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八ツ場ダムと松原・下筌ダム+高齢者のこと

八ツ場ダムのやらせ報道が話題になってましたね。
 昨春のガソリン税暫定税率失効の際にメディア上で大騒ぎになったことを思い出します。あのとき、暫定税率復活を唱え、ピンクの法被を着てテレビ画面に大写しになった女性たちもいましたが。

 単純に考えても、ダム建設に反対する人、つまりダム建設中止に賛成する人は一人や二人ではないでしょうに、その方たちの声はどうなっているのかしら、と思ってしまいます。

 ダム問題というと、私にはどうしても松原下筌ダムのことが思い出されます。

 これは、いまだに水害の記憶が折に触れて語られる昭和28年の豪雨の後に計画されたものですが、かの激烈な“蜂の巣城”闘争で反対派住民が建設省(当時)が真っ正面からぶつかりながらも着工から14年目には完成を見ています。

 この室原知幸さんの蜂の巣城を根城にした反対闘争と経緯については松下竜一さんの『砦に拠る』に詳しいのですが、今我が家の書棚を捜しても見つかりません。ので、記憶違いがあるかもしれませんが、たしか当時建設省松原・下筌ダム工事事務所用地課長として赴任した前北九州市長末吉興一氏が現地の女性と結婚したことが建設推進の大きな力になっていくんですよね。

(同書を読んだ若き日の私にとって、この箇所の記述はショッキングでした。でも、思えば、東大出の若きエリートが、おらが村の村長さんの娘さんと結ばれるというのは、大変なことだったのでしょうね)。

 同時に、この両ダムが建設に成功したことが末吉氏の大きな手柄になったことも想像に難くないわけですが。

 wikiには、この両ダム完成後「より水没地域に配慮した法整備が行われ」「ダム建設が地元の合意がない限り着工されない傾向がより顕著となった」とあります。

 それにしてもです、水没地区の女性と結婚するという策を用いてでも建設着工にこぎ着ける建設省官僚が、法整備ゆえとはいえ、なぜ50年以上にもわたってダム本体の建設に着工できないのか、不思議です。

 各種法整備を進めながら、国と官僚たちは何が何でも建設着工という方針を変更したのかしら?
 

 さて、鳩山総理の国連演説など、世の中は確かに新政権の下で動き始めたわけですが、我が家の目下の話題は高齢者問題。

 高齢者といっても身内、はやくいえば夫の叔父のこと。
 もっとも私たちの関心と活動の的は夫婦それぞれもっと別なところにあるのですが、私たち夫婦だけでなく親族一同の目の前にどーんと存在する問題で、無視できない、といったところです。

 それまで身の回りの世話は全て妻に頼る一方でその妻に君臨してきた米寿近くの高齢男性が一人で生活することがどれだけ大変か、これまでも見てはきましが、水害にあって住み慣れた家を離れ、問題はいっそう深刻になってきました。

 幸い経済的には困らないので、設備の整った食事付き「住宅型」老人ホームでの悠々快適生活を周囲は期待していましたし、そうした生活を送って満足しているお年寄りは大勢いるのですが、叔父の場合はそうはなりません。

 人間の“業”を思わせる言動は、多分、認知症の始まりでしょう。
 私たち周囲の人間の肝を冷やし、時には呆れ怒らせたりしたかと思うと、「この間はすまんかった」と穏やかな声で謝ったりと、まあ、いろいろです。

 考えてみれば、私たちの結婚当初から身内の年寄り問題は目の前にぶら下がっていたわけです。
 明治生まれの親にとって、息子とその配偶者への関心は、ただただ自分たちの老後の面倒をどれだけみれるか、みてもらえるか、ということに尽きます。

 息子の学歴と就職先への関心はこれで収入が決まったからですし、息子の結婚相手への関心は、その人間性というか、性格に向けられ、高学歴が敬遠されたのは、ひたすら我が身の老後を託すのに心配ないか、ただそれだけのことでした。
 おかしいですね、明治のおんなは、高学歴女性は自分を見下し、ろくに世話をしてくれないのではないか、と不安に駆られていたのです。

 気づいてみれば、ご近所のお年寄りには人に馬鹿にされることを必要以上に恐れている人が多かったですね。
 自己主張とか自分の意見とかを表明する前に、女だとか、学歴だとか、その他のことで馬鹿にされる世の中で生活をしてきたのでしょう。

 高齢者といえば、先日郵便局に行くと、隣の窓口で高齢の女性がしきりと何かを訴えています。

 じゃあ、ゆっくりと休まれたらいいですね。
 あっ、眠れないんですか…… 
 
 などと若い女性局員は応対していましたが、おばあさんの方はかなり深刻な様子。
 他に相談する人はいないのかしら? と思いながら郵便局を出ましたが、認知症かもしれません。

 お年寄りといえば、いつか虎の子かなんだか分かりませんが、50万を郵便局におろしに来た女性。
 うれしそうに、幾度となく50万、50万と口にします。応対する若い局員が当惑するにもかかわらず、狭い郵便局内には「50万」の声が響き渡ります。

 その50万を木綿の巾着袋に入れ、紐を手首にからめて郵便局を出て往来を行く小柄なおばあさんの後ろ姿を眺めながら、どうかひったくりなどに遭いませんように! と祈らずにはいられませんでした。

 友人の一人は90になる義理のお姉さんの銀行通いにはいつも同行していますが、分かりますね。同行できないときは、タクシーで帰ってくるんですよ、と何度も言い含めるようです。

 我が家周辺も、しばらく高齢者問題で悩まされそうです。
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