スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本の民主主義の成熟度をもう一度検討

EIUの民主主義成熟度テストについては、「具体的採点基準と項目別スコアが報告書に書いてない」等々、村野瀬さんが指摘するとおりです。

 日本の実情に合っていないような項目もありますし、いつかこばふみさんもいわれていたように、どのように考えるべきか、じっくり取り組むと、ますます分からなくなるところも出てきます。結局、現時点での自分の感じていること、考えていることから判断せざるを得ない、というはなはだ独断的なものになりました。

 なお、得点については以下のような注意があります。

 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの各カテゴリーの得点は、カテゴリーごとの設問から得られた総得点を10点満点のスケールに換算したもので、総得点は、その平均値。

 ただし、次の場合は、調整が行われる。

1.国政選挙が自由で公平になされるか
2.(身の危険を感じることなく)安心して投票ができるか
3.外国勢力が政府に影響を及ぼすか 
 等を問う設問で 、

 得点が0点か0.5点の場合、そのカテゴリーの得点から1点、あるいは0.5点を差し引く(対象となるカテゴリーは、Ⅰ.選挙プロセスと社会的多元主義の実現、Ⅱ.政府機能。該当する設問は第1、2、5、17問)。

(ここで、英文の解釈を巡って少々悩みました。結局、上の3つの内容を問う設問の得点の合計点が0点か0.5点の場合に、この得点調整を行う、と判断しました。統計学ではどのように扱うのでしょうか、ご存じの方がいらしたら、お教え下さい)。

4.政策実行するための市民サービスの可能性
 を問う設問で、       

 得点が0点の場合、カテゴリーの得点から1点を差し引く(この得点調整の対象になるカテゴリーは、Ⅱ.政府機能。該当する設問は第23問)。

 また総合得点から、世界の国々を次の4種に分けています。

民主主義国の発達した国 :得点8~10
不完全な民主主義国   :得点6~7.9
ハイブリッド体制の国   :得点4~5.9
独裁国            :得点4未満

  ここで、前のエントリーで約束したように、頭を冷やして慎重に、再度テストに挑戦です。

Ⅰ.選挙プロセスと社会的多元主義の実現

1: 0.5(政府首班の選挙プロセスに不信感を抱いているため)。
2: 0(政府首班の選挙プロセスに不信感を抱いているため)。
3: 1
4: 1
5: 1
6: 0.5(首相の地元で民主党候補者が集会ができないと言っていたため)
7: 0(政権政党の資金調達が黒か、限りなく黒に近いのは昔から)
8: 1
9: 1
10: 0(政権交代が叫ばれながら、現実には?)
11: 1
12: 0.5

以上計7.5  7.5/12  → 約6.25/10 (第1、2、5、17問の得点を合わせると2.0点になるので、得点調整は必要ない)。

Ⅱ.
13: 0.5
14: 0(実際には行政府が優位。行政改革でその傾向が更に強まりました)
15: 0.5
16: 1
17: 0.5(米国からの「年次改革要望書」に忠実に政策遂行中)
18: 0.5(日経連や宗教団体の権力行使が少々露骨になってきています)
19: 0(選挙中も平時も、政府の説明責任は果たされていません)
20: 1
21: 0
22: 0.5(汚職への対応は、いつも「トカゲのしっぽ切り」状態)
23: 0.5(忠実な政策実行をした北九州市の「水際作戦」は有名です)
24: 0.5
25: 0(最近とみに息苦しさを感じる社会になってきました)
26: 0(政権党はいうに及ばず、野党の中にも、国民の信頼を裏切る行為が)

以上計5.5点 (この得点は前回と異なります。前回は、第15、17、22問で、それぞれ0点にしていました)。 
(第23問の市民サービスにおける政策実行力の有無については0点ではなかったため、得点調整は必要ない)。

5.5/14 → 約3.93/10
Ⅲ.政治参加

27: 0.5
28: 1
29: 0.5
30: 0
31: 0
32: 0(合法的なデモでも干渉・監視がとても厳しい。*3人のデモ」にあるとおり
33: 1
34: 0
35: 0.5(当局に、ほんとうに政治参加を促す気はあるのでしょうか?)

以上計3.5点(これは前回の得点と異なります。前回第28問が0.5点でした)。
3.5/9 → 約3.89/10

Ⅳ.政治文化

36: 0.5
37: 0.5(5年間、コイズミ氏のリーダーシップに悩まされ続けました)
38: 1(軍事政権がいいと思う人は少ないと思いますが)
39: 0.5
40: 1(最近とみに「公の秩序」が叫ばれています)
41: 1
42: 1
43: 0.5(戦前はもとより、現在、政治に対する宗教の影響力は無視できないものに)

以上計6点。 6/8 → 7.5/10
*「3人デモ」はここ

Ⅴ.市民の自由

44: 1
45: 0.5(新聞・雑誌が事実を伝えなくなったのはいつからでしょう?)
46: 0.5(表現の自由は圧力や裁判に訴えられて脅かされることが多々あります)
47: 0.5(悪名高き記者クラブ制度。自由で開かれた討論の前に、強行採決
48: 1
49: 0.5
50: 0.5(「リハビリ制限」撤廃を求めて44万人の署名を厚労省に提出。聞く耳なし)
51: 0(長すぎる拘留も拷問の1種だと思います)。
52: 0(政府は司法への影響力をますます強めています)
53: 1
54: 1
55: 0.5
56: 1
57: 1
58: 1
59: 0.5
60: 0

 以上計10.5点(ここも前回とかなり違う結果が出ています。グレーゾーンの0.5で評価していたものを1点と評価し直したものが多い)。

 10.5/17 → 6.17/10

 結局、(6.25+3.93+3.89+7.5+6.17)÷5=5.548  総合得点 5.55

 これをランキング表にあてはめると、世界第93位。昨日の評価と同じく、民主制と独裁制の混合体制、ハイブリッド体制に分類されます。
 ちなみにシンガポールは84位、トルコが88位、エクアドルが92位となっています。


     ↓ ランキングに参加しています。よろしかったらクリックをお願いいたします。

 ランキング
人気blogランキングへ
スポンサーサイト

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

クリスマスの死刑執行を報じるル・モンド紙の記事

「ル・モンド」の記事は、12月25日の政治的死刑大量執行が外国からはこう見えるという一例です。忙しさで翻訳が遅れてしまい、申し訳ありません。私も記事を翻訳してくれる秘書がほしい。しかし、「世界愛人主義同盟」社長によると、予算が足りないので私の秘書まで雇う ..

今年、私の聞いたベスト・ソング/「自由の国」を作ろう!(どこへ行く、日本。(安倍とマスゴミの動向に要注意!)

2006.12.29.18:00ころ 今年もいよいよ終わりに近づいてまいりました

全く緊張感と危機感のない政治!! ~安倍内閣は捨て駒内閣か!?~

スポーツ競技で言えば減点審査方式で採点してるかのような安倍内閣!・・・加点が全然無い政治内容である!次から次へと出てくる不祥事や問題・・・。唯一の救いは、支持率が低迷・下落ぎみな事だろうか!?・・・政権交代可能な政治体制のみが、もはや唯一の日本の希...

抗わなければならない時代

12月24日のハンギョレ新聞に掲載されていた高橋哲哉氏のコラムです。この記事を翻訳しながら考えてしまったのは、“抗争”という単語についてです。日本では一般的に光州“事件”と言われている歴史上の出来事は、韓国語では光州“抗争”とも言われているんです(もちろん立

外国政府・メディア・市民に知られまいと日本政府が隠す目的(入管法改定案に関する国会会議録より)

2006.12.30.01:40ころ まもなく2007年です。 2007年の11

年収500万円以下は破産する?

年収500万円以下は「破産の危機」という刺激的な見出しの記事を、『週間朝日』(1・5/12)が掲載している。大げさでも何でもなく、この見出しが現実のものになる可能性は高い。そう実感する。その資格を問われ辞任した本間正明が会長を務めてきた政府税制調査会は、

続々・とくらさんを応援します

首相の地元では街頭演説を=参院選候補に選挙戦術指南??小沢民主代表 民主党の小沢一郎代表は26日午後、来年夏の参院選に選挙区から出馬する新人候補18人と党本部で個別に面談し、選挙戦術を指南した。 それぞれの候補から地元での活動状況を聴いた小沢氏は「1人でも

フランス、「改憲」へ  (死刑廃止)

「壊れる前に...」のうにさんから、「死刑廃止と憲法改正」というエントリーのトラックバックをいただきました。ありがとうございます。さっそく、紹介されたリベラシオン紙を見に行きました。そこには予想以上のすごいことが書いてありました。********************** ..

太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中

弁護士の津久井さんのブログで教えて頂きました。ただいま,ヤフーのサイトで,  Book of the Year というWeb上の投票をやっています。 (→こちらhttp://yahoo-award.yahoo.co.jp/book/43.htmlです。) 見て頂くとわかるんですけど、エントリーされ...

日本の文化をぶち壊し現在の経済的大災厄を用意した“大罪人”中曽根氏

日本をどういう国にすればいいか:“逞しい文化と福祉の国”と総理大臣の時に言った。今でも“逞しい文化と福祉の国”というのが最終目標です。“政治権力というのは文化に奉仕するためにある”と言ってきている。 中曽根氏が空虚な言葉とはいえ、このような言動をしている

「硫黄島からの手紙」虚しさと悲しさと

←これは宣伝です(笑) 「歴史を知ればもっと面白い韓国映画」川西玲子 ランダムハウス講談社 1800円 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4270001542/ref=pd_rvi_gw_1/503-2848922-5861541 硫黄島は太平洋上にある小さな島だ。一昨年に小笠原に行った次女が帰っ

クラス論 ― ヴィプラあるいは知識人、そして文明の盛衰

ヨーロッパの中世は4世紀末から14世紀末の1000年間だ。この1000年間はしばしば「暗黒の中世」と呼ばれ、その間、少なくともその前半の間、ヨーロッパの文明はほとんど前進しなかった。書物が最も多く置かれ手板のは修道院だ

天才の孤立? 「真実?の絵本(ファンタジー!)」

または『学園アリス』等の「主題」とは? あるいは「いわいわ」の「カテゴリー」は「デタラメ?」 さらには『愛国の作法』再び・・。

言葉を奪い返そう。

私の尊敬する先輩ブロガー、「華氏451度」さんがたびたび「言葉を奪い返そう」と言っています。http://blog.goo.ne.jp/bebe2001pe/d/20060406http://blog.goo.ne.jp/bebe2001pe/e/d1f14b9ae4bda2b4e43206adaed1da96「言葉」の使い方に関連して、私たち有権者の日常的な ..

玲奈、民主主義履修中。

「多数の国民が反対する法案の通し方(政府与党・自公政権に捧ぐ)」に続いて、民主主義について自分の考えをはっきりさせ、日本の民主主義のあり方を別の角度から問うため、続けてもう一つ記事を書きます。「とむ丸の夢」さ

コメントの投稿

非公開コメント

よい御年を!

今晩は。とむ丸さん。
ここでは貼っておきますね、
言いたいこと他所↓で言ってきちゃいましたから。
http://yahhoo.cocolog-tcom.com/goodwill/2006/12/post_823d.html#comment-11322850
では、よい御年を!

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア

なかのひと
twitter
    follow me on Twitter
    カレンダー

    tokura_203-52.gif

    最近の記事
    カレンダー
    04 | 2017/05 | 06
    - 1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30 31 - - -
    最近のトラックバック

    smilelink_203-52.gif

    月別アーカイブ
    カテゴリー

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    プロフィール

    とむ丸

    Author:とむ丸

    ブログ内検索
    RSSフィード
    リンク
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。