反体制派ブロガーのために 国境なき記者団の手引き書から 3

国境なき記者団の『ブロガーとサイバー反体制派のためのハンドブック』に載る匿名ブログの運営方法の要約、第3弾。

 5. ネットサーフィンに高い匿名性を提供する比較的新しいシステムであ るTor (匿名インターネットコミュニケーションシステム)を使う。

 Torとはthe onion routing(オニオンルーティング) のことで、匿名通信を実現するためのソフト。
 従来の匿名通信を実現する方法 として,現状ではmixとproxiesの2種類が存在し,この2つを組み合わせたメッセージ ルーティングの方式をオニオンルーティングというらしい。

 オニオンルーティング・ネットワー クを通じてなされる要求は、世界中からランダムに選ばれた2〜20台のPCを経由するので、発信元のPCを追跡するのが難しくなる。 さらに、通信内容も経路も暗号化されるため、当局が投稿内容を見ることは困難である。
何台ものサーバを経由して通信を実現していることになり、直接接続した前後のサーバ情報だけがわずかに分かるにすぎない。
 つまり、ルータBは、ルータAからウェブページ の要求を受け取ったことが分かり、ルータCへその要求を送るこ とになっているのが分かる。しかしその要求自体は暗号化されているので、どのページが要求されているのか分からない。また、最後にそのウェブページを要求するのがどのルータなのかは、実際には分からない。

 Tor、つまりオニオンルーティングをインストールするのは簡単。
 まずTorのインストーラーをダウンロードし、次にPrivoxyをダウンロードする。 
Privoxyは、Tor使用中、ウェブページを閲覧した際に受信されるデータ(HTML)を ブラウザが読み込む前に特定のルールに従ってフィルタ処理をしてくれるソフトで、ウェブ広告の大半を取り除いてくれる。
 インストール後再起動させてnorep ly.orgをチェックすると、Torシステムによってうまく身元を「隠した」ことがわかる。

  が、このTorを使うことで妙な影響もある。

 彼女がグーグルで検索すると、検索に使う語が、数分のうちに英語、日本語、ドイツ語、 デンマーク語、オランダ語と次々に切り替わるのだ。 

  また、wikipediaの編集が遮断されてできない。

 ネットサーフィンは、プロキシを使わないときに比べて少し遅くなる。 

 結局、取り扱いに慎重を要する内容にアクセスしたりブロ グに投稿したりするときのみプロキシを使うことにするのがよい。

 けれど、Torが機能しなくなるときがある。プロバイダが一部のTorルータを遮断するためである。


 こうして5つ目の方法を見ていくと、これも万全ではありません。

 それにしても、匿名ブログを運営するのは面倒ですね。

 最後の手段は、次回に。

 Torについては、ここここがくわしい。


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