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民主党衆議院議員たち――アンケートの回答から

昨年6月に毎日新聞が議員たちに行ったアンケートの結果を先月飯大蔵さんからいただきました。飯大蔵さん、ありがとうございました。m(_ _)m

 民主党衆議院113名分のうち回収されたものは81名分(副議長の横路氏を含む)ですが、そのうちには4名は無回答。2名は1問のみ回答して残りは無回答。
 
 第1問:1941年の対米開戦について、無謀な選択だったの回答は65名、やむおえない選択だったは名でした。あの馬淵議員がやむおえない選択だったと答えていたのが目を引きました。

 第2問:1931年の満州事変以降の対中戦争に対して、大半が「侵略行為が行われたと思う」と回答していたのに対し、(侵略行為が行われたとも行われなかったとも)「どちらともいえない」の回答が10名ほどいました。

 第3問:第2次大戦をめぐる日本政府の謝罪、反省について、「十分だった」とするのが36名。不十分32名。そして中には篠原孝渡辺周山田正彦氏のように「謝罪、反省は必要ない」と答える議員も。篠原孝氏、元農水省官僚58歳。私と同じ団塊の世代。渡辺周氏、元読売新聞記者45歳の2世議員。山田正彦氏、弁護士65歳。
 やはり第2次世界大戦をめぐる謝罪・反省は、戦後早い時期に、しっかりとしておかねばならなかった、と思います。

 第11問:憲法9条第1項の「戦争放棄」、第2項「戦力の不保持」について、「1項、2項とも改めるべきでない」が15名、「第2項だけを改めるべきだ」が一番多くて28名、「1項、2項とも改めるべきだ」が石関貴史鷲尾英一郎伴野豊名。石関貴史氏元郵政官僚36歳。鷲尾英一郎公認会3計士30歳。ふたりとも若いですね。そして伴野豊元JR東海社員46歳。
 蛇足ですが、戦後の日本社会が失ったもののエントリーで私が問題にした「地域のきずな」「他人への思いやり」「家族のきずな」の3点を揃ってあげていたのはこの伴野豊氏だけでした(笑)。

 第12問:「集団的自衛権行使」について、「認めるべきだ」としたのが24名、「「現行通り禁じるべきだ」としたのが39名。回答を得られた中では、現行通り禁じるべきだの方が多いですね。

 第13問:日本の核武装について、「将来にわたって検討すべきではない」とする人が64名、「国際情勢によっては検討すべきだ」とする人が名。

 日本のアジア外交に関しては「対米関係を基軸にしつつ、アジア外交をもっと重視すべきだ」とした議員が圧倒的に多いのですが、その中でも「最優先で取り組むべきだ」とする人と「必要性はあるが、最優先課題ではない」の2つの意見に分かれます。
 前者は48名。後者は19名。回答のあったうち7割強は対米関係を基軸にしつつ、アジア外交をもっと重視すべきだ」とした上で「最優先で取り組むべきだ」としているわけです。

 そして最後、靖国神社に関して。首相の参拝に反対する議員は61名。賛成は10名。
 反対する議員のほとんどは、A級戦犯分祀・無宗教の新たな国立施設設立に賛成していますが、伴野豊氏のように、
A級戦犯分祀に賛成、新たな施設には反対している人もいます。またその他と答えている人も何名かいます。なにか別な知恵があるのかも知れません。

「みんなで
靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属している原口一博氏はもちろん首相の参拝に賛成していますが、同時にA級戦犯分祀・新たな施設にも賛成。渡辺周氏も同じ。

 沖縄知事選後の発言が問題になった長島昭久氏は首相参拝・A級戦犯分祀に賛成して新たな施設に反対。鷲尾英一郎神風英男氏も似たようなもの。分祀をして外交問題としてのヤスクニを解決しろ、ということですね。

 吉田泉石関貴史氏が首相参拝に賛成して分祀にも新たな施設にも反対しています。あくまでも靖国を貫け、という一番強硬派ですね。吉田氏は元会社員・福島県いわき市議の57歳。
 松木謙公氏は首相参拝に賛成して分祀・新たな施設については無回答。
 岡本充功氏は首相参拝に賛成して分祀についてはその他(どういう選択肢があるのかしら?)で新たな施設に賛成。新たな施設を造って外交問題としてのヤスクニを解決しろ、ということでしょうか。これと似たのが北神圭朗氏。分祀には反対だが、新たな施設を造れ、という方。

 憲法9条についてもヤスクニ問題についてもなかなか強硬な考えを持っていそうな石関氏、そして鷲尾氏。ふたりとも我が家の子供たちとちょうど同じ歳。私たち親は子ども達に何を伝えてきただろうか、とふと考えて、
なんだか胸がちょっと痛くなります。

 私たちの世代は、戦争に行った父親の背中を見て育ってきました。何も言われなくとも、戦争でどんなことがあったか、どんなことをしてきたか、少しは分かりました。でも、孫たちの世代には、黙っていては伝わらなかったでしょう。

 (もっとも、57歳の吉田氏は、対中戦争について、侵略行為が行われたとも行われなかったともいえない、という答えを出しているところを見ると、石関氏よりもさらに強硬。この方は「集団的自衛権行使を認めるべき」で、日本の核武装についても「国際情勢によっては検討すべきだ」と答えています。そこは石関氏とまったく一致。
一概に年齢では括れません)。

 何がいけなかったのか、もう一度検証してみないといけない、と思ってます。

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まさかこの年代にこういう意識の議員がいるとは

おはようございます。
石関議員には、昨春の入管法改定案の審議でかなり議会巧者というか、好印象を持っていたのですが、ちょっと危うい感ですね。
まさかこの年代にこういう意識の議員がいるとは。じわじわとこうした意識が再生産され、若い世代に浸透しているのだとすれば、将来の日本が道を誤るおそれがますます強くなっている気がします。
ヤバイなあ……。

仲@ukiukiさん、こんにちわ。
吉田氏は論外として、まだ若い石関氏は、もしかしたら「純粋まっすぐくん」かもしれません。だとしたら、希望が持てます。

興味深い結果

とてもよくわかるように分析、解説していだたきありがとうございます。
一つの政党の中にこんないろいろな意見があるとは、、、。やっぱりですけど。
馬渕議員のように倫理的立場と歴史観が私には、ちょっとちぐはぐに見える議員や、長島議員のように、やっぱりという結果の人もいるし、興味の尽きない結果ですね。
でも、首相の靖国参拝に賛成したり、集団的自衛権を認めるべきという意見もかなりあるのは、改憲への道をたどる可能性のある党にみえてしまいます。いざとなったら、分裂、政界再編するでしょうか。気になります。

非戦さん、こんばんわ。
まとめながら、私自身が驚いたり呆れたりしていました。情けない回答に腹も立ちますし、イメージしていたものと違っていると白けますね。

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