風の盆・白川郷
週末、仲間10数人で「越中おわら風の盆」へ。
今浦島状態で帰宅途中、新幹線のテロップニュースで農水相の補助金不正受給問題を知りました。
国会運営云々の前に、与党政治家たちのカネをめぐる底なしの不正に呆れるばかりです。が同時に‘どうせそんなことだろうとは思っていた、きっと、まだまだ出てくるよ。出てこなくてもあるよ’と、ますます不信感がつのります。
さてさて、そんな世間のカネまみれの世界を忘れて、しばし遊んだ旅の記憶を少し。
車内で女性が暴行されたというサンダーバードからです。事件を想い出してあらためて怒り。
シクシク泣く女性を見ても他の乗客は車掌へ通報しなかったという問題はさておき、とっさのことに声も出なかった、被害にあわれた女性のことを考えて、なんとも沈鬱な気分に。
ちょっとでも男の人から体を触られたときの不快感・嫌悪感は、男性には想像がつかないでしょうね。ましてや見も知らずの、その上おぞましげな顔つきで脅してきたような人であれば、言いようのない怖ろしさを忘れることができないでしょう。
子供たちが自分の身を守るためのプログラムがあるらしく、ときどきその訓練風景をニュースで見たりしますが、女性たちにもそんな訓練が必要ではないかしら。
ふー。
琵琶湖の大きさを実感した後は、めっきり高層建築が少なくなった車外の風景にホッとし、夫を初めとした男性群がすっかりできあがってしまう頃には富山に到着。
宿に荷をとき気もそぞろに、風の盆の舞台八尾へと急ぎます。
井田川西岸には、丸みを帯びた石を積みあげた上にそそり立つように家が立ち並んでいます。風の盆は、その坂道を上がりきった小さな町で開かれます。
日本の道100選のひとつ諏訪町のようす。
町屋が並ぶ路地の石畳は観光客でいっぱい。数時間はこんな雑踏の中で踊りをじっと待ち続けたり、町内毎に行われる踊りを求めて、ぞろぞろとあっちへこっちへうろうろと歩き回ります。
私たちはさいわい二つの流れを見ることができました。念願の諏訪町の流れも堪能しましたが、踊り手たちの目を痛めるということで、私はストロボ撮影を諦めました。
かわりにこちらのサイトで風の盆の世界をお楽しみ下さい。
人混みの中で右往左往しながらも、流れを二つも見ることができて満足。
哀調を帯びた胡弓の音だけでなく、歌も三味線も良かったですよ。気ぜわしいギラギラした世ではほとんど耳にすることのない民謡ですが、こうして踊りとともに目の前で体験すると、思わず古き良き時代に引き込まれていきました。
(翌朝のホテル内では、「雰囲気だけでも分かって、まあ、いいですね」などという会話も小耳に挟みました。せっかく遠い道のりを行ったのですから、やはり見てから帰った方が絶対いいのに)。
手の動き、足の動きひとつにもほんのりとした色香が漂い、庶民の芸能がこんなにも美しかったか、と驚きました。
私は特に男踊りに魅せられましたが、そう言ったのは私ばかりではありません。
編み笠を被った女性たちのうなじのきれいさに見とれたと言うのは全員。笠をとった姿を見た人は、とるな、とるな、と心の中でと叫んだそうです(笑)。
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*写真の処理がなかなかうまくいきません。
結局、白川郷については次エントリーのPicture Trailでごらんください。





