の大学院は英語力や学部時代の成績以上に、推薦状が大きな力を発揮します。進次郎氏ならば政治家や著名な学者の推薦状をもらえるでしょう。ま た、“コネ入学”ではなくても父親が総理在任中の留学ですから、大学にとっては日本の有力者との人脈を築くためにも、ぜひ確保し たいという思惑はあるでしょう

 ブッシュ・ジュニアのハーバード・ビジネススクール入学についても、霍見芳浩氏がそうした枠で可能になったものであることを証言していました。

 シンクタンク就職については、thetheさんは以下のような評。
 
……
ただ進次郎氏が英語ができたとしても、この研究所の仕事についていけるかは疑問です。おそらく他の日本人職員がメンター(指導教授)につくと思いますが、 彼が2008年までにどのような論文を発表するかなどに注目したいと思います。まあ借りにできなくても、アメリカが仕込みを入れるために、入所させたと考 えれば別に不思議ではありません。ただし小泉首相のポピュリスト的な手法は、上記の大物達のお気に召す所では間違いなくないはずなので、政治的な思想は、 小泉首相とは異なったものになっていることでしょう」。

 このシンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)での小泉ジュニアがマイケル・グリーン氏と共同で書いたという論文についてはジャパンハンドラーと国際金融情報さんのこちらに記事が。

「マイケルもこんなJr.の指導係を引き受けさせられて大変だなあと思います」

 とジャパンハンドラーと国際金融情報さんは言われていますが、一番大変なのは、“人気者政治家2世”として彼を押しつけられる私たち日本国民かもしれません。


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進め一億火の玉だ! と言いたかったのかな、中山国交相

今日の中山国交相。

 昨日陳謝したことがよほど癇に触っていたのでしょう。今日も自民党宮崎県連の会合で、

「日教組の一部の人たちが考えられない行動を取っている。教育基本法の改正のときには、日教組の先生が国会を取り巻いていた。何より問題なのは、道徳教育に反対していることだ。日教組は何とか解体しないといけない。わたしはこの運動の先頭に立ちたい」

 と、日教組を日本の教育の「がん」だ断じながら述べるのですから。

「ぶっ壊すために火の玉になる」と怪気炎もあげて。

  その後記者団に対して、「出処進退は自分で決める」と啖呵を切ってましたが、確か女房(中山恭子補佐官)とふたりでゆっくり相談する、とかなんとか言ってなかったかしら。
 まあ、奥さまと相談するのは勝手、そんなことどうでもいい。

 一度頭を下げさせられたことがよほど我慢ができなかったのかしら。

 で、前日、「日教組の強い地域は学力が低い」という中山発言について、 「なかなか本質を突いている」と語った、なにかと話題に首を突っ込みたい橋下府知事は、中山氏のこの熱血漢ぶり自爆ぶり頑迷固陋ぶりに、またまたボルテージを上げるのかしら。

 しかし分からない人だなあ。

「ぶっ壊す」というコイズミ氏得意の台詞をこの方が言っても、なにかカラッとしない粘着物質がまとわりついていて、正直いって気色悪い。

「火の玉」云々も、戦時下の標語、進め一億火の玉だ! を思い起こさせるし。

 ああ、日頃からその感覚なんでしょうね。

 そんな標語で自分を奮い立たせるのは勝手だけれど、えしてこうした標語好きは、正義と道徳を説きながら、他人にも火の玉になることを要求するのよね。
 それも、火の玉になる! と決意した自分に酔ってイカレながら。

 では、そんな中山氏のために。
 あっ、私は火の玉なんかになりたくない。。


 

  
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中山成彬国交相―保守の論客の本音トークはアソウ首相の本音でもある

中山成彬国交相。

 “保守派の論客”と評されているらしいけれど、私にとって、2007年4月、米国議会調査局から出された従軍慰安婦問題の背景に関する報告書で、

「自民党の日本の前途と歴史教育を考える議員の会に代表されるような日本の歴史修正主義者たちは、重大な罪が免除されることを求めているようにみえる
 
 と言われながら、その歴史修正主義者として名指しされていた人として、またその特異な歴史観を滔々と国会で語っていた人としての印象が強い。

 アソウ内閣の閣僚として選ばれたとき、この内閣は、やっぱりお友達で固めてる、と思ったものです。

 この方が、就任そうそう失言というよりご本人の信条でしょうから失言ではなく暴言を、いろいろと吐いているようですね。

・成田空港の反対派住民について、

「ごね得というか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くて、なかなか空港拡張もできなかった」

 と述べたようですが、自分たちが悪いと断じたことは、なんでも戦後教育のせいにするわけです。

・訪日観光客を増やすには閉鎖的な国民性の克服が必要ではないかとの質問に

「日本はずいぶん内向きな、単一民族といいますか……」

 かつて首相在任当時の中曽根康弘氏がこの単一民族発言をして散々間違いを指摘され、批判されたのに。
 
 たしか、アソウ氏自身もこの発言をしていました。2005年、九州国立博物館の開館記念式典の祝辞で、

「(日本は)一国家、一文明、一言語、一文化、一民族。ほかの国探してもない」

 と。

 この意味でも、中山成彬国交相はアソウ首相のお友達。

 首相の任命責任が問われる、と批判する野党要人もいましたが、任命した人物自身が同じことを言ってるわけですから、そうした首相を総裁として選挙で選んだ自民党も問題でしょう。

 というか、これこそ、日本の保守の系譜に受け継がれるイデオロギーなのでしょう。

・教育問題について、

「日教組(日本教職員組合)の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」

「日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから」全国学力調査を提唱したが、その仮説が証明されたので「テストの役目は終わった」

 と話したのだとか。

 
 ふ~む、ここまで世の中、《良いもんと悪いもん》の二つに分けて、悪はすべて戦後教育と日教組のせいにするという真っ白と真っ黒の世界観って、すごいなあ、とただただ驚き。

 ただし、こうした世界観は機関誌『日本の息吹』などで日本会議が盛んに喧伝しているところだと推察します。

 ですから、批判や抗議を受けて謝罪したところで、第2、第3の中山成彬はいくらでも出てくるわけで、だいいち、中山氏本人は立場上やむおえず謝ったところで、考えを改める、ということではないでしょう。

 1943年生まれ、当年とって65歳のこの方が、成田問題についても中曽根康弘氏の単一民族発言についても知らないはずはないのです。

 分かった上で発言をしている。

 もしかしたら自分たちのイデオロギーがどこまで今の世に受け入れられるか、観測気球をあげているのかもしれませんが。
 
 華々しく? 国連総会で演説し、軽いジョークを飛ばして聴衆の拍手を待つなど、余裕を見せての点取りに勤しんでいるアソーさん。悲願の首相になった歓びが笑顔に満ちあふれていました。

 でも、首相という地位は、アソウ太郎という個人、もしくはアソウ家のためにあるわけではありません。

 さあて、私たち国民のために、どれだけ働いてくれるつもりなんでしょうか。


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朝令暮改を地で行く桝添厚労相

9月に入ってわが家周辺は、高規格道路から生活道路も含めて、道路工事が相次いでいます。
 道路工事の資金はよほど潤沢なんでしょうか。10年間で59兆ですものね。

 周辺の路地は、たしかにつぎはぎだらけがきれいになるのですが、そんな継ぎはぎだらけのでこぼこ路だって、それ以前は滑らかできれいな路面でした。
 おかしいのは、舗装がすんで半年とか1年とか経てばどんどんあちらこちらが掘り返され、継ぎはぎになってしまうこと。
 とにかく綺麗な路面より継ぎはぎでこぼこな路面の方が、圧倒的に長いのです。

 けれど、継ぎはぎでも見た目以外は問題なく使えます。別に困ってません。
 どうせきれいにしたって、すぐまたでこぼこにしてしまうのでしょうし。
 
 喉に刺さった魚の骨みたいな、この道路問題。
 ガソリン暫定税だって廃止が基本。この問題と併せて、何とかしてほしい。


 さて、話しは変わって、一般の総合病院からリハビリテーション病院に転院して1か月半になる叔母のこと。

 今日は転院後初めての検診予定です。
 でも、リハビリテーション病院には整形外科もありませんから、検診に行くこと自体が大変なのです。

 長年リウマチでステロイドその他の薬を飲んできましたし、寝て過ごすことの多かったことや年齢的なこともあるでしょう、胸椎・腰椎とうの背骨の骨折に悩んできました。
 コルセットをして横になっていればまだ樂なのですが、坐ること立つことに耐えられません。懸命に我慢して坐っても10分ももたない。

 そんなわけで、ストレッチャー式のタクシーを使います。
 で、これの料金がとても高い。叔父は、おばちゃんはずっと寝ているから、他にお金を使うことがないからね、と言って支払っていますが。

 それでも、検診で現在の骨の状態をみないことにはリハビリの計画も立てられないので、やはり行かねばなりません。
 
 で、ここ4、5日間、叔父の頭を悩ませたのは、後期高齢者医療制度のこと。
 より正確に言うと、後期高齢者医療保険証のこと、といえばいいのか、それとも国民健康保険証といえばいいのか。

 26日の検診が決まって以来、叔父は家中心当たりの場所はどこでも、押入から食器棚、テーブル、本棚、タンスなど、引き出しやら箱やらがあれば、どれもこれも開けてひっくり返して、何日も何日も、健康保険証を探し回ったわけです。

 1週間に1回、叔母の見舞いに行くときは心配で必ず叔父の様子も見に行きますから、行ってみると、やせ細った身体をいっそう小さくして、暗い表情で、実は保険証がないんよ、とぽつり。

 心配しないで、何か方法はあるはずだから……区役所に再発行を頼んだら、と私。
 再発行はすぐにはできないだろうし、窓口で無理を言うのは嫌だ、と叔父。

 商売をパリバリこなしていた叔父ですが、歳をとってすっかり気弱になって、近頃では必要なことも云わずにひとりで呑み込んだりすることがあります。

 大丈夫、検診に間に合うように私が言ってあげるから、という私の言葉で安心した叔父。

 こうして問い合わせて、本人であれば再発行までに使うものは窓口ですぐに作れることが分かり、喜んで区役所へ足を運んだ叔父でした。

 その日、うれしそうな叔父から私の所に電話が入りました。

 健康保険証はもともとなかったんだよ、と叔父。
 ええっ? といぶかりながらも相手の声が明るいことに私も心配はしなかったのですが、なあんだ、という結果に相成りました。

 後期高齢者医療制度ができたから、健康保険証は要らないんだよ。後期高齢者医療保険証を使うんだよ。そう、窓口で言われたよ、と叔父。
 ははははは、おじちゃんの骨折り損のくたびれもうけだね、と笑い飛ばした私。

 なんだい、なんだい、要らないことしてくれるから、感違いするじゃないか!

 こんな、保険証がないという年寄りの騒動や気苦労は全国のあちこちで見られたかもしれません。
 気弱になり、遠慮がちになったお年寄りが、言いたいこともいえず訊きたいことも訊かずに、ひとりで我慢しているようなことがあるかもしれません。

 で、桝添厚労相は再任決定前、この制度を見直すと、突然言い出しましたね。

「理念はしっかりしている」「75歳で区切るのは、医学的な意味がある」とか、言っていたのに。

 さらにここに来て、原爆症の集団訴訟についても河村官房長官が「一挙に解決すべきときに来ているのではないか」と述べ、舛添厚生労働大臣らと協議したうえで早期解決を目指すのだとか。
 
「この問題を長引かせないようにしたいという被爆者の思いを受け止めなければいけない。今までの国の方針は高等裁判所の結論を得たいという考え方だが、舛添厚生労働大臣には、亡くなっていく人が多いことをどう考えるかが大事だと申し上げた……来月6日の控訴期限までに結論を出さないといけないので、それまでに舛添大臣とも、1つの改革案をまとめようと言っている

 という話し。

 あれあれ、総選挙前だからと言って、そう急に掌を返されても……。

 一夜漬けの受験勉強みたい。実力はわかりませんね。


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追記;
 結局診察を受けた叔母はリハビリテーション病院から再度転院することになりました。つまり、現在の入院先から元の一般病院に再入院することになったわけです。
 診療報酬の関係から(と思われますが)治療の終わっていないままに転院してリハビリも満足にできなかったので、また治療を試みる、ということです。

アソウさんも、人生で必要な知恵はすべて幼稚園で学んだのかしら?

お口はチャック」、と教えてくれた某幼稚園のモットーは、「強い子良い子明るい子」でした。

 就任して初の記者会見で麻生氏は「日本を明るく強い国にすることが、私に課せられた使命だ」と述べたとか。

 不謹慎ながら、お口のチャックを閉めてほしい、とよく思うこの方のこのせりふで、またまた、この幼稚園で叩き込まれたこのモットーを思い出してしまいました。

 その幼稚園では毎月1回、誕生月を迎える園児たち一人ひとりにプレゼントが手渡され、顔を上気させて受けとる子たちは、ハキハキと大きな声で、強い子になりますっ! とか、良い子になりますっ! とか、明るい子になりますっ! とか、誓うのでした。
 きっと練習したんでしょうね。

 で、これを見てうん? と感じてしまった私。さっそく4歳の我が子を掴まえて尋ねる。

 私:強い子ってどんな子?   4歳児:犬と喧嘩しても負けない子じゃない?

 私:良い子ってどんな子?   4歳児:お母さんの言いつけをよく守る子。

 私:明るい子ってどんな子?   4歳児:電気みたいに明るい子。
  
 (↑ 電気みたい、というのはきっと、電球とか蛍光灯とかのことでしょう)。                   


 ああ、アソウさんも、「人生で必要な知恵はすべて幼稚園で学んだ」んだ。。
 
 でも、

 強い国って、犬じゃなくてどこと喧嘩するんだろう?

 明るい国って、まさか、列島中が電気でこうこうと照らされている国じゃないですよね。

 それに、アソウさんは、あとひと言、「良い国」を言い忘れていたんじゃないでしょうか。

 良い国って、お母さんの言いつけじゃなくて、誰の言いつけをよく守るのかな? やっぱりブッシュさんかな?

 それで、人生で必要な知恵を幼稚園で学んだにしても、

 何でもみんなで分け合うこと
 ずるをしないこと
 人をぶたないこと
 使ったものは元のところに戻すこと
 ちらかしたら自分で後片付けをすること
 人の物に手を出さないこと
 誰かを傷つけたら、ごめんなさい、ということ
 食事の前には手を洗うこと

 釣り合いの取れた生活をすること ― 毎日、少し勉強し、
 少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、
 そして働くこと
 おもてに出るときには車に気をつけ、手をつないで、
 はなればなれにならないようにすること
 ……

 等々という、幼稚園の砂場に埋まっているという人生の知恵をみると、分け合わずに独り占めしているみたいですし、ずるはいっぱいやっていそうだし……ごめんなさい、って謝れるかしら?

 あんまり良い子ではなかったのね、アソウさん。


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日本国総理大臣の言葉の軽さ―非核三原則をめぐって

休み明けの今朝のNHK。
 テレビをつけると、のっけから在日米海軍司令官が中国にふれながら、安全性を強調していることに少々度肝を抜かれました。
 何ごとか、と思いきや、原子力空母ジョージ・ワシントン(10万2000トン)の横須賀基地配備を報じているところでした。
 
「昭和48年空母ミッドウェーが配備されて以来35年間にわたって、アメリカ本土以外では唯一の空母の母港となってきましたが、原子力空母の配備は初めて」

 という話し。

「ジョージ・ワシントンは、ことし5月に太平洋を航行中に、たばこが原因で大規模な火災を起こし、1か月以上横須賀への配備が遅れたほか、過去に日本 に寄港した原子力潜水艦から微量の放射性物質を含む排水が流れ出ていたことも先月、明らかになり、地元では安全性を不安視する声は消えていません。横須賀 市内では、24日も配備に反対する市民グループや平和団体などが大規模な抗議集会を計画しています」

 とも伝えていました。

 そういえば、「
核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則は、近頃さっぱり耳にしなくなりましたね。
 ライシャワー元駐日大使の証言からも判るように、この三原則はとっくの昔から有名無実と化してはいましたが、まがりなりにも、いちおう、歴代総理はコイズミアベフクダ氏らを含めて、広島・長崎平和祈念式典での挨拶では言及されていました。

 一様に、

 「今後とも憲法の平和条項を遵守し、非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立ち続けることを改めて誓います」
 
 というような言葉が明言されているわけですが、現実とのこの落差を、いったいどう理解すればいいのでしょうか。

 で、この非核三原則に対する日本政府の立場は、たとえば2年近く前の鈴木宗男衆議院議員の質問趣意書によく表されているのですが。

非核三原則は法的拘束力を有しているか》の問に対して、

「政府としては、非核三原則を政策上 の方針として堅持している。また、原子力基本法(昭和30年法律第186号)において、原子力の研究、開発及び利用は平和の目的に限り行う旨が規定されて いる。さらに、我が国は、核兵器の不拡散に関する条約(昭和51年条約第6号)上の非核兵器国として、核兵器等の受領、製造等を行わない義務を負ってい る」

 と応えているわけです。

 これは、平和を目的とするものであれば、三原則には当たらない、ということなのでしょうか。ちなみに、原子力発電はこの《平和目的》ということになるのでしょうか?

 で、原子力基本法と核兵器の不拡散に関する条約の二つによって、平和目的に当たらない核兵器等の受領、製造等の禁止が法的に拘束されているようですが、「持ち込ませず」について返答のないところをみると、法的拘束力はない、と理解しました。

 では、歴代首相が明言する三原則のなかの一つ、「持ち込ませず」は、単に首相の口約束に過ぎない、たとえ「持ち込まれても」どうにもならないのだ、ということなのかしら?

 う~ん、私の乏しい知識でも、たしか民法で規定する「契約」は口約束でも成立したと思いますし、そもそもが、日本の首相の言葉って、そんなにも軽いものだったのでしょうか!

 それもただのオフレコ発言ではありません。

 広島・長崎の平和祈念式典での挨拶という全世界に向けての言葉。

 それがこうも簡単にくつがえされてしまうなんて。

(あの世で閻魔さまに出会っても、申し開きは立たないぞ)。


      
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NHK―クジラを潜水艦に見間違えたかもしれない、ということは無視。自民党総裁選の投票を実況中継。これはいったいなんだろう?

はははは、と自分で自分を笑ってしまった。。

 はるばると街なかに出たついでに人に頼まれた用件を済まそうと郵便局へ行き、近くの三菱UFJ銀行にも行きました。

 ドア横のATMは使用中。係員に促されて店内のATMに歩を進め、預かった通帳を差し込むとすぐに戻ってきてしまう……??? の私を見て係の女性がとんできて通帳をあらたます。
 
 そこで、これは三菱UFJ銀行の通帳ですが、こちらは三菱UFJ信託銀行でございます、とのこと。

 銀行は歩いてすぐの所にございますから、と教わり、横断歩道を渡って、左右をきょろきょろすると、ありました。特徴的な赤い地色の看板が。
 すぐに直行すると、なんだか勝手が違う。。

 こちらは三菱UFJ証券でございます……とかなんとか言われてしまった……
 そこでまた、銀行はすぐ近くにございます、と教わりました。

 その後、3度目の正直でやっと目的の銀行にたどり着いた、というドジな私。
 つくづく、私は銀行と縁のない人間だ、と思い知りました。

 で、同じ見間違い(の可能性が高い)でも、「潜水艦の正体はクジラ? 防衛省、結論迷宮入り?」のニュースは笑うに笑えませんでした。

高知県・足摺岬沖の豊後水道周辺で国籍不明の潜水艦が領海侵犯した」という話しは、そもそもウォッチしていた砲術長の見間違いかもしれないということでしょうが。

 時は朝7時前。
 波間にちょこっと突き出た黒っぽい物体は、もしかしたら陽ざしを反射してキラキラした水の面に正体が判じがたかったのかもしれません。

 なんでも、

音波を出して反響音で船舶などを探知するアクティブソナーで、約30分後「潜水艦の可能性が高い」と判断したという。スクリュー音など音の特徴を示す「音紋」は取れなかった。

 ……

 関係者によれば、具体的には、ブリッジの外にいた砲術長が約1キロ先に潜望鏡らしきものを目視で発見。約10秒間見た後、そばにいた艦長に伝え、艦長は水面下に消えかかった潜望鏡らしきものとその影響で波打つ水面を確認した」

 という話し。

 ロイター(9月21日)によると、

「……防衛省は、中国などの潜水艦に関する情報を収集、米軍にも協力を要請した。その結果、この海域に潜水艦がいた可能性はほとんどなく、クジラのヒレなどを誤認したのではないかとの判断に傾いた」

 ということ。

 ところが今日のNHKテレビ朝のニュース「海自 最高司令部に直接報告へ」では、そんなクジラだったかもしれない話しにはひと言もふれませんでした。
 
 防衛省では、情報が
福田総理大臣や林防衛大臣に伝わったのは午前8時半ごろで、「報告が遅かった」と問題になったようです。

「 ……

林防衛大臣は今月19日の記者会見で、報告を迅速に行うため、艦船から、複数ある中間的な司令部を経ず、直接最高司令部である自衛艦隊司令部に情報伝達す るよう見直す考えを示しました。これを受けて防衛省では、こうした情報伝達を行うため、規則の変更などの具体的な調整を進めることにしています。一方、潜 水艦の領海侵犯に、直前まで気がつかなかったことや、発見後も見失ったことを踏まえ、潜水艦を探知する能力を向上させることについても検討していくことに しています」

 などと報じています。

 情報伝達の手順見直しについては、ふ~ん、そうなの、という感じですが、《潜水艦の領海侵犯》と断定してしまうのは、何か意図でもあるのでしょうか、NHKさん?

「規則の変更などの具体的な調整を進め」
「潜水艦の領海侵犯に、直前まで気がつかなかったこと」「発見後も見失ったこと」から、「潜水艦を探知する能力を向上させることについても検討していく」

 ということから、どんな調整かしら? どんな能力向上かしら? とすっかり疑り深くなった私は考えてしまいます。
 
 NHKといえば、自民党本部での総裁選出の投票では、あいうえお順に国会議員が呼ばれて投票していました。
 ご丁寧にあそこまで実況中継する必要はまったくないと思ったのですが、いったいあれは何だったのでしょうか?


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新鮮な産直品の安さに、喜んでばかりはいられません

夜も更けてきて2階の私の部屋にはさまざまな虫の鳴き声が聞こえてきますが、今日はとりわけ賑やか。

 びっくりして感激です。
 特に響き渡る声の主はなあに? と調べると、アオマツムシだとか。
 小さな体でこんなに大きな声! 

 いつまでも暑いですね、なんてご近所さんと互いに挨拶をしていますが、確実に秋は来ていますね。

 さて今日は、久しぶりに遠出をして産直巡りをしてきました。

 なにしろ実りの秋です。
 梨、栗、それにイチジク、ブドウの最盛期ですし、おいしい魚も食べたいし、野菜もたっぷり摂りたい、というわけ。

 産直店は、とにかく新鮮で安い!

 野菜や果物は、生産者の名前入りで町のスーパーの半値以下でしょう。 
 魚は、水槽の中で元気に泳ぐ大きなボラが500円、直径20数センチのボールにいっぱいの小アジは200円、ヤズ、バリは350円、カマスなど8匹で200円です。

 ボラ、ヤズ、バリはお刺身とお茶漬け。残りはムニエルその他用に冷凍。小アジなどは腹わたもぜいごも取らずに揚げて南蛮酢漬け。カマスは焼いてほぐして冷凍にしておけば、いつでも利用ができます。

 ありがたいことに、魚料理が大好き・大得意の家人がすべて下ごしらえをしてくれます。

 バリはまたの名をアイゴ
 毒針を持っていますが、漁師さんが水槽から引き上げてはさみで切りとってくれますから心配ありません。
 見た目はお世辞にも美しいとは言えない魚で、この魚を見るたびに私は宮沢賢治が描いた『ヨダカの星』を連想してしまいます。
 でも、身はとてもおいしい。350円で買ったものが、刺身、お茶漬け、ムニエル、と3度も楽しめます。

 家人がいつも「ションベンゴチ」と呼ぶ臭~い小魚は、これまたトレーにいっぱいの20匹ほどで150円。
 匂いにめげずに皮を剥くと、とっても美味しい天ぷらの材料になります。

 小アジは、南蛮漬けばかりでなく干物にもします。
 腹は割かずに口から割り箸を入れてグルッと回し、器用に腹わたを抜き取り、塩水にしばらく浸けて干すのがいつものやり方。 
 
 野菜だって、家庭菜園で小さくて不揃いなものを見慣れている身にとって、立派なできのピーマンやら青菜やらが袋いっぱいに詰まって100円とか120円とかを目にすると、ただただ驚異。

 100円ショップで格安食品を探すことを推奨していた「年収300万円時代を生き抜く」森永卓郎さんに教えてあげたいほどです。

 でも、でもですよ、安いのは確かに助かるのですが……

 今年になって、産直店が扱う商品の中にも値上げをしたものがたくさんあります。それも2割、3割の上げ幅がざら。
 ですが、値上げしたものは加工品ばかりなのです。

 農家の女性たち手作りのもの、地元商店の製造品等々は軒並み値上がりしました。価格は同じものでも、1パック当たりの量や個数が減っています。

 その一方で、野菜そのもの、魚も、値段は去年と変わっていません。

 こんなにたくさんで、こんなに安い、と得した気分で喜びながら、一方ではなんだか申し訳ない気持が疼きます。

 昨年、リタイアした友人が大豆を無農薬で育てて、一夏中虫取りに大わらわだったことを思い出します。それでも、できあがった大豆は、売り物にならない代物。
 もちろん自家用ですからそれでもいいのですし、わが家では少々傷物でも、お裾分けの大豆で美味しい味噌ができました。
 
 そんなこんなで、農作物も、収穫するまでどれだけ手間暇かかり、気配りが大変なことか、と考えると、ほんとうに粗末にできません。

 北海道出身の友人のご主人は、北海道の産物が安く投げ売りされていると胸が痛む、と言われます。

 私が見聞きした専業農家の経済的困窮も、思い出すたびに胸が詰まりそうです。

農業者戸別所得補償法案」本当に実現してほしいな、と思ってますから、今日の「国会傍聴記by下町の太陽宮崎信行」さんの記事はうれしかったですね。

 で、漁業の方はどうなっているのでしょうか、ね。

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究極の樂園、原風景の海に原発をつくるのか?!

dendrodiumさんの「山口県上関の海に原発を作る計画を立てる無責任な人たち」を驚きと不安の交差する気持で読みました。

 今日のasahi.com山口版では、

 反対派の議員は、

「原発ができる前に埋め立てが始まれば島の暮らしはだめになるという危機感がある。一部地域を犠牲にしたまちづくりに将来はない」

 と訴え、推進派は、

「一日も早く、原発の財源でまちづくりをしなければいけない」
「財政を強固にしないと町の将来が危ぶまれる」
「埋め立てに賛成した上関や四代などの漁協の熱い思いを大事にしたい」

 と語り、

「『原発誘致運動から27年間、長かった。まちづくりには財源が必要。やっと入り口に立たせてもらった』と笑顔を見せた」
 
 とか。

 どうも、《町づくりをするのにお金がない。だから原発を誘致する》と推進派の方々は考えているようです。


 もともと財源の乏しいところに、あのコイズミ-竹中の《三位一体の改革》でさらに財源を減らした自治体に対して、沖縄をはじめする基地を抱える町の頬を札束で叩いて無理を飲ませるのと同様のやり方で甘言を弄したんでしょうね。


 そんなとき、決まって意に沿わない主張をするグループを少数者にして、多数の横暴を無理矢理飲ませるような手段が、この国ではとられてきたんですよね。


 





 ↑ 「一分で分かる『上関原発史』」です。

 その他興味深い動画をご覧になるには、こちらで。

 中国電力が上関原子力発電所を 計画しているのは上関町の中でも長島の田ノ浦です。

 さて、私の手元に、2006年12月発行の「原発いらん!」と訴える薄い文書があります。

 その中では、

「太古の昔から人々の生活と心の癒しを育んでくれた瀬戸内海。その瀬戸内海が開発の汚染にさらされ殺されていく中で、それでもまだ自然を多く残す周防灘。そのなかでも稀なる場所が長島の田ノ浦です」

 と謳われています。

 その長島ですが、古い「塊の岩石」の塊と塊の間に隙間があり割れ目を作っている、そんな地盤らしい。

 干潮時にそれを見つけた方が書かれています。

「『コレハナンダ。』
 色がくっきりと目立つ地層が斜めに走り、くねっと流れ、砂浜の中に埋まり込んで行く。地層のこんな姿は見たことがない」。

 これについて、来訪した専門家から「地層と思ったのは、割れ目に貫入した岩石だ」 と知らされて、この方は驚かれています。

「これほど幅のある貫入を私は見たことがありませんでした。
『地層にしては不規則で不思議な挟まり方』をしていた理由の説明がつきます。
『色の異なる地層』と見えたのは、そのまま割れ目の形だと。

 割れ目に岩石の貫入ということを不思議に思われるかもしれませんが。地下深く、岩石が液状になっていると想像してください。ペースト状の岩石が、先に固まり割れ目を作っている岩石。その割れ目に圧力によりニュルニュルと入り込んでいくのだと」。

 まあ、そんな地盤の所に原発建設が予定されているわけです。

 また埋め立ても計画されているということですが、海の中に淡水の湧出が確認されていて、岸から100数十m沖にわたってこの湧水の影響を受ける、と推定されてもいるという話し。

 地盤となる岩石の塊と塊の間に隙間があって割れ目を作り、水が溜まる。
   ↓
 溜まった水は海にわき水となって湧出し、独特の水環境を作る。
   ↓
 それが独特の生きもの環境をつくり、独特の海草スギモクを育てている。


 という具合に、海水、汽水、真水がパッチ状に存在して豊かな生態系が保たれている。

  
 こうした稀有な自然条件が貴重な生態系を生み「究極の樂園」といわていますが、この環境はまた、原発の立地条件としてはとても危険なもの、と言えます。

 そのことをすでに21年前に指摘されている方がいらっしゃるそうです。
 それが当時和光大学教授の生越忠さん

 中国電力が1985年5月に上関町に提出した「原子力発電所立地に関する事前調査報告書」を吟味検討して内容の不備を指摘しながら批判と反論をされたということです。
 同年12月に、この生越さんの論文ができあがっているそうですが、いつの間にか埋もれてしまったようです。

 さあ、そうした危険性を無視し、さらには豊かな自然環境を破壊して、その上で行われるまちづくり、って、いったいなんでしょう。
 ちなみに、「まちづくり」と叫ばれるとき、一番安直で簡単なものが、いわゆる《ハコモノ》を作ることなんですよね。

 
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麻生「解散せず」? &時代の寵児のむなしさ

事故米の転売を繰り返しながら利ざやを稼ぎ、最終的に事故米が正規の流通米として加工業者の手に渡るのを見て、思わず私はライス・ロンダリングと言いましたが、同じ表現をしている方がいらっしゃいました。

それでも自民党に投票したら庶民は殺される」(ゲンダイネット9月19日配信)で、食糧法に詳しいらしい民主党の山田正彦衆院議員が言われています。


「近ごろ、町の米屋を見かけなくなったのも、この規制緩和で米販売とは無縁だった仲介業者やブローカーが続々と参入したからです。三笠フーズは事故米を転 売するまでに、複数のダミー会社やペーパー会社をかませていた。販売業者が登録制ではなく自由化されたからできたことです。資金洗浄ならぬ“ライスロンダ リング”で、農水省が事故米の流通ルートの実態を把握できないのもこのせいです。規制緩和で小規模農家や販売業者が壊滅的被害を受けた。その一方で、大手業者や天下り官僚が肥え太っている可能性もある。今後も部会などで厳しく追及していくつもりです」

                 

 
 自由競争さえ行われれば、すべて世の中はうまくいく、というコイズミ純一郎・竹中平蔵ラインの主張が、そもそもは現実にはありえなモデルを前提にしていたのではないか、とだいぶ前から感じてました。

 これについては、拙ブログ「頭の中で考え出された自由競争市場は、実際の社会ではギャンブルの場になってしまった」でもふれています。


 神の見えざる手が働いてうまくいき、すべて世はこともなしの結果を得るためには、市場で動き回る人たちが道義心に溢れ、自分の利益の追求はさしおいても公共の福祉に心砕く人たちだ、ということが前提条件になるのではないだろうか。


 と、以前にも述べましたが、経済オンチの私でも、何となくおかしいゾ、と思っていたことです。


 単なる“一経済モデル”にすぎない「自由競争」という考えを現実に応用したい、という竹中氏が権力に接近していったのは、本当に自分の信奉するモデルを信じていたためなのだろうか? という疑問が頭をもたげてきました。
(何だか、疑問ばかりですね、私は)。


 上昇志向の強い竹中氏でも、最初は“世のため人のため”の気持が少しはあった、と考えたい。


 でも、自分の唱える理論が現実の政治の場ですくい上げられて現実化していくのを目の当たりにするあたりから、どんどん殊勝な気持はどこかへ行って、さらにはコイズミ純一郎という後ろ盾を得て権力のうま味を存分に味わうにいたり、もうそのまま走り続けるより仕方なくなった……
 

 口八丁手八丁の才気走った男が時代の寵児としてもてはやされたことがあった、と人々の記憶に残るかもしれませんね。


 彼の推進した似非改革路線は困ります。かといって古い自民党の、保守主義を標榜して多くの支持を得ながら、その実、単なる私腹肥やしという利権漁りもイヤだ、と思いながら、今度の総選挙が私たちの国の新たな国づくりの一歩になることを切に願っています。


 で、総選挙は10月26日に決まり! みたいになってますけれど、うわあ、解散せず」!の速報が、上杉さんの東京脱力新聞に載ってます。
 これでは、ほんとうに上杉さんの予想が当たったことになります。


 ところで、朝日によると、


「自民党の古賀誠選挙対策委員長が16日、大阪市内で公明党の支持母体である創価学会の関係者と接触。10月26日投開票の日程で内諾を得た。公明党側も容認する方針で、 創価学会は週内にも支持者に伝える」


 ということらしいのですが、これって、政教一致の姿を隠すことなくお披露目してくれた、という感じです。 もう、公然たる秘密
 こんなおかしな憲法違反が法治国家であるとは、とても信じられません。


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【転載希望】都庁で9月24日に豊洲新市場対策の中止の都知事要請行動(記者会見も開催)

東京中央卸売市場(築地市場)の豊洲移転計画について、いつも詳しくレポートしてくださるRolling Beanさんからの緊急のお知らせです。
 

 9月24日(来週の水曜です)に、日本科学者会議公害環境問題研究委員会委員により、東京都が企てる築地市場の豊洲移転の強行を無効と訴える「都知事要請」の行動が行われるということです。

 

 国内外のメディア関係者と、この問題を憂慮する本来の意味での専門家、そして市民の方々は、後半に示す要請行動と記者会見に関する部分の情報伝播と、記者会見への列席をお願いいたします!


 それにしても、わがままし放題知事だって、知事に従って移転強行の計画を練る都庁職員だって、その他この計画に絡むもろもろの企業人だって、知事の妙な屁理屈を支える学者さんたちだって、それぞれみな家族を持っていて、その家族ともども、“食べること”は生きていく上で欠かせないわけです。

 そんな食を支えて都民の食の象徴ともいうべき築地市場を、日本最大の汚染規模が明らかになった豊洲へ移転する、ただそのことだけでも疑問が生じるのは、ごく普通の感覚でしょう。

 その上、ごり押しすべく、手を尽くして、ああでもない、こうでもない、と都合の悪いことは隠して嘘を重ねる。これは想像力の欠如なのか、利権に目がくらんだか、業務命令で仕方ないとするのか。

 都知事の罪は大きいなあ、と今さらながらに痛感します。
 こんな都知事を選んだのは、というか、票を投じたのは、いったい誰なんだ?!


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*** ここから転載***

●要請●

2008年9月24日(水)11:00~ 

(日本科学者会議公害環境問題研究委員会委員が出席)


●記者会見●

2008年9月24日(水)午後(恐らく14:00以降)

(幹事:読売新聞 石川さん)



声明:「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策工事に関する技術会議」の設置等について


2008年9月24日


日本科学者会議公害環境問題研究委員会


東京都が委嘱した「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に関する専門家会議」(座長・平田健正和歌山大学システム工学部長ほか3名、以下、専門 家会議)は、去る7月26日の第9回会議において最終報告書を確定、都に手渡した。同委員会は、これをもって所期の任務を終えたとして解散を決め、都は、 この報告書の「一定の対策を実施すれば、移転しても危険はない」との内容に沿って、築地にある中央卸売市場の豊洲移転に向けて「豊洲新市場予定地の土壌汚 染対策工事に関する技術会議(座長・原島文雄東京電機大学未来科学部教授ほか5名)、以下、技術会議」なるものを設置して、非公開ベースのまま実務作業を 強引に進めようとしている。

 東京都は、専門家会議の報告書を、移転を容認する事実上のゴー・サインと受け止め、今後は非公開の技術会議で技術工法などの評価・検証を行うとし ている。すなわち、専門家会議報告書の提出直後の8月1日に、技術会議の設置を発表し、8月18日~9月26日に新技術等の公募、10月下旬には新技術等 の選定を行うとする。この間、会議録などは、公平・公正な評価・検証を確保するため、評価・終了後に公開するという。

 技術会議の委員は、環境・土木・情報処理の各分野から学識経験者5名を選定するというが、原島座長のみ公表で委員名は明らかにされていない。加え て原島座長はロボット工学が専門の電気工学者であり、専門分野の不適合性は否めない。また、石原知事の意向により、「なるべく低価格で短期間で実施できる 新技術工法を選定するために設置された」という。
 新技術とは、実績のないものであり、実効性に疑問が残る。低価格・短期間の技術工法も「安かろう、悪かろう」の実効性のないものになりかねない。さら に、専門家会議の提案する対策案は、莫大な費用がかかり、技術的困難を伴う「絵に描いた餅」のような対策案なので、新技術等は混迷を深めることが予想され る。それをわずか3ヵ月もの短期間で公募・選定することは無謀としか言えない。このような都の強硬な姿勢は広範な都民の持つ不安と不信を助長するばかり で、何らの解決策にもつながらない。
 私たちは、この事態を深く憂慮し、技術会議などの移転準備作業を直ちに中止するとともに、公正が担保される中立的な調査・研究組織を設けて、専門家会議 による調査・対策案の不備を是正することを強く希望する。そのために新たな調査・研究組織は、委員の選定基準を事前に明らかにするとともに、広く学識経験 者や都民の意見を聴取して委員を選定し、会議運営に当たっては、都民の生命・健康と安全に係わることなので、すべて公開する必要がある。

 東京都は、真の食の安全と都民の健康を保障し、かつ貴重な税金の無駄遣いを防ぐために、冒頭に示した私たちの希望を真摯に受け止め、誠意を持って技術会議の即時停止と、事態の本質的な解決に努力すべきである。私たちはそれらのことを、重ねてここに強く求めるものである。

 右、声明する。
                                   <以上>


  ***転載終わり***

イタ過ぎる小池氏とか、金銭が乱れ飛んだか?!麻生氏とか

「若さ」「庶民的」「女性」「普通のママ」が売りの米国大統領選で脚光を浴びる共和党副大統領候補ペイリン氏。

 一方では米国の外交政策に関する無知と狭い政治的理解をABCテレビのインタビューで露呈させた筋金入りの愛国ママだと言われます。

 この方、元義弟の州警察官を不当解雇しようとしたという職権乱用の疑いを受けて、首席補佐官を務める夫のトッド・ペイリン氏が米アラスカ州の上院司法委員会で証人喚問されるとか。
 知事自身は退任検事の議会調査官の事情聴取に応じることを前提に、喚問しないことで合意していたという話しですが。

 にぎやかな人なんでしょうね、いろいろと。
 で、「米国の外交政策に関する無知と狭い政治的理解」から強硬意見を吐ける、というのも理解できるな、と思いました。
 この方に限らず、また米国に限らず、知らない方が好き勝手なこと言えますから。

 中にはそれを逆手にとって、計算ずくで戦略的にそれを演じて世論を喚起している人がいるかもしれませんが。

 対アジア外交で常に強硬姿勢を示してきた小池百合子氏の場合はどうなのか、ちょっと分かりかねます。
 総選挙運動をかねた総裁選運動では、しきりにコイズミ改革を押し進めるようなことも言ってます。

 でも、小池氏に関するOLたちの評判は「イタ過ぎる」というものらしいですから、勘のいいこの方たちの感覚を信じると、小池氏がとっているのが戦略的な計算ずくとは思えない……やっぱり、無知と無理解でしょうか。

 曰く、「キーワードは改革。改革すべきは改革し、守るべきは守る」のだとか。

 もともとこの方、環境相になっても『エコユリバッグ」とか、浴衣を着ての「打ち水作戦」とか、ほんの小手先のことしか打ち出せませんでした。まあ、そんな人なのだろうと思ってます。
 外交・経済政策に対する見識もビジョンも疑わしい。
 世界を襲う荒波の中で、まっとうに日本丸の舵を取れるとはとても思えません。

 それがなぜこれまでのようにただ注目だけは浴びてこれたのか、ということが現在の日本の政治を物語っているともいえそうです。

 他の総裁選候補者も似たり寄ったり、大同小異、五十歩百歩、といったところでしょう。

 結果は最初から分かっていたけれど、そもそも党内でも人望がない、数々の暴言を問題にすればとどまるところ知らず、という麻生氏に党内の支持が一斉に傾くとは、いったいどれだけの金銭がばらまかれたのか? と不思議です。


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橋下府知事―この方の品性と口はどうにかならないでしょうか。

全国学力調査の市町村ごとの結果の公表問題で、橋下府知事がいろいろと叫んでいます。

 9月11日、報道関係者に、

「猛反発しているのは教育委員会の事務局長。全部、教員の代弁者なんですよ。そんなやつらに(公表、非公表の)権限を渡していいのか」
「『調査結果を公表するかどうかは、教育委員、首長、議会など『民主的コントロールが及ぶところ』で審議すべきだ」

 9月14日(今日)、民放のテレビ番組で、

「中立性の名の下に、自分たちの領域は神聖不可侵なんだという本当に恐ろしいような状態。関東軍みたいになっている」

(以上asahi.com)

 なお、この民放のテレビ番組とは、スポーツ報知によればフジテレビ系「サキヨミ」だそうです。

 ただし橋下氏は昨年12月の朝日新聞の知事選立候補予定者座談会では、全国学力調査の結果について、

「何を大騒ぎしているのかわからない。英数国理社が好きなら一生懸命やればいいし、スポーツや絵、音楽が好きならそっちをやればいい」

 と発言していますから、知事になる前と後では、完全に矛盾してます。支離滅裂、といってもいい。それこそ「このざまは何だ」状態だと思うのですが。

 でも、それくらい計算済みの人でしょう。
 
 唐突に「関東軍」を持ちだしたような感じですが、ただ私は、いくら弁護士だからといっても、この方の、歴史に対する姿勢の問題以前に、歴史に対する知識そのものが果たしてどれだけあるのか、とても疑問に思っています。

 彼が初登庁挨拶で、

「教養といわれるものに関しては、通常の38歳より著しく欠けていると思っています」

「繰り返しますが、本当に教養等はありませんので、そこは色々と勉強させてください」


 と言ったことは本当だ、と思っています。


 知らないから、かえって好きなことが言えますしね。


 それにこの方、その場その場で受けの良さそうなことを適当に口走る。たぶん、それで由としているのでしょう。
 それこそ、「最悪。ビジョンも何もあったもんじゃない。(教育委員は)みんなお飾りだ」という言葉はご自身にはねかえってくるでしょう。
 

 大阪府の教育委員会がどんなものか、私は知りません。ですからまったくの一般論ですが、それぞれの自治体が抱える教育委員会の現状がそのままでイイとは思いません。


 でも今の教育の問題が、この知事のように大声で、悪の権化のように教育委員会を叩いて解決できるほど生易しいものではないことは確かです。


 オンリー・ワンの子どもたち一人ひとりが育つ過程では、家庭や社会がどれほどのエネルギーを費やす必要があるか考えると、気の遠くなるような思いにかられます。


 手のかからない子なんて、ひとりとしていない。それぞれが、大人が本気で自分たちを相手にすべきだ、と陰に陽に迫ってきます。一見従順でおとなしい子だって、いつも、あるいはいつまでも従順でおとなしいとは限りません。

 5人も6人も子どもをお持ちなら、それくらい分かりそうなものなのに。
 いや、これからかな。知事になるのが早すぎましたね……もしかしたら、いくつになっても早すぎるのかもしれませんが。


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一兵卒にとって、戦争なんていいことなんか何もない

これも朝日の投書。
 17歳の高校生が、留学先の米国で仲良くなった友人のことを案じていました。

 アフリカ系アメリカ人のその友だちは、成績優秀だったが、家の経済状態を考えて軍隊に入ると決めたのだとか。

 話しに聞いていたとおり、任務が終われば大学に行く費用は軍が出してくれるよ、と誘われたようです。

 それについて、こんな話しをその高校生は書いています。

私が通っていたメリーランド州の公立高校では、卒業が近づくと軍服姿のリクルーターたちがカフェテリアにまで入り、笑顔で入隊の勧誘をする。最前線の兵士を確保するのに必死なのだ。決まったブース内でしか動けない一般企業のリクルーターより優遇されていると感じた。

 

 漠然と知っていたことが、こうして具体的な形で伝えられると、あらためてアメリカ社会の苛酷さに衝撃を受けます。

 教育現場そのものが、軍のリクルーターを優遇しているわけですね。

 日本人留学生にいろいろと親切にしてくれた心優しい青年が軍隊に入り、どんな経験を重ねて良き兵士としてイラクやアフガニスタンに赴くか、その将来のことを考えずにはいられません。

 ベトナム戦争当時、貧しさゆえに海兵隊に志願しベトナムに従軍したアレン・ネルソンさんは、帰還後ホームレス生活を経て精神科医の治療を受け、自己と格闘し、15年の歳月をかけてPTSDを克服しました。
 
「人を殺すたびに、心の中の、何か大切なものが死んでいくのを感じました」と語るネルソンさんは、帰還したとき母親に、「お前は私の息子じゃない!」と言われたそうです。

 人を殺すたびに心の中の大切なものが死んでいく。そうやって心が壊されていく。
 一兵卒にとって、戦争なんていいことなんか何もない。

「戦場で殺し合いをするのは、貧しい庶民同士です」とも、ネルソンさんは言います。

 それはギリシアの昔からそうだったようです。おそらく、ギリシアよりももっと前から。

 ホメロスの『イリアス』には、故小田実さんによると、怒って人間に罰を下すアポロンの矢は、大王や英雄には当たらず、犠牲になったのはいつもただの兵士だったとか。
『イリアス』を私は中学生頃読んだままで、次のような詩はとんと忘れてしまっていたのですが。

  「彼(神官)が祈り、話したのをポイボス・アポロンが聞き、オリユムポスの頂から心底怒って降りて きた。……からだの動きにしたがって、夜のように彼は動き軍船の列から離れて陣取って、列のまっただなかに矢を射放った。……矢が襲ったのは騾馬ども、次 いで足速い犬ども、さらには兵士ども、彼らを狙って、切っ先鋭い矢は飛んだ。あと屍を焼く火は絶え間なく分厚く層をなして燃え上がる」

 アポロン神の怒りの矢は、まずラバを狙い、次に犬、そして兵士たちに向かったわけです。怒りの元となったギリシア方総大将アガメヌノーンには向かわなかったわけです。

 あんまりにも、悲しいではないですか。


    
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食品偽装。どうせみな、見て見ぬふりだったんでしょ?

食品偽装で日本中が揺れています。
 おまけに農水省から最終消費者の手に渡るまで事故米は業者の間で転売が重ねられ、その都度価格は何倍にもなって、それぞれの業者はうま味を分け合っている、という構図。

 事故米と言って売った、いや、知らないで買った、と罪のなすり合いをしている業者を見ると、何を今さら、どっちみち、みんな知っていたんでしょっ! 暗黙の了解っていうやつでしょっ!、と怒りたくなります。

 おそらく、もう、長い年月の間に農水省も事故米の行方を承知していて、転売を重ねた業者も分かっていて、知らないのは末端の消費者だけだったのでしょう。
 当事者であれば、そんなこと分かるものではないでしょうか。

 工業用に回す量を大幅に上まわって輸入し、食用に流通させて暴利を貪る(と私は疑っていますが)、なんて誰が思いついたことやら。

 いったい農水省は何の目的で事故米の食用転売に見て見ぬふりをしていたのでしょうか? と考えたら、きっとそこにも利権構造が横たわっているはず。

 さらに農水相の暴言が伝えられて、混乱に拍車をかけています。大臣職について、1、2か月の間にこれだけ多くの暴言を吐きだす大臣もめずらしい。

 で、今回の食品安全の危機を報じるニュースを見ていると、どこか既視感に囚われます。
 60年代末~70年代にかけて日本中(の親)を揺るがした食品添加物等の食品公害です。

 町のスーパーや商店に並ぶ商品が有毒の添加物まみれかもしれない、と恐れ、世の中の多くの親たちが子どもたちに、家族に何を食べさせようか、と頭を抱えました。
 細かいこといってたら食べるものがないじゃない、もう気にしないことにする、などと度胸のある言い方をする方もいたりしましたが、多かれ少なかれ、私の周囲ではみなさん気にしてました。

 結局、一つの食品に片寄らずに、なるべく他種類の食品を少量ずつ食べてリスク分散をする、という線に落ち着いてそのまま今日まできたわけです。

 当時、手作りも流行りました。パン作りを私が覚えたのも、ちょうどその頃。

 何年か前に週刊金曜日が出した『食べてはいけない』という本が話題になりましたが、あの本を手にしたとき、なんだ、こんなこと、もっと前から言われていたじゃない、と思ったものです。

 でも、あれはダメ、これもダメ、それならイイ、と子どもたちに言うしんどさ、人格形成への悪影響などまで考えると、親の悩みは限りなし、といったところでした。

 豆腐にまでAF2という防腐剤が加えられていて、AF2には発ガン性がある、と問題になったときは、さっそく某食品メーカー売り出す豆腐の手作りキットを買いに行きました。
 豆腐に限らず、ご近所の仲良しさんたちと時々集まってはさまざまな加工品を作ったのもその頃のこと。

 そんな食品公害狂騒曲も、いつの間にかなりを潜め、子どもたちも大きくなり、良い食べ物悪い食べ物では通用しなくなりました。でも、時々思い出しては、漠然と、解決したわけじゃないのよね、以前よりももっと巧妙になっただけかもしれない、と感じていました。

 偽装といえば、キャビアじゃないキャビアもどき、カニの入っていないカニかま等々もありました。
 その昔、マンガ『まっぴら君』で、今でいうホームレスの男性がたくわんに何かを混ぜて数の子だ、と人に食べさせる話しがあって、たくわんに何かを混ぜると数の子みたいになるの? と疑問に思ったり、子ども心に妙に感心したりしたことがありました。あれはきっと、たくわんの噛みごたえから数の子の歯ごたえを作者が連想したのでしょう。まあ、そんなものご愛敬。
 今でも正月準備をするときにこの話を思い出して、ひとりで笑っています。 

 しかし、キロ当たり5円とかいう事故米も、転売を数回すれば10倍の50円になる。そこに目を付けて大もうけをする、なんてすごい商売ではないですか。
 ライス・ロンダリングともいえそうです。

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防衛大臣就任祝賀会の準備・運営に公務員が公務で参加。これで政治的中立は確保できるの?

今朝の朝日に気になる投書が載ってました。

 タイトルは「一般公務員の参加は自粛を」。

 何への参加か? と読めば、8月30日に山口市で開かれた林芳正防衛大臣(参院・山口選挙区)の就任祝賀会です。
 
 この祝賀会の主催は、山口県、山口県議会、山口県市長会、山口県市議会議長会、山口県町村会、山口県町議会議長会の地方六団体と自民党山口県支部連合会。

 これについては下関市議で江島市政のベストパートナーと長州新聞に名指しをされている林真一郎氏のブログに取り上げられています。この方、同じ林姓ですから、一族でしょうか。

 ここでは、県と岩国市が実現を求めている民間空港の再開について「関係省庁間でよく調整をし、実現に向け、努力していきたい」と述べ、愛宕山地域を国が買い取った場合の跡地利用については国で勝手に決めず、市と県の考えを聞いていくとしたそうです(こちらより)。
 

 22日には地元下関でも祝賀会があったようですね。

 そこでは、米軍再編に伴う空母艦載機岩国移駐について、「地元の意見をしっかり聞きながら進めたい」との見解を示し、愛宕山開発跡地の米軍住宅化については「市長の話を聞いてベストの答えを出したい」と述べたそうですが、岩国の地元の意見や市長の話等は、何を今さら、もう決まっているくせに、と横やりを入れたくなりました。

 で、投書氏は、二井知事以下首長・県議の「地方公務員・特別職の出席は問題ないだろうが、問題は15人の地方公務員『一般職』が、準備及び運営に『公務』として携わっている点にある。結論から言えば、自粛するべきだと思う」と、一般職公務員の違法性を指摘しています。

 うわあ、そんなことがあるんだ! と驚きながら、常識で考えてもおかしなことが、長年の慣習で何の疑問も抱かれずになされてきたのだろうと推測しました。

 また、国会議員の大臣就任祝賀会の準備・運営に公務員が公務として従事した、ということに加えて、地方六団体が主催している件についてはどうなんでしょう?

 これについては「多選の弊害」と題してブログに書いている人を見つけました。

「  ……
県選出の国会議員が閣僚になったときの祝賀会の主催団体に県が名前を連ねているのは山口県だけで他の都道府県については「考えもつかぬ」とまでコメントし ています、コンナ他の都道府県が関与しないのは地方公務員法36条で「地方公務員が特定の政党や内閣を支持する目的で政治的行為をすることを制限してい る。」からなのに堂々とやってのけるとは県民を舐めきった証拠です
……」

 と言いながらも、その後、

「今後大きな問題に発展するのか保守地盤の強い山口県だからコノ記事で”ザ・エンド”になるのか分かりませんがドウもシックリしませんね。間違いなく地方公務員法36条違反だとおもいますが自分の得になるものでないので告発する人はいないでしょう……」

 と諦めてます。

 うう~ん、こんなところで去年とくらさんは頑張ったんだ、とあらためて昨年の参院選を思って、ちょっとしんみり。

 しかしですね、維新だとか志士だとか、誇らしげに叫ぶのは勝手ですが、こんなに硬直した保守地盤で法違反も意に介さず、というのは、世が世であれば、当然ご一新=維新の対象だとは思うのですが。

 
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恥と日本文化と死刑執行

ははははは、と笑ってしまいました。

 オーストラリアでの出来事。

 州政府の閣僚がパーティで裸踊りをして、結局、辞任に追い込まれたという話しです。
 BBCの見出しは「‘ブリーフパンツ’大臣 失職」。

 件の閣僚は州警察相でしたが、3か月前の事件当時は州住宅相。 
 当初は本人も強く否定していたそうですが、ことの報告を何人からも受けた州首相は、「無視できず」に辞職を勧告。
 当人も否定しきれずにとうとう辞職。
 記者に囲まれ、人間だから過ちを犯すこともある、と述べながら、穴があったら入りたい状態だったようです。

 なぜそこまで問題になったかというと、場所が場所。
 パーティは州議会の自分のオフィスで開かれたもので、そのパーティもいってみれば「ランチキパーティー」をうかがわせ、緑のカウチの上でテクノミュージックにあわせて踊ったときのいでたちはビキニスタイル("very brief" とありますから)、しかもオフィスの女性スタッフもいっしょに踊ったのだとか。

 そりゃあ、問題になりますよね。

 こうして元弁護士で大学講師のこの方は議員になって9年。大臣職を棒に振ったということですが、政治家としての将来がどうなるかは、まだはっきりしないそうです。

 まあ、このニュースなど、羽目を外しすぎて世の人々が目を剥いた、という単純な話しです。

 さて、国内のニュースで驚いたのが、「法治国家の秩序を守る責任者として粛々と職務を遂行する」と述べて3人の死刑執行を発表した保岡法相。

 この方は内閣改造後の8月2日の初閣議後の記者会見で終身刑の創設にからみ、「日本は恥の文化を基礎として、 潔く死をもって償うことを多くの国民が支持している」と述べていましたから、やるだろうな、とは思ってました。森内閣時代にも法相として執行書に署名してますし。

 それでも、じきに任が解かれることが分かっていて、なぜ、今? と、とまどいを禁じ得ません。
 自分がいる間に少しでも執行しておこう、ということなのでしょうか。

 だいたい、統一協会の合同結婚式に代理として妻を出席させたこの方のにこやかな微笑みが、私には気持ち悪くて仕方ありません。 
 
 日本は恥の文化を基礎として、 潔く死をもって償うことを多くの国民が支持している、という主張も分かったようで判らない論理です。

 保岡氏同様、2度の死刑執行を命じた森山真弓氏も同じようなことをいってました。曰く、

「わが国では大きな過ちを犯した人がたいへん申し訳ないという強い謝罪の気持ちを表す時に、死んでおわびをするという表現をよく使うのですが、この慣用句 にはわが国独特の罪悪に対する感覚が現われているのではないかと思われます。国民の死刑制度に対する受け止め方も、ヨーロッパとはかなり違うところがある のではないでしょうか」。

 死刑は日本の文化だ、といわんばかりの森山氏の口調には、異論を拒否して死刑を“粛々と”行うことへの並々ならぬ意思を感じ、背筋の寒さを覚えます。

 死刑は、日本の文化ではない、と思う。

 遠く平安朝に遡れば、810年の藤原仲成の処刑以来、350年近くにわたって朝廷が死刑執行しなかった、という事実があります。死刑判決があれば減刑し、死刑は廃止されていたも同然だったといわれます。
 
 また平重盛は父清盛に死罪を思いとどまらせようと、「死罪を行えば海内(かいだい)に謀反の輩(ともがら)たえず」と訴えたことが平家物語に記されているのだとか。

 そして真宗大谷派を信仰する、第3次小泉内閣の杉浦法相が、「(死刑執行命令書に)サインしません」「私の心の問題。宗教観というか哲学の問題だ」と述べたのは記憶に新しいところ。

 死刑は日本文化だ、と断じてそれ以上の議論を拒むのは、どうみてもおかしいと思います。




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熱狂状態から冷めた人、まだ冷めてない人

見慣れぬ言葉を目にしました。
「ユーフォリア」です。「陶酔的熱病」の意味だそうですが、検索すると、こちらに経済的に用いた場合の詳しい説明があります。

 森永卓郎さんはこれを「陶酔的熱狂」と呼び、3年前の9月11日の選挙結果をこのユーフォリアの表れと見ています。
 メディアはこれを「小泉マジック」と呼んでましたっけ。

 確かにマジックにかかったように熱狂する人たちが続出しました。

 コムスンの現場で働いて、利益を出すためにヘルパーが酷使・使い捨てにされるさまを身をもって体験した知人でさえ、年金問題が噴出してくると社会保険庁は民営化すべきだ、と言い出し始めました。
 またこの状態に陥った人でも、その社会的地位からはとてもB層として括られそうにない人もいました。

 森永卓郎さんがユーフォリアが成立する条件の一つに「情報の遮断」をあげていましたが、例にあげた知人たちにも、それがうかがえました。
 メディアも情報遮断に手を貸しただけでなく、本人たちも自ら情報を掴もうとはしませんでした。。

 政治に関心がない、ということもその理由の一つにあげられますが、宗教と政治の話しは御法度だ、という感覚を持つ人が多いのも事実です。宗教に勧誘されるのもイヤだし、政治的主張に感化されるのもごめんこうむりたい、という気持が先に立つのでしょう。

 それになにより、相次ぐ腐敗の表面化で政治不信をいっそう高めながらも、持って行き場のない怒りに無力感を強めていることもあるかもしれません。

 でもそんな人たちにも「郵政改革をやる。オレは殺されたっていい」とか「自民党をぶっ壊す」とか叫んだ男の言葉は、琴線にふれたのかもしれません。

 当時、コイズミ純一郎氏の印象を「は虫類だ」という人がいて、それに私も大いに同意したものです。

 は虫類かどうかは別にして、実際3年前の総選挙時の得票数を見ると、

      小選挙区      比例区       
与党  33,499,494    34,875,400
野党  31,324,709    32,935,669
 
 といったぐあいで、議席数に比べて得票数の差はずっと小さい。ユーフォリアに影響されなかった人もけっこう多いんですね。

 見事にはったりをきかせて強いリーダーを演じきった男に酔いしれた人たちを、このユーフォリア状態から抜け出させる方法はあるのだろうか? と考えてみましたが、やはり良い知恵はなさそうです。

 現実の問題や矛盾が目に入らない、一種の高揚状態にある人も、破綻が自己そのものに及べば目が覚めるのかもしれませんが、それだって確かではなさそう。まあ、そこまでの状態の人はけっして多くはないだろう、と判断できそうなところが救いです。

 コイズミ純一郎氏自身も、きっとこの高揚感にとらわれていたのだろうと思います。
 高揚感と同時に万能感でいっぱいになって、自分は何でもできる、という気持に支配されて、3年前の選挙を乗り切ったのではないでしょうか。

 しかし今の彼はどうでしょう? アベ・フクダ政権下の日本の政治・社会・経済を目の当たりにして何を想っているでしょうか。

 政治も社会も自身への熱狂状態から距離を置きつつあるありさまを見て、そこから目をそむけようという気持が湧いてくるとしてもおかしくはありません。
 本気で小池百合子を自己の代理人として総裁/首相の座につけようとは思っていない気もしてきます。

 一度大成功に帰したやり口でふたたび成功することはほとんど不可能だということも、勘の良いこの人は気づいているでしょうし。
 多くの有権者を熱狂させたこの人自身は、とっくの昔に高揚感から冷めているのではないでしょうか。
 それに、自分には政治を司るものとしての良心も見識も資質も欠けていることは、よく承知しているでしょうし。なにしろ、勘のいい人ですから。

 まあ、酩酊状態のまま捨て置かれた人たちは気の毒としかいいようがありません。

 自分だけ勝手に先に冷めて、私たちをどうしてくれるのよ! と、コイズミ氏自身に文句を言ってください。


       
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高く売りつけるということ

たまたま目に入ったテレビCMで、あのお笑いタレント島田某が出ているのにびっくりしたのは先週のことです。

 このタレント氏を私はかなり嫌っているのですが、世間では受けがいいのか、けっこうたくさんの番組に出ているようですね。たまには腰を下ろして見もする「なんでも鑑定団」まで司会していたりします。。

 で、なぜびっくりしたのかというと、島田某が真面目な顔で宣伝していたのは、先日知り合いに見せられたバカ高い中学生用学習教材の出版・販売元だったからです。

 いつか知人が、そのまた知人から譲られたというハードカバーの参考書付き問題集セット(A4版)を見せてくれました……

 そこで、5教科分70万円という代金にまずびっくり。

 それぞれの問題集を手にとって見てみますと、まあ、それなりの内容ですが、いかんせん、本気で勉強するには問題量が少ない。
 実戦面から見れば、単元別になってはいても、さまざまなタイプの問題をカバーするには至ってない。
 ということは、勉強の苦手な子やあまり好きでない子の理解・定着には不十分。
 できる子にとっては、解けたところで大して面白くもない問題が並ぶ。

 一方、ハードカバーの立派な外見の、平均で1教科14万円なりの値段で、参考書の方はどうかといえば、

 せめて中学生に分かりやすく、興味を引かれるような多色刷りやカラー写真をふんだんに使用していてくれたなら、という淡い期待は見事に打ち砕かれました。

 理科を除く4教科は赤と黒の2色刷。
 理科だってカラー写真は本文に入る前の7、8ページ分だけ。
 そのくせ、紙だけは上等。

 中学生がいつも手元に置いて参考にするのには甚だ使いにくい仕様です。あれならば、1冊何百円かの「便覧」の方がよほど役に立ちます。

 社会科の文化財等の写真などもみすぼらしいもので、おざなりの編集方針が見てとれます。もっと大きな写真が、それに、カラー写真がほしい! 

 要するに、この教材、学習机の高価なアクセサリー以外の何ものでもない。私の方は唖然とするばかり。

 言っちゃ悪いけど、たとえ7万でも高すぎる。。

 70万……よくこれだけ高く売りつけたものだ、と今でも思い出すとと目が回りそう。

 まあ、一種のこけおどし、と考えればいいか……それにしても70万!
 
 で、こけおどしか、あるいは詐欺的商法に似たようなものか、と連想してしまった自民党総裁選。
 もう、結果はわかっているのに、高く自分を売りつけるには、総裁選立候補という経歴があるといいのでしょうか。
 にぎやかしさの一助ともなり、党への貢献という実績も積めますし。
 ああ、計算高いこと。

 
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いい訳にも色々ありますね、福田さん

「私は任期ぎりぎりまで解散するつもりはなかったが、政局によっては、追い込まれて解散になる可能性はある。ならば先手を打って、こちらに余裕がある状態で、勝てる態勢を作るべきだ。民主党が変わらないのであれば、自民党が先に変わって主導権を握るべきなんだよ」


 首相の狙い通り、総裁選は5人以上が立候補する異例の展開になった。多彩な候補者の競演で、民主党はかすみがち。勢いづく与党内では臨時国会での「冒頭解散論」が強まってきた。

 攻勢に立つ民主党、守勢の与党。首相の突然の辞任は、確かにその構図を逆転させた。              


 という具合に、今日の朝日は第1~2面に、1日のフクダ首相退陣表明ドキュメント

 

 なるほど、首相の辞任表明は、国民のためよりもなによりも、自民党政権維持のためだということがよくわかりました。


 それにしても、今、なぜこんな当事者しか知らない話しをわざわざメディアに流したのでしょうか? それも朝日に。

                                                                                    

 ここに登場する人物は、フクダ首相当人以外は麻生太郎自民党幹事長、町村官房長官の3人ですが、3人のうち誰が公表するにしても他の2人の了解は必要でしょうから、当然3人とも承知の上でそれなりの意図をもってこの話しをメディアに伝えたのでしょうし。

 

 問題の記事の見出しは、

 首相「先手打ち、自民党が主導権握る」

  麻生氏を前に「民主対抗論」

 首相「小沢とはもうやれない」

  関係悪化、辞任の背景

 「党が変わる勢い殺してしまう」

  「予算成立後」の勧め拒否

 「禅譲説 麻生さんが迷惑」

  出馬には期待感

  となっています。


 内容は、2年続けての政権投げだしに対する批判への弁明ともとれるような表現が続きます。


 なぜ、この時期か? という疑問に対しては、

・限られた時間の中であったが、しっかりした経済対策ができあがった(と読めます) → 「よいタイミングだ」

・太田農水相等の問題で臨時国会を乗り切るめどが立たなかった(と読めます) → 「今なら国民にも迷惑をかけずに交代できる」

 等のいい訳が続き、とどのつまりが「無責任と言われるかもしれないが、いま辞めるのが、最も責任のある辞め方だ。今を失えば、機会を失う」


 と応えてます。


 結局、自民党の都合で首相の座に就き、自民党の都合でその座を降りる、としか読めないのですが。


 今が辞任のベスト・チャンスという判断は、まあ、福田康夫氏のプライドとか美学の問題がからんでいるのかもしれません。就任当初からゲンダイネットあたりでは、いつプッツンして辞めてもおかしくない的なこと言われていた人ですから。


 またこの詳細なやりとりだって脚色可能なわけで、けっしてプッツンで辞めたのではありません、といいたいのかもしれません。

 いずれにしてもごくろうなことです。


「党として反省・謝罪がない」(神戸新聞9月6日

「どの顔で官邸にいるのだろう」(中日新聞9月7日

「無責任もほどほどにしていただきたい」(秋田魁新報9月5日

「小泉純一郎元首相は言っている。「にぎやかな総裁選を」。劇場型政治の主役らしい発言だが、政治混乱への反省がない。「にぎやかに」やればマスコミも国民もついてくるとの確信が感じられ、不快だ……」(熊本日日新聞9月4日)

「二人の首相が根なし草だったのは、選挙で信任を得るという「根拠」を得なかったことが大きい」(北海道新聞9月3日

「本の表紙だけ変えても中身が変わらないのではだめだ」(東京新聞9月3日

「「私は自分自身を客観的に見ることができるんです!」と気色ばむ首相。自らの貧乏くじも見通していたということだろうか」(中国新聞9月2日

「任期中の実績とやらを並べ立てたときは、聴きながら目が点になった人もいるだろう」(西日本新聞9月2日)

 

 等と厳しく批判する空気を読んだ末の、懸命のいい訳かもしれません。


 でも、当初の目論見通り、自民党はドンチャン騒ぎで、総裁選は総選挙の前の格好の売り出しチャンスになってます。

(一太氏は5年後を見据えているのかな? それとも、何度目かの正直を狙っているのかな? この方の軽く突飛な行動は理解不能です)。

 

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「20代はサクセスストーリーを経験しろ」という竹中平蔵氏の厚顔

ご存じでしょうか?

 竹中平蔵氏がダイヤモンド・オンラインで「消費しない20代が日本を滅ぼす!? 若者はサクセスストーリーを経験して積極的になれ!」と吠えているのを。

 1980年から88年生まれの20代、約1150万人を「とにかく楽が一番で傷つきたくない!? 『縮み思考』のミニマムライフ世代」と呼び、「将来に対するリスクを過大に見積もる傾向がある」「サクセスストーリーをぜひとも経験してもらいたい」と評し、もっと積極的になれ、と主張しています。

 なにしろ、自動車販売台数や酒税の大きな落ち込みに、このミニマムライフ世代の買い控えが大きな影響を与えている、と言ってるわけです。

 そうかもしれないけれど、それをあなたに言ってもらいたくない! と思いませんか。

(なお、「対照的なのが団塊世代です」と竹中氏は断言してますが、私の周囲でそんな話し聞いたことがありません。
 わが家も含めて、現役を退いた後も生活防衛に徹しないと長い老後をやっていけない、という話しばかり。
 気を許した身内や親しい友人の間で、とにかく協力し合って乗り切らないといけないね、と話してます。なにしろ、高齢者のことでも、法整備を待っていられません)。

 で、この竹中氏の「20代はサクセスストーリーを経験しろ」ということばを聞けば、あの「再チャレンジ」という虚しい言葉を思い起こします。

 福祉削減、非正規雇用拡大の一方で、大企業には減税という構造改革を押し進めた立役者の言うべきことばか! と怒り心頭の心境。

 4日のasahi.comは、「自己破産した労働者、3分の2が非正規雇用 近畿6府県」と伝えています。


 多重債務を抱えて自己破産した労働者110人の破産記録を分析したところ、全体の3分の2がパートや派遣など非正規雇用の人だったことが、近畿弁護士会 連合会の調べでわかった。うち4割は生活保護基準に満たない低賃金だった。不安定な雇用で働いているワーキングプア(働く貧困層)が、生活苦から借金に頼 らざるをえなくなっている実態が裏付けられた格好だ。

 


・110人のうち正社員は35%で、残り65%はアルバイト、契約社員、派遣

・賞与や手当などを含む平均月収は20万円以下が72%、10万円以下も34%。非正規雇用に限ると10万円以下は54% 

・全体の32%は生活保護基準以下の月収しかなく、要保護状態。ただし、生活保護を受給している人はいなかった。

 


 これほど低収入だと、生活費にも困ります。例にあげられたのが大阪府内40歳の男性。


 

月収7万~10万円の日雇い派遣で、信販会社などから生活費をたびたび借り入れ、滞納家賃を含む借金は約600万。尿管結石でも保険証がないため病院にも行けず、自己破産。

 

 

 

 20代は何とかなったとしても、30代、40代と年齢が高くなるにつれ、親からの援助は難しくなります。そして生活費を借金に頼らざるをえなくなれば、結果は分かりきったことに。

 


 ごく一般的な家庭にとって、親世代子世代ともに生活防衛に走らざるをえないのが実状ではないでしょうか。                                                                                      



 まあ、至極単純に考えれば、「消費しない20代が日本を滅ぼす」という竹中氏の論理は、

《コイズミ・竹中改革 → 貧困層の拡大 → 生活防衛不可避》ということから、日本はいよいよ沈んでいく、ということになります。

 他人事ですからいとも簡単に「サクセスストーリーを経験しろ」といえるのでしょうが、シュリンク世代が一層シュリンクすることを推進した竹中氏には、その責任をまず自覚してほしい、と思います。


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ブランドなんか、けっとばせ!

  スポーツ報知の本日配信でYAHOO! に掲載されていたもの。

石原伸晃氏が麻生氏に宣戦布告「ウイングが逆」…自民党総裁選」です。

 石原伸晃氏、立候補に必要な推薦人20人確保のメドがついたのだとか。で、某政治ジャーナリストがいうのには、

「……
 総裁選で惨敗するようならば『石原ファミリー』のブランドを汚す結果にもなる」とも指摘。「伸晃氏が今後も永田町でのし上がっていくためには父親の48 票(議員票)を上回ることが絶対条件でしょう」。1989年、父親の石原慎太郎氏が出馬し、海部俊樹元首相に敗れたが、その時の票数を上回ることが課せら れた最低ライン」

 だそうです。

「石原ファミリー」のブランドなんてあったんですか?!

 ブランドといえば、下の写真 ↓ 

    ブランド1       ブランド2   

 何の変哲もない安物のTシャツ(ワゴンセールで500円)ですが、一応、「サンローラン」です(苦笑)。

 ほら、胸にはロゴ・マーク、背中にはタグもついているでしょっ?

 いちおう、デパートで買ったのですが……なぜ、こんな商品にまでブランドをつけるのでしょうか。
 洗濯するたびに目について、不思議で仕方ありません。

 政治家のブランドって、地盤・看板・鞄でしょっ。そこから2世、3世が生まれてますよね。
(まあ、石原家の場合は俳優・裕次郎まで含んでのファミリーでしょうが)。

 そんな政治家ブランドの無意味さを、2年続けたアベ・フクダふたりの首相辞任が象徴してます。

 これについてジャーナリストの上杉隆さんがダイヤモンド誌に書かれています。

無責任首相を相次ぎ生み出した自民党は「製造者責任」を問われるべきだ」です。

……

いったい毎年9月に繰り返されるこの茶番を、どう説明したらいいのだろうか。なにより、政権をいとも簡単に投げ出す自民党総裁の軽さ、そして日本の首相の胆力の弱さ、これは一体なんなのであろうか?

……

そもそも、野党の抵抗に屈して首相の座を投げ出すような首相が、果たして国のリーダーとしての役割を果たせるのだろうか。そうした人物に、国際舞台での激 しい外交交渉など望むべくもない。野党への不満が辞任理由になってしまう国のトップが、戦争さえ辞さないという姿勢の海千山千の海外のリーダーたちにどう やって対峙しようというのか。

 ……

 「海千山千の海外のリーダーたち」と対峙するときの日本の指導者たちのどうしようもない弱さについては、それこそ昨日も友人と嘆いたばかり。

 権謀術数を繰り出す彼らを前にしては、坊ちゃん育ちのお山の大将はいかにも弱い。
 

 1939年に独ソ不可侵条約が結ばれたのを見て「欧州の天地は複雑怪奇」という言葉を残して内閣総辞職した、平沼赳夫氏の養父平沼騏一郎の時代とあまり変わりないのでしょうか。

 

 無責任に放り出して辞めた二人の首相。彼らを支えた自民党の面々には「製造者責任」と連帯責任がある。ならば、彼らがなによりも先にすべきことは、逃亡 した「総裁」に替わって、国民に謝罪することではないか。記者会見を開いて、自らの党の失態を詫び、その後、政治活動(党務)に戻るべきではなかったの か
 (強調はとむ丸)

  という上杉さんに同意。


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麻生流思慮のないズケズケな物言いからは何も生まれない

     たで 1         たで 2        ← ご存じでしょうか? 「蓼食う虫も好き好き」の「たで」です。

 鮎釣りに行った家人が岸辺に生えるこの草を摘んできて、すり鉢ですり味を付け、それで塩焼きにした鮎を食します。
 あんな苦い葉のどこがいいのか、と私など思うのですが、通にはたまらないようですし、ご覧の通り、この葉っぱが大好きな虫の食い散らかした痕はがそこかしこに見られます。
 私は、たでよりも午後の日差しを受けて影を落としているこんな景色が好き。眺めていると、ちょっと幸せな気分になります。

 ゆく夏をちょっと惜しむ気持に浸っていたいこの季節に、去年に引き続いてまたまたおもしろくもない三文芝居を見せつけられるというのは、かなり苦痛です。
 ほとんどテレビを見ない私でもニュースは時々覗くのですが、どうせ金太郎飴の如く、どこのチャンネルでも自民党の総裁候補擁立芝居のレポート垂れ流しだろう、と思うと、ますますテレビから遠ざかります。

 野党をナチ党呼ばわりした、と麻生氏のことを報じたBBCは、この方に求められているは、ズケズケなものいいで日本の存在感を増すことだ、みたいに伝えています。

(直訳すれば、「(控え目に言うべき時に)遠慮なく(ずけずけと)言う保守、アソウ氏は、日本が世界の舞台でより重要な役割を果たすことを求めてきた」ということですが、彼のこうした姿勢を評価する日本会議派の人たちが前々から支持をしてきたのも事実。
 今、麻生支持派は、リベラルとは逆の方向でフラストレーションが高じているのでしょう)。

 なるほど。ちやほやされてお山の大将で育ったこの人は、周囲に対する鋭い観察も深い洞察も縁がないようです。
 大声で吠えて他国を恫喝したり、口を曲げながら他者を冷笑・嘲笑したりして溜飲を下げさせるリーダーなんて要らない、と思います。

 そうそう、BBCは麻生氏について、「マンガ愛好家で知られるカリスマ的人物だ」と伝えながら「だが、思慮のない言動をしがちで過去において数多くの保守派発言のため謝罪を余儀なくされてきた」という評も忘れていません。
 
 思慮のない言動で世界を渡ってもらったら、ほんとうに私たちが困ることに。

 同じく思慮のないブッシュ・ジュニアは、アフガン・イラク戦争等を見れば分かるように世界をメチャクチャにしてくれました。
 アソウ・ボーゲン閣下は、私たちの国をさらにメチャクチャにしてくれそうです。

 私の友人がかつてリトアニアを旅したとき、風貌から日本人と判断したのでしょうね、見ず知らずの現地の人が、大きな腕を広げて抱きしめてきたそうです。
 もちろん、彼女は何ごとかとびっくりしたわけですが、それが戦後何十年と経っていたにもかかわらず、杉原千畝さんの記憶が今でもしっかりと残っていたためだと分かってうれしかった、といいます。
 
 
 杉原千畝さんのことは、国際社会での私たちの国の存在感を考えるとき、大きなヒントにもなりますね。
 麻生流の思慮のないズケズケな物言いからは生まれないことは確かです。

 
 あれあれ、朝日さん、ヨイショはたいがいにしてほしい。

       asou.jpg

   
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政治家の人相――面構えというには、まだ修養が足りない

「麻生ぐらいしかいないんか!?」「茶番だ、茶番」「お祭りだ」「人相悪いね」「日本にはまだお金があるんですってね」……昨日1日で耳にした普通の人たちの声。

 ポスト・フクダへの道はすでに引かれているらしいのはここ何カ月かの報道によっても知られてますね。
 にもかかわらず、いかにも公正な選択に見せかけるがごとく自民の動きを追いかけるテレビをこうも見せられては、安っぽいドタバタ芝居を見せつけられるているようです。
 まあ、そんな場面に出くわすたびに、チャンネルを変える人もいるようですが、白けムードも漂いがちだと思われるようなみなさんの様子です。

 総裁候補に名乗りを上げると予想される人たちにマイクを突きつけるたびにアップされる自民の有名どころ。
 どういうわけか、一律にいえることは、麻生氏に始まって、石原、小池、みな人相が悪いですね。

 権力を握っていかにその地位を維持し、さらに上昇させ、さらなる権限を獲得し財を築くか裏で画策していると、ああした人相になるのでしょうかね。
(まあ、それをいえば、今回注目されている面々以上に悪さを感じさせる方々は二階俊博、太田誠一、古賀誠、大島理森等々の各氏と、枚挙にいとまありませんが)。

 口曲がりで揶揄される麻生氏は、もともとおぼっちゃんだろうし、なぜあんな顔になるのでしょうかねとは、おばあちゃんからおばさんまでが不思議に感じているようです。そりゃあ、吉田さんは大政治家だったかもしれないけれど、孫がおじいちゃんみたいに偉いとは限りませんよ、というお年寄りの声も。

 久しぶりにテレビ画面で見た石原伸晃氏はずいぶん険しい顔つきになって、颯爽とした青年政治家の面影は微塵も残っていませんし、小池百合子氏は、なにか悪いことでもし過ぎたんでしょうか、すっかり自民党政治家のふてぶてしい面構えになってました。

「面構え」と言えば片岡球子さんのシリーズを思い出します。

 面構え1      面構え2      面構え3

 で、麻生氏とかイシハラ氏とか小池氏とか、はたして画家の創作意欲を刺激するものだろうか、などと余分なことを考えてしまった私……。

 いっそのこと、もっと悪行の限りを尽くし、どっか突き抜けたら、絵になるかしら? 

 なお、石原都知事ご推薦の森喜朗元一桁支持率総理大臣を見るたび、私はドーミエの描いた梨王ルイ・フィリップを思い出してしまいます。
(なぜ梨王というかというと、洋梨に顔がよく似ていたからです)。
 
 この、1848年2月革命時のフランス王の絵を探しましたが、見つかりませんので、ちょっと雰囲気が似ている同じくドーミエの筆によるこんな絵でいかがでしょうか。梨王を描いた絵は、これに権力者のえぐさ、愚かさが加わっていたと記憶していますが。

       ドーミエ

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アメリカ共和党大会は警察の市民弾圧に守られて――「デモクラシー・ナウ」エイミー・グッドマンが逮捕された

ひどい! 

 私もたびたび取り上げえるデモクラシー・ナウのエイミー・グッドマンが逮捕されました。

 ブッシュ大統領の唱える“民主主義”がいかにまやかしか、よくわかります。


 ***ここから転載***
(見やすいように、多少編集しました)。

緊急ニュースです

 エイミー・グッドマンと「デモクラシー・ナウ!」の2人のプロデューサー共和党大会で不当逮捕(速報)



連絡先:
Dennis Moynihan 917-549-5000
Mike Burke 646-552-5107

<1日ミネソタ州セントポール>米独立系番組「デモクラシー・ナウ!」の司会者エイミー・グッドマンが1日現地時間午後5時ごろ、共和党党大会が開催されているミネソタ州セントポールで取材中、不当逮捕されました。警察はエイミーの腕をつかんで引き、暴力的に身柄を拘束しました。逮捕された時の状況は以下のビデオで見ることができます。

 エイミー・グッドマンが逮捕されたのは、先に不当逮捕された「デモクラシー・ナウ!」の2人のプロデューサー、Sharif Abdel KouddousとNicole Salazarの釈放を求めている最中でした。2人は共和党大会周辺で行われている街頭デモの取材中に逮捕されました。エイミー逮捕の理由とされる「罪」とは、自分の同僚と、そして言論の自由を守ることだったようです。

 ラムゼイ郡保安官ボブ・フレッチャーは「デモクラシー・ナウ!」に対し、KouddousとSalazarが逮捕された理由は騒擾(そうじょう)罪容疑だと告げました。2人はセントポールにある現在ラムゼイ郡の拘置所に拘束されています。
 
 「デモクラシー・ナウ!」ではすべてのジャーナリスト、そして関心を持つ人々に、セントポール市長クリス・コールマンおよびラムゼイ郡拘置所に対し電話でグッドマン、us、Salazarの3人の即時釈放を求めるよう呼び掛けます。電話番号は以下の通りです。

 コールマン市長執務室クリス・ライダー(Chris Rider)
 651-266-8535
 ラムゼイ郡拘置所
 651-266-9350 内線0

「デモクラシー・ナウ!」はグッドマン、Kouddous、Salazarの3人を支持し、ツインシティーズ(ミネアポリスとセイント・ポール)警察によるこの言論の自由と憲法第一条で保証されたこれらのジャーナリストの権利の明白な侵害行為を糾弾します。
 3人が逮捕されたデモで、警察は催涙スプレーやゴム弾、特殊閃光弾などを使用し、過剰に動員していました。同じ抗議行動の中で他にも参加者数人が逮捕されました。
 エイミー・グッドマンは米国で最も知られ、最も敬意を払われているジャーナリストの一人です。これまでの取材活動で報道界の最高栄誉である賞の数々を受賞し、その大胆さと勇気に高い評価を受けています。グッドマン、Kouddous、Salazarの3人の逮捕は米国の独立系ニュースメディアを代表するジャーナリストに対するあからさまな脅迫の試みです。

 「デモクラシー・ナウ!」は国営公共放送のテレビ・ラジオ番組に配信され、全米および世界各地の700局を超えるテレビ・ラジオ局で放送されています。
 エイミー・グッドマン逮捕の様子は以下のビデオをご覧ください。


 


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勘違いのふたり、アベ・フクダ

TBいただいたSaudadeな日々さんの、自民党の「なりふりかまわない最後の反撃」記事。
 共謀罪(テロ等謀議罪)の法案強行突破、電子投票システムの法案強行突破、そして2011年の憲法改悪のターゲット。
 このシミュレーションに同感!

 自民党の総裁選、つまり事実上日本国の総理大臣を選ぶのは「麻生氏を軸に進む見通し」とNHKをはじめとするメディア各社が伝えるところ。

 街頭インタビューの中にも、30代と思しき男性が「強力なリーダーシップ」を理由に麻生待望を断言し、地元飯塚の有権者は、麻生首相が誕生すれば飯塚経済も好転・浮上するような夢物語を語ってます。

 なんだかこの辺りの虚しいイメージを本気にして、コイズミ純一郎に見事騙されたように、また麻生太郎の虚像に騙されたら、私たちの国はほんとうにどうなってしまうのでしょうか。

 麻生を信じるのも勝手だけれど、私たちまで道連れにしないでほしい、なんてうわごとのごとく喉のところまで上がってきます。

 自民党の中では麻生太郎氏は人望がない、という評判だったのですが、彼と目標を同じくする人ばかりでなく、人気があるという作られた言説に乗っかって、総選挙を戦おう、と判断する自民党議員も多いのかしら。

 麻生になろうと誰になろうと、アベ晋三、福田康夫、と3代続いて国民/有権者無視の総裁首相選びだわ。
 
 あれから1年、というのはアベ晋三首相辞任のことですが、アベ氏もフクダ氏もどちらも、思うようにならない、と嘆き節を唱えて辞めていきます。
 自分がこのまま首相を続けても、思うようにならない ( → インド洋給油法案もどうなるか分からない)と。

 でも、思うようにならないことを一番嘆きたいのは、私たち有権者です。

 アベ・フクダ両氏とも、なにか勘違いをしているのではないかしら。

 しかしこれで、米国が要求するインド洋給油法案を原因に内閣が二つ倒れましたね。

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