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あなたには医療費を有効に活用できそうにありませんから、早く出ていってください、と言えますか? 舛添厚労相。

叔母の病状について医師からの説明を聞きに夫と2人で行ってきました。

 昨年の大晦日、急性の腎炎で入院してからもう10か月以上経過してしまいました。
 その後数回次々に感染症を患い、生死の境をさまよいながらも、ずいぶんと元気になりましたが、胸椎、腰椎の圧迫骨折を繰り返し、痛みを訴える毎日でした。

 見舞いに行く私たちにとって、叔母の明るく前向きな姿勢が救いです。

 内科に3か月、リハビリテーション科に3か月と少々、他のリハビリテーション病院に転院して1か月半、そしてまた最初の病院に戻ってコルセットを作り直し。

 途中1か月半を含む、変則的3か月サイクル。ただし、もともと定期的に診察を受け、最初に入院した、急性期病院と位置づけされているところでは典型的な3か月サイクルですし、今回もおそらくそうなるでしょう。

 リハビリテーション病院で隣のベッドにやって来た方も、やはり同様なサイクルで転院してきた人。
 ただしその方は転院先でも順調にリハビリを続けて回復されていたようです。

 実は叔母の場合、1か月半におよぶリハビリテーション病院への入院はあまり意味はなかったのです。

 リハビリテーションの病院の看護体制そのものは良かったですし、叔母自身もご飯は美味しいし看護士さんたちも優しい、と喜んでましたが、整形外科医はいませんで、主治医は内科医でした。
 はじめの急性期病院にそのまま入院を続けてコルセットを作り直し、家庭復帰へのリハビリのメドがある程度ついてから、リハビリテーション病院へ転院すべきでした。

 若い人や働き盛りの人が社会復帰を目指してリハビリに励むことはとても大切です。

 けれど、また、たとえ長年リウマチを患い、80の目前に圧迫骨折に悩まされたな高齢者でも、自分の生活を自立して送ろうとすればリハビリは欠かせません。若い人と同じくらい、リハビリは大切です。

 それが医療報酬制度の壁でギクシャクして、かえって社会の負担(健康保険の負担)も本人の負担も無駄に大きくなる場合があるわけです。

 なんでも一律に月数や年齢で区切ったりするから、そうした意味のない結果を招くのではないでしょうか。

 これについては昨日の参議院予算委員会でも後期高齢者医療制度に絡んで言及がありました。

 以下その一部を。

 質疑者は共産党の小池晃さん。

小池: 9月8日、医療費適正化計画が公表された。この計画の概要とこれに基づく医療費はどれだけ削減するのか。

桝添厚労相: 国民皆保険維持のために、生活習慣病の予防、医療提供体制の効率化ということで5年を閾とする医療氏適正化計画を国と都道府県で定めた。

 42都道府県が医療費の見通しを出している。その合計は32.6兆円になるところ、さまざまな取り組みがなされた場合は31.9兆円になる。医療費適正化によって0.7兆円、つまり7,000億円の減少になる。

小池: どんどん医療費を削減するつもりはないと言いながら、5年間で7,500億円を超える削減ではないか。

    入院日数を32日から29日にする目標で算出している。

    こうした数値目標を掲げた削減は初めてだが。
 
舛添厚労相: その点も入っているが、生活習慣病、これが非常に大きい。これの予防を含めてきちんとする。様々な効率化を。そして総合的に7,000億円のこの適正化の効果が出る、ということ。

小池: 大臣、嘘言ってはいけない。医療費、健康作りの効果は5年間は出ません、というのが厚労省の見解だ。
 
舛添厚労相: 平均在院日数というのを前提においているが、これは5年を閾とする、そういう意味で言っている。

小池: だから32日から29日に減らすということ。今でも入院するとすぐに退院の日取りの相談になる。行く当てがないので途方に暮れると嘆きの声が溢れているときに、さらに入院日数を減らせと数字の目標までかけて、都道府県に号令をかけて競わせる。

 介護の受け入れ態勢ができているのであればともかくだが、できていないのにこんな計画で進める。大変なことになるのではないか。

舛添厚労相: いわゆる社会的入院を減らしましょうと。諸外国の入院日数を見てみると日本の入院日数が多い。これは社会的入院というものがあって、その中にはさまざまな要因がある。今、委員が指摘した介護の受け入れ態勢が十分でない。これもあると思う。従って、療養病床を含めて、いろんな意味での手を打っている。

 しかしながら、これは国民みんなの負担となるわけだから、医療関係者の努力だけではなく、国民全体で医療費を抑えていく努力はしていかなければならない。
 そうしないと、限られた資源をほんとうに有効な人に医療費を使うためには、やはり無駄があれば無駄を排さねばいけない。

 そういうときに社会的入院ということでやっているのがあれば、それを是正する、という方策は私は間違っていないと思うので、どうすれば総合的に国民の生命をいちばんコストのかからない形で守っていけるのか、そういう観点もまた必要だ、と思っている。

小池: 日本の医療費に無駄があるのか? 大臣は現場を周っているようにいうが、もう、入院日数なんてみんなぎりぎりにやっている。大変な努力で患者さん達はやっているではないか。

 それをさらに減らせという大号令を機械的にかけて、こういう削減目標をかけて進めるというのは、ほんとうにとんでもない話しだと思う。

 総理! 後期高齢者医療制度というのは、こういう医療制度改革全体の中で出されてきたものだ。

 見直す見直すというけれど、一方で天引きは拡大する。
 この背景にある医療費削減計画については、計画通りに着々と進めていく。

 先ほどしてきした問題だらけのバスだ、姥捨て山行きのバスだ、と認めておきながら、これを走らせる、あまりに無責任だ。

 総理は1年かけて見直すというけれど、制度が始まる前も見直すといっていた。始まってからも見直した。今度もまた見直す。国民はこんなやり方はぜったい納得しない、中途半端な見直しを取り繕うのではなく、きっぱり止めると結論を出すべきではないか。

アソウ総理: 止めるということは元の案に戻るということ。一回戻るということになる。そこの案は、もともと元の案が問題だったから新しい案がある。その新しい案がいろいろ問題がある。それはいろいろな形で改善をされていくということで、私は今回のもやってみたけれども、75のところ天引きの所を多くの問題があったからその分を改善する、その方向に進んでいるのだと理解している。

小池: 日本の医療制度にまったく問題がないとはいわない。がこれは、国庫負担をどんどん削ってきて保険料はどんどん上がってきている、という問題はある。しかし3月まで老人保健制度をやっていて、国民から困るという声があったか? ないではないか。

 ここにいったん戻すと。そこから新しい制度に向かっていく。それで何の支障もないはずだ。

 今回の補正予算はこの後期高齢者医療制度の存続を前提として小手先の手直しをする。私どもはこういう予算を認めるわけにはいかない。
 

   ***予算委員会質疑答弁ここまで***

 
 うわあ、医療費適正化計画なんて、初めて知りました。

 で、メタボ対策とか何とかいいながら、肝心なのは、とにかく入院日数を減らして医療費を減らせ! ということなのです。

 諸外国の入院日数が少ないのは、たとえばヨーロッパであれば退院後の施設や家庭での介護体制が充実しているためでしょうし、米国は入院費を含めて医療費がバカ高いから無理してでも退院、ということでしょう。

 桝添厚労相は、《限られた資源である医療費を、有効な人にだけ使う》という考え方を示しています。
 これって、ナチの優性思想を連想させるかなり怖ろしい考えではないですか?
 彼自身は自分を優秀だと思っているので、そんな感覚が思わず口から出てきてしまうのでしょう。

 でも、ほんとうに有効な人って、いったい誰が判断するのでしょうか。

 それに日本のお年寄りって、圧倒的に真面目な人が多いですから、長患いする身をいかんともしがたく、ただでさえも肩身の狭い思いをしているのです。
 そんな人たちに、あなたは医療費を有効に活用できそうにありませんから、早く出ていってください、と言えますか? 

 舛添厚労相は、やたらと「総合的」という言葉を使って自説を補強していますが、彼の総合的対策は、単に医療費という数字を官僚の机の上でいじり回しただけのものではないでしょうか。

 医療の総合的な対策とは、退院後の施設・家庭での介護まで含めて考えて立案されるのがほんとうでしょう。


 ついでながら、マスゾエ氏はご自身の実姉が生活保護を受け、それについて連絡があっても知らぬ存ぜぬを押し通したのではなかったかしら。
 たしか何カ月か前のどこかの週刊誌に書かれてましたが、それはほんとうでしょうか。

 そんな知らぬ存ぜぬも、総合的判断でされたのでしょうか?


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