宙を見て何想う、アベ総理

今日12月16日の朝刊。  改悪教育基本法が成立したことを伝えています。   基本法報道

下方には来年1月9日の「防衛省」発足の記事も。
今日になって、やっと新聞にも大きく取り上げられました。
 1面だけにとどまらず、2、3、5、25、26、27面にも関連記事が。
 27面には「国会周辺騒然」という文字が写真と共に、また25面には、旧教育基本法と改悪教育基本法が比べられるようにそれぞれ全文が掲載されています。

 「旧」という語が頭に付くのを見てあらためて今の状況を確認するような気分。

 それにしても、第1面に載る衆院本会議の討論をよそに宙を見つめるソーリの目にびっくりしませんか? 自らが首班となっている内閣の不信任案が問題になっているときにこの目ですか……。

 ちなみに、とむ丸の宙を見つめる姿はこう。

とむ12.15

 
 新聞記事では、60年前の教育基本法の立案当時の事情も証言されていました。
 なんでも、
 
「米国は『極端なる軍国主義、思想教育は困る』ということはいっていたと思うが、教育基本法のごとき法律を作れという空気はなかった。基本法を作りたいといったのはむしろ日本側だった」とのこと。決して保守系政治家たちが主張する米国に押しつけられたものではなかった、ということです。

 また教育基本法を審議した教育刷新委員会は、「議論も活発で、盛り込む文言を巡って哲学問答が出た」という別な証言も紹介されていました。

 なんだか、軍国主義の温床となった教育勅語にかわる新しい理念を掲げようとする当時の人々の熱気が感じられます。

 これに対して宙をみつめる首相の姿は、祖父の衣鉢を継ぐひとりの頑迷な政治家が、国民の命と生活をどれだけ危ういものにしていくか、歴史の教訓になりそうです。

 なぜ私は、戦争と、戦争につながるものを受けいれたくないのか。

 生きていたら92歳になるであろう父が、その昔、20歳になったとたん、それまで大事に育てられた生家を離れて軍隊に入れられ、人を殺す訓練をさせられ、2.26事件に巻き込まれた上に大陸の最前線に送られたこと……私の子供たちさえも既に一昔前の話しになってしまった青春時代を、父は戦時下で過ごしたこと……そうしたことに想いを馳せるといたたまれない気持になるからです。

  2006年12月15日は、私たちにとって敗戦の日。この日を心に刻み込み、またこれから、1つひとつ自分たちの国をつくり上げていこう。

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とむ丸さんのお父様のお話、胸がつまります。
お父様は、ご自分の意思とは反対の方向に国家によって強制されたのですね。
それが、子供たちや若者にまた再現されそうな教育基本法改正案です。
悪寒と言葉に表せない暗雲立ち込める恐怖や不安を感じます。

この写真は毎日新聞ですよね。結構いいことを書いていますね。
「悲願の『改憲』と一体、戦前の価値観復活」と言う見出しに基本法改正の本質を知らせようという意図が見られます。(朝日は、ダメ)

とむ丸くんの宙を見る目は素敵だけど、アベの目は亡き岸信介、佐藤栄作の亡霊を見ているようです。12・15軍国政府与党による国民主権教育基本法へのクーデターは、最大の国民への裏切り行為であり、民主主義の破壊でした。このしっぺ返しはどのような形であらわれるのでしょう。

非戦さん、こんにちわ。
子供の時は、きっとこれから自分たちの国はもっと良くなる、暮らしやすい国になるだろうと漠然と思っていましたが、まさかこんな国になろうとは。これから育っていく子供たち、生まれてくる子供たちに何といえばいいのでしょうか。

負け惜しみに聞こえるかもしれませんが

教育基本法は本当に必要なのでしょうか。?
日本国憲法(基本法)19条では宗教の自由、内心の自由が基本的人権として保障されています。
常に世俗勢力が宗教勢力に対して劣勢であった欧州では信教の自由は、自らが血で購った貴重な権利なので憲法に絶対にに書き込みます。
信教の自由や教育権の書き込みは有りますが、大概は教育の自由をわざわざ書いて有りません。
教育の自由の書き込みは有りませんが、其れは欧米では常識の範囲内で当然自由に決まっているからです。
日本でも何を学ぶか?何を教えるか?は夫々の学校や個人が決める物と有史以来決まっていました。
教育を国家が規定していたのは、たかだか100数十年前に教育勅語が出来たときだけで数十年の歴史しか有りません。
終戦直後に教育勅語の廃止だけで良かった。
教育基本法は屋上屋を重ねる行為で不必要、安倍基本法のごとき悪法は即時廃止あるのみです。

布引さん、こんにちわ。
教育基本法は要らないですよね。
教育勅語で育った当時の指導者達は、教育勅語が存在した枠組みから逃れることができずに、それに相当するものを作ってしまったのでしょうね。

同じことは天皇制にも……

そもそも「国体護持」したこと自体,おかしい。日本は戦争の原因になった「軍事司令官」imperator ラテン語を英語に訳すと emperor を追放または処刑し,紀元前6世紀のローマ人のように王 rex を追放し 共和制 res publica を打ち立てるべきだったんです。

# 文法的な説明をすると,英語の people の語源であるラテン語 populus で,この形容詞形が publicus。「(政治)実体」という意味のラテン語 res は女性名詞なのでそれを後置修飾する(ヨーロッパの言語は後置修飾が基本)ために publicus を女性形に変化させたのが publica。だから共和政体は res publica になるのです。

明治初期に作られた華族制度にも同じことが言えまして,本当にヨーロッパ王制のサル真似なんですね(笑) そういう枠組みを残そうとして,constitution も本来の意味である「基本法」という訳語にせずに「憲法」のままにしたんじゃないかなと,理科系の私はうがった見方をしています。

# 本来ならば,constitution of a legal system ときちんと書くべきですね。人間を統率するシステムに過ぎないんですから……。

参考までに,1900年7月5日の徳大寺実則侍従長兼内大臣の辞職申し出を巡って,当時の明治天皇が伊藤博文など身分の低い士族出身の権力者たちの態度に対して激怒した『明治天皇紀』から引用しましょう。エンペラー自ら,部下がでっちあげた天皇制について怒りを露にした部分です(「記念」は本来間違いで「紀念」が正しい)。

「天皇震怒して曰く,凡そ華族にして朝廷に仕ふるものは,宜しく其身を犠牲に供し,以て奉公の誠を致すの決心なかるべからず。然るに妄りに職を辞し,以て一身の安逸を謀らんとする如きは,其の志,真に悪むに勝へたり。卿(徳大寺)幾たび職を辞せんとするも,朕は断じて之れを聴さず。そもそも今の官吏たるや,身を士族から起こししものは多くは擅恣放縦(せんしほうじゅう)にして,動もすれば辞職を以て一時を遁避し,徒らに一身の安を貪らんとす。朕,常に之を快しとせず」

kaetzchenさん、おはようございます。
>天皇制にもいえる
同感です。
>今の官吏たるや,身を士族から起こししものは多くは擅恣放縦(せんしほうじゅう)にして,動もすれば辞職を以て一時を遁避し,徒らに一身の安を貪らんとす。とはよく言ってくれた、とも思いますが、士族以外からの出身者も大して違わないのでは。
 また、女の私から見れば、幕末の動乱期、祇園で遊ぶ上級武士の見張り役ばかりやらされていた伊藤博文が、官位を上りつめたところで権力をほしいままにして、「うちわを変えるように女を変えた」ことが、彼等の精神構造を象徴しているように思います。
おまけに今の政権を担う人たちが一番学習したのがこの辺りではないか、と思うとなんともやりきれなくなりますね。

伊藤博文は京都の殺人鬼

だったという実話は以外と知られていません。若い頃は殺し屋で有名で,後に蛤御門へ砲弾をぶっ放したのも彼です。京都御所へ行くと今でもその跡が残っていて,伊藤博文が本当の「賊軍」だったことがよく分かります。見張り役とは名前だけで,実際には殺人鬼で小遣い稼いでいた禄でもない気違いだったというのが本当の姿ですね。当然,小遣いが入るごとに女に注ぎ込む,どっかの「大学院教授」本間氏のような奴なんでしょうな(笑)

「国体護持」に関しては,ポツダム宣言受諾に際し,ヒロヒト氏は自分は死刑になっても構わないと言っていたとのこと。彼は emperor と王制・共和制の意味を知っていたのに,取り巻きがそれを許さなかった。結局,彼は敗戦後はまさに「生ける屍」としての人生を送ったことになります。

……それにしても,こういう宮内庁の資料をぽんと書く私って,右翼でしょうか,左翼なんでしょうか(笑)

# アベゾーリ(というとゾウリムシに失礼か)はきっと宙を見て「私には声なき声が聞こえる」とでも思ってたんじゃないの。(^^;)

kaetzchenさん、おはようございます。
幕末の殺人鬼と言えば岡田以蔵がいましたが、伊藤博文もそうだったのですか? 知りませんでした。
右翼か左翼か? って、もう、どちらでもいい。無意味な質問だと思います。
で、このソーリの目つき、ちょっと怖いものがあるでしょ!

ちょっと亀レスですけど

こんにちは。私のブログ(「きまぐれな日々」と「kojitakenの日記」の両方)に、「改正教育基本法成立」を伝える毎日新聞大阪本社版のスキャン画像を載せたんですが、東京本社版との違いがわかって面白いです。
大阪本社版の方は、「変わる教育の憲法」の特集記事をもっと上に持ってきていて、より一層安倍の狙いを強調する紙面になってました。
東京版・大阪版の両方に掲載されている安倍のどす黒い表情からは、載せたジャーナリストたちの悪意が伝わってきて良かったと思います(笑)。
とむ丸さんが書かれている、旧教育基本法の制定事情の記事は、私のブログでは面倒だったので省きましたが、貴重な資料ですよね。
確かに教育基本法なんて要らなかったかもしれない。でも、教育勅語の呪縛から解き放たれるために、絶対に作りたかったんですね、当時の日本人は。
それを、教育勅語の復活を狙う勢力にしてやられた12・15は、おっしゃるように敗戦記念日にほかならず、ここから捲土重来を期して闘わなければならないと思います。

kajitakenさん、こんにちわ。
偶然、同じものを取り上げていましたね。(^^)/
同じ新聞でも、大阪版と東京版はちょっと違うわけですね。とすると、我が家に来たのは東京版?
ソーリのイデオロギーを象徴するようなこの写真、なかなか良いな、と思いました。

教育基本法はいらない??

布引洋さん とむ丸さん
こんにちは。
不意を突かれた感があります。
11月8日、衆議院教育基本法に関する特別委員会の愛知県における意見聴取で、高橋哲哉先生が南原繁の発言を引用しつつ意見を述べられたのを、今一度思い出してください。
以下、高橋先生の意見を手がかりに考えたことです。

(1)「人権が憲法や天皇から恩恵として与えられたものではなく、人間であることにより当然に有するとされる権利であること」から「憲法に列挙されていなくても、憲法13条の生命・自由・幸福追求権という包括的基本権を根拠として、新しい人権が認められることがある」(芦部信喜『憲法』岩波書店、旧版は1993年(改訂版が出ています)、第5章第2節 人権の観念、手もとの旧版では72ページ)。これは例えば公害を告発する運動があって、またそれへの国民的な支持があってはじめて環境庁ができた、とかいったことも言っていると思う。論理的に○○権を導き出せる、というのと併せて。
(2)戦前の(例えば三浦綾子『銃口』に描かれたような)状況がなかったならば、教育基本法もあるいは必要でなかったかもしれない。しかしそれは反実仮想。

教育のことになると(2)がどっか行っちゃって(1)も論理的な部分だけになっちゃっていませんか? (縮めて言うと、歴史とか積み重ねとかいったものを度外視してはいませんか?) 
どうかご一考ください。

(高橋哲哉先生の上記の意見はネットで国会会議録検索システムで全文読めます。)

あいさつをしておりませんでした。

とむ丸さま
いままでときどき訪問しておりまして、初めてという気がせず、ごあいさつをしておりませんでした。投稿させていただくのは初めてです。高知在住のぶっさんと申します。よろしくお願いします。

ぶっさん@高知さん、はじめまして。
高橋哲哉さんの発言について、ありがとうございました。早速読んでみました。
愛国心については、私も以前、池田・ロバートソン会談で米国側から要求されたことを記事にしております。そして教育基本法そのものがあくまでも日本側が自発的に制定したものであることは、今回のこの新聞記事でも知りました。当時の日本を考えてみると、基本的人権の考えが浸透するような、また浸透しているような社会ではなかったですね。そんな社会では、教育勅語を廃止するだけでは済まなかった、ということですね。
たしかに「議論も活発で、盛り込む文言を巡って哲学問答が出た」という証言から、当時の人たちの教育を一から立て直そうという熱意が伝わってきます。
「教育基本法は要らない」ということは、改悪前の基本法の精神が社会に根付いていることが前提になりますし、改悪法を簡単に通してしまったことは、その前提がまだできていなかったともいえます。「要らない」という断言はちょっと早すぎましたね。m(_ _)m

新聞の「版」ですけど

毎日新聞だと14版◎から12版までが夕刊配達地域つまりセット版地域だったと記憶しています。新聞の製作というのはちょうど版の数−12時間と考えて下さい。つまり12版なら午前0時が締め切りでそれから編集し校正し印刷して午前3時に確実に販売店へ届けるというシステムになっているんですよ。夕刊も同様で4版から2版まであるのは,4版の締め切りが午後1時というシステムになっているためです。

だから,とむ丸さんの所にはたまたま東京本社版の写真が掲載されてしまい,kajitakenさんの所に来た写真は大阪府内の14版◎か14版の可能性が大きいということになります。ちなみに高知のぶっさんの所だと大阪5版▲のはずです。▲というのは夕刊がない統合版地域という意味です。まぁ,5版〜9版の地域だとニュースが完全に腐っているので,よほど政治的なポリシーがある人でないと全国紙は買いませんけどね。(^^;)(^^;)

# と,書いてしまうと,kajitakenさんととむ丸さんの住所がバレバレになってしまいますね。(^^;)

致命的欠陥

ぶっさん@高知さんの御意見は其れは其れで正論なんですが今回、護憲勢力が教育基本法で大敗北を喫した現実をどれだけ反映しているのでしょうか。?
『高橋哲哉先生の意見』ではなく、ぶっさん@高知さんの御意見を書かれるのが良いのではないでしょうか。このブログではブログ管理者も読者も教育基本法に対する考えは高橋哲也氏と其れほど大きな見解の相違は無いと思います。

此れまでは教育基本法の重要性や必要性や有用性の論議をしていましたが、此れから(大敗北後)は安倍基本法に対して如何対処するか。?安倍基本法を如何考えるか。?になって行きます。
死んだ子供の年を数える愚を冒してはいけません。
敗北を正確に総括し教訓を見つける努力をする必要が有ります。前教育基本法には致命的欠陥が有ったのです。
基本法(憲法)で有るにも拘らず簡単な過半数の賛否で改正(改悪)が出来る一法令の様式をとっていることでしょう。今回は其れを突かれました。
戦前に教育を国家が管理してきた日本では教育の自由を憲法に明記すべきだった。
日本国憲法に『教育の自由』を書き込まなかった失策を前教育基本法が埋めていた訳ですが安倍基本法で其れが無くなった。
死んだ子供は生き返りません。
もう前教育基本法は戻りません。元に戻らない事を前提に考えるべきです。
教育勅語がそのまま復活する事も無いでしょうが安倍基本法は生きています。
国家が教育に介入する安倍基本法や教育勅語の害毒に対して毅然とした態度が必要でしょう。
教員組合の会合に右翼が押しかけ妨害する等の蛮行は、世界広しと言えど我が日本国以外には有りません。

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