山田洋行 インド洋給油
「自衛隊の退官者や現役隊員らで組織する非公式情報機関は22日までに、11月1日から停止されている海上自衛隊のインド洋での給油活動について、
『守屋前 防衛次官と長年癒着してきた山田洋行が米国から燃料を購入、海自補給艦を介して米艦船に給油してきた』と明らかにした。また、補給艦の給油活動日誌の紛失 事件はこの事実を隠蔽する工作だったと断言」したそうです。
日誌の紛失事件についても給油用の燃料購入についても、多くの人が疑っていたでしょうが、いかんせん、証言も証拠もなかったわけですよね。そこにこうして証言が出ると、やっぱりなあ、と誰しもが思います。
国家機密のベールの向こう側に、どれだけの利権が隠されているのだろうか? と誰でも疑問を持ちますよね。
インド洋での海自の給油活動についても、どれだけ政府はウソをついてきたことでしょう! こと米国・米軍に関しては腫れ物に触るような姿勢を貫く政府がついてきたウソは、利権問題に限りません。
ウソを隠すためにはまた嘘をつく、つまりウソの上塗りをしなければなりません。民主主義本来のルールで審議すればするほど、このウソがほころび始め、露呈してくる。どうりで数を頼みの国会運営になってくるはずです。そして参院選の結果、数が頼めなくなると、またいろいろと画策してくる。
(それにしても、衆議院自民党のその他大勢組、コイズミ・チルドレンなどは、どれほど高尚な理念を述べようと単なる評決反応マシーンになっているだけですよね。いったい彼等はこの防衛庁/省を舞台にした利権構造から米国命の政府・防衛省・外務省の姿勢まで、なんと思っているのでしょうか。
コイズミ・パパについてはこれっぽっちも疑うことなく、額賀・石破その他のいい訳も“その通りに”信じているのでしょうか。
それともマシーンに甘んじていさえすれば、安全と思っているのでしょうか。
ちっとも“顔の見えない”人たちですね)。
参議院に対する衆議院の優越だって衆議院の方が国民の意思に近いと考えられていることからくるわけで、そもそも憲法を定めた時のこの精神を顧みることがなければ説得力を持たない、と私などは考えるのですが。
党利党略で衆議院の優越を利用せず、憲法の精神を尊重してください。参院選で示された民意が分からなければ、解散・総選挙をしてください。
だいたい、2代続いて民意を問うことなく与党の中で勝手に決めた内閣でしょ。
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政軍産官複合体 軍事費後年度負担
中曽根政権時代、軍事関連の契約高が1兆円を超えたとき、氏が書かれたものです。
「まず指摘したいことは、兵器生産の増加とともに防衛費そのものが自己肥大していく危険 である。戦闘機や護衛艦など高価な兵器はほとんど後年度負担方式と呼ばれるツケ払い方式によって調達される。たとえば最新鋭戦闘機F15は1機115億円 で、83年度(昭和58年度)予算では13機、総額約1500億円分を認めたが、実際に予算に計上したのは、そのうちのわずか0.2%分の3億円強にすぎ ない。残りは全額後年度負担として次年度以降のツケに持ち越された。83年度防衛予算の後年度負担額は全部で2兆円にものぼっている。
このツケは次年度以降の予算に計上される。このツケの支払い分が年々ふえており、いまでは防衛予算のなかで30%近くにまで達している。
財政赤字下で財政再建が叫ばれながら、その裏では、実はこのような防衛費突出を促す事態が進行しているのである。
わが国の兵器生産は三菱重工、川崎重工、三菱電機、石川島播磨重工、東芝、日本電気な ど少数の巨大企業に集中している。半面、兵器のエレクトロニクス化に象徴されるように高度の技術集約化が進むにつれて、技術力の高い中堅企業の防衛分野へ の進出もみられ、軍事関連企業数は年々ふえている。こうして防衛産業のすそ野は着実に広がりつつある。
このことは、とりわけ景気低迷期には産業界に軍需への期待を抱かせ、それがまた防衛費を突出させていくという、双方のもちつもたれつの関係が成熟する危険なコースへと踏み込んでいく。
長期的視野に立ったとき、経済の軍事化が日本経済の将来にとってプラスでないことは明らかである。
なによりも、かつてアイゼンハワー元米大統領が警告した「軍」と「産」との相互依存体である軍産複合体が根を張っていくことを恐れる。政治、経済の両面にわたって「軍」の顔が大きくなると、それを押し戻すことはなかなかむずかしいからである」。
20年以上も前のこの社説に続き現在の軍産癒着の構造についての情報・考察もありますから、ぜひ一度、安原さんのブログをお読み下さい。
で、私ですが、この「後年度負担方式」というものは知りませんでした。もしかしたらニュースなどでふれられたかもしれませんが、まさか国がツケ払いをしているとは思いませんでしたから、たとえ耳に入ったとしても聞いていなかったのではないかと思います。
どうせ支払いは数十年後だ、と醵出された年金を使ってしまった国の姿勢にも通じると思いますが、とにかく後へ後へと支払いを延ばしていく。とりあえず、目の前のお金は使ってしまえ、後から支払えばいい、ということだったのでしょうか。
(もっとも、厚生年金は軍事費調達手段として考えられたので、最初から支払うことは考慮されなかったようですが)。
これは消費者としていつも肝に銘じていることですよね。カードはなるべく使うな、使っても1回で支払えないものは買うな、等々。クレジットと言っても借金に変わりありません。やっぱり借金は怖いですから。
どうも昨今の“ばくち打ち”経済の仕組みと同様に、この手のツケ払いには手放しで喜べるものではありません。
ためしに「後年度負担」で検索してみると、ゾロゾロ出てきます。
「3月の朝雲ニュース」 の数字を見ると、
海上自衛隊の平成18年度の歳出総額1兆892億円のうち、人件・糧食費4134億円、歳出化経費5330億円、一般物件費1427億円。新規後年度負担は5286億。
ただし、既定の後年度負担は歳出化経費と呼ぶようですから、繰り越されたツケ払いは5286億+5330億=10,616億円となります。
で、なにかやましいことがあると、この「歳出化経費」のように、分かりにくい言葉が使われるんでしょうか。
艦艇に使われる総額1704億円のうち後年度負担は1698億。
航空機については総額266億円の全額が後年度負担。
後年度負担も下の図を見ていただければ分かると思いますが、翌年一括払いではありません。「原則5年以内」で支払いを終わらすことになっているようです。でも、一般的に言って、原則ってよく無視されませんか。要は「リボ払い」で装備品を買っているということでしょう。
企業から見れば、将来も安定した収入が得られる上々得意様。

過去の年度の契約に基づき支払われるのが「歳出化経費」で、その年度の契約に基づき支払われるのが「一般物件費」ですから、新規後年度負担の初回払いはこの「一般物件費」の中に入っているのでしょう。
ふー、まったくもって分かりにくい。
20年以上も前に警告した「“軍産複合体”の増殖」の現在の結果を「構造的利権の中の政軍産官複合体」と安原さんは呼ばれています。もちろん、この複合体は米国のそれとも呼応して、密接につながっているわけです。
軍事機密の壁の向こう側には巣食い、機密をいいことに好きなことをしていますね。
19日月曜日の毎日夕刊。「なくならない官僚の不祥事」と題して大宅映子さんと東北公益文科大大学院教授とかの北沢栄氏の意見が掲載されていました。
大宅氏は、
「問題は、日本が世界に冠たる経済大国になっても、今だに官に富の分配権を持たせ続けていること。官僚から個人の手にそれを取り戻す、ほんとうの意味の構造改革が必要だ」
と言ってるのですが、「官僚から富の分配権を取りもどす“個人”」ってどんな個人を指すのでしょうか。ちょっと分かりませんでした。
北沢氏はやけに小池百合子元防衛相を肯定しています。何考えているのでしょうね。曰く、
「守屋氏が長い間、事務次官として君臨し続けたことも、官僚の世界では異常だった。小池さんが異を唱えなかったらまだ居座るつもりだった。小池さんが結果的に再任されなかったのは、それ自体が汚点だろう」。
この方の「『官の自己増殖』をくい止め、天下りをなくすには、早期退職とキャリア制度という二つの慣行を廃止すべきだ」という意見には同意できますが、この小池評は納得いきませんね。
もともと守屋氏が防衛庁・省で長期に居座ったのはコイズミ政権の下。
「再任されなかったことそのものが汚点」とは、買いかぶりもいいとこ。というより、あまりの手離し讃辞にかえっていかがわしさを感じてしまいます。
私たちよりもよほど情報もたくさん持ち、かつ国政に近いところにいて(11月から参院行政監視委員会、客員調査員)防衛庁・省の構造的な問題についてよく知る立場でしょうに。
やっぱり、小池、そしてコイズミといった人たちはどこかの勢力から守られているのかな?
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守屋喚問とか 3.5兆ドル戦争の「隠れ費用」とか
久間・山崎・額賀・飯島の4氏のうち、ふたりの名前があがりましたが、あとの2人+コイズミ氏はどうなるのでしょうか。それに、名前があがっただけでは、まだどうにかなるものでもないでしょうし。
まあ、それにしてもインド洋上での海自の給油活動について、民主党浅尾慶一郎氏が質問した時だったと思いますが、F76燃料に関わることをいろいろ尋ねられても、ただ「承知しておりません」とこたえるだけでした。
米国国防総省の国防エネルギー支援センター Defense Energy Support Center DESCのことも「承知しておりません」。
防衛庁・省の事務次官を4年間もしてきたわけですから、知らないはずはない、と誰でも思います。それを承知で「承知しておりません」と答えるんですね。
私たちの目から見れば、この「承知してません」で、ますます疑惑が深まった、というところです。
さて、先頃、米国民主党が、2017年までのイラク・アフガニスタン戦争にかかる費用が3.5兆ドルにのぼる、という試算を発表したようです。1ドル110円で換算して385兆円です。
米議会予算局(CBO)が10月に発表した、10年後の2017年までイラクやアフガニスタンでの対テロ戦争が続いた場合、01年9月の米同時多発テロ以降の戦費総額が約2.4兆ドルに上るという試算よりも1.1兆ドル多い。
そこまで巨額に上ったのは「隠れ費用」のためだといいます。
2005年8月に立花隆さんが「イラク“3兆ドル戦争”がアメリカにもたらしたもの」で、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されているイラク戦のコストから話しを起こして、
「戦争経済は結果的に国力を衰退させる」
「3兆ドル戦争に突入すれば米経済は確実に破綻する」
と語っています。
そして以前から言われていたことですが、この3兆ドルという額が、ちょうど私たちの国のゆうちょ・かんぽの資金340兆と重なってしまうわけですね。
なお、前述の「隠れ費用」とは、立花さんの記事では「退役兵にかかるコスト」「戦費の赤字分の繰り延べ償却費用」「戦争によって原油価格が5ドル上昇したことでもたらされる米国経済全体へのマイナス効果」等を指すようです。
3.5兆ドル試算がブッシュ政権に対する米国民主党の痛烈な批判であることを考えても、また立花さんの論の正否をひとまず置くにしても、イラク・アフガン戦争が米国国民にのし掛かってくる負担は、私たちの想像をはるかに超えたものかもしれません。
そんなひとつが退役軍人を巡る問題でしょう。
米CBSテレビの調査で、米国の退役軍人は1週間に120人の割合で自殺しているそうです。2005年には少なくとも6256人の退役軍人が自殺。
米国には約2500万人の退役軍人がおり、うち1600万人がアフガニスタン、もしくはイラク駐留経験者ということです。
私たちの国でも昭和30年代前半まで、街に出るとよく義足をつけたりアコーディオンを鳴らしたりして募金をしている傷痍軍人の姿を見かけました。
現代の米国では、もちろん身体に障害を負った人もたくさんいるのでしょうが、外見は何ともなくても心が苛まれて苦しむ人が後を絶たないのかもしれません。
何度か拙ブログでも取り上げたベトナムから帰還した元アメリカ海兵隊員アレン・ネルソンさんもそんなひとりだったそうです。
「戦争のことは、ひとことも語りたくない。でも、戦場のシーンはひとときも私の頭を去りませんでした。毎夜、悪夢に苛まれます。戦場の累々たる死体の情景が甦ってきます。ジャングルの中で泣き叫ぶヴェトナムの子供たちの声が聞こえてきます。そして死体の悪臭が漂ってきます」。
忘れたい、と思っても五感で感じたものは忘れられない。その堂々巡りの中で苦しむのかもしれません。
石油のために始めた戦争で、侵攻していった先の相手であるイラクやアフガニスタンの人たちを人間と思っていいては戦えない。そうした立場に追いやられる兵士自体、人間として遇されていないのかもしれません。
戦場から家族の元に返り、やっと人間性を取りもどすと、人間でなかったときの記憶が、つまり人間の姿をした暴力そのものの身体に刻み込まれた記憶が甦る……。
あの、ノー天気にしか見えない大統領には、そんな生身の人間が経験した耐え難さを想像することも、苦しむ心に共感をもつこともできないのでは、きっと。そしてIQが200とか何とか言われる国務長官も、そうした人間の心への共感をどこかへ捨ててしまったのかな?
いつかこの国務長官に詰め寄った反戦を訴える女性が、長官の腕を掴んで赤い液で汚した自分の手を見せながら、あなたの手はイラクの人たちの血で汚れているのよ! と叫んでいる映像を見ました。結構最近のことです。すごいですよね、私にはとてもできません。
で、話しは変わって、今日はちょっと小さな地上げに類した話しを耳にしました。
おそらく規模の大小こそあれ、同様の話しは日本の各地で聞けるのだと思います。
お金を生み出しそうなところには人が群がる。錬金術が使えそうなところには、実に敏感に反応する人たちがいる。
その最たるもののひとつが、防衛利権なのでしょうね。
証人喚問での守屋氏は、記憶にない、承知していない、という言葉を連発しながら、やけにしおらしい態度を見せる場面もありました。また、結局額賀、久間両氏の名をあげたものの、接待に同席した政治家の名を明かすのを拒んだのは一度だけではなかったと思います。
この喚問の感想を聞かれた町村官房長官は、名前を挙げられただけではどうってことない、という反応を見せていました。相変わらず、傲慢な男だな、と思う。
イラク戦争は石油が目的だった、と回想録で語ったしたグリーンスパン氏のように、もっと率直に暴露してくれないものか。
無理かなあ、80万ガロンを20万ガロンと間違えた問題でも、寺岡元海幕防衛課長らに相談を受けたことも「記憶にない」と否定しているし(→ ということは、当時の長官石破氏をかばっているのかな?)。
退職金を返納し、ひとりで罪を背負う覚悟のようだけれど、ほんとうにそんなことでいいのか。
刑事罰に該当するなら逃れる考えはない、とまで反省するのであれば、真実を語るのが筋だろう、とも思いますが。
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守屋、石破、福田のうそ
わが家の庭も、すっかり秋の装いです。


11月は私の誕生月。
子供からカードとささやかなプレゼントが届きました。硝子の食器は、アンティークまではいきませんが、ちょっとレトロなマグとボールのコンビ。
猫のカードが可愛いでしょ。
さてさて、昨日お伝えしました防衛ロビイストの秋山直紀氏は、もちろん、山田洋行米国子会社元社長で、業務上横領などの容疑で逮捕状を取られた秋山氏とはまったくの別人。
で、同じ穴のむじな、とでもいうのでしょうが、『サンデー毎日』によると、現在逮捕拘留中の元日本ミライズ社長の宮崎氏とこの秋山直紀氏は、航空自衛隊次期輸送機(CX)用のエンジン納入を巡って対立するようになったそうです。
現在問題になっている守屋―宮崎―秋山収ラインとは別に、久間―秋山直紀ラインが別にあるらしい。
日本の防衛だとか安全保障だとか言われている裏に、こんな利権屋やたかり屋がうごめいている状況って、おかしくありませんか。
まるで利権をあさるために防衛構想があるみたい。
そして昨日の衆院テロ特別委員会での採決直前の保坂展人さんの質問を、偶然外出先の車の中で聞きました。20万ガロン、80万ガロンの話しがまた出ていましたが、この話しだったのか、と合点したのが、今日のlivedoorニュースにあった「海自給油隠蔽疑惑 守屋も石破もグルだった!」です。
保坂さんのブログを参考にしてまとめると、
・2003年5月7日: 福田官房長官、キティホーク等のイラク攻撃に参加する艦艇に対する海自の給油を否定する。
・ 同 5月8日: 石川統幕議長の発表(午後2:30〜2:36)。
2月25日、「ときわ」 → 米補給艦へ20万ガロン → キティホークへ80万ガロン
*ここで記者の間からこの数字への疑問が出て、記者会見中断
*この中断中に、
・在日米海軍・在京米大使館から、情報を求めてメモを提出してもらう。
・防衛局長、官房長、次官、長官ら防衛庁主要幹部と相談して判断を仰いだ。
(当時の防衛局長は守屋、長官は石破)。
・同日 午後5:02〜5:30 寺岡海幕防衛課長が記者に対して、
「 キティホークが米補給艦から受けた80万ガロンの燃料は、「不朽の自由作戦」に消費されたことが確認された」
と説明する。
ところが、翌9日になると、福田官房長官は、
「キティホークの燃料消費というのは、1日に20万ガロンというんですよ。今、問題になっているのは、20万 ガロンでしょ。ほとんど瞬間的に消費してしまうということで、それがイラク関係で使われるということは、現実的に今回もあり得ないということなんです」
と答弁。
***** 以上 *****
こうした経緯を無視して、先週7日に参考人として招致された元防衛課長、寺岡正善氏は、
「(記者会見が行われた)5月8日のときは80万という数字はどこにもなくて20万がすべて真実だった」
「(80万ガロンだと知ったのは)9日の朝、新聞を見た海幕の燃料担当者が、これが違うと報告に来たというふうに思います」
と答えたらしい。
ふーむ、寺岡氏の話もウソに違いないけれど、守屋、石破、福田と、みなウソをついているのじゃないかしら、と考えるのが普通だと思いますが。
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防衛ロビイストと防衛利権に食らいつく人たち
『サンデー毎日』11月18日号で話題になっている防衛ロビイスト秋山某氏については、だいぶ前から問題になっていたようです。
『アクセスジャーナル』では昨年の5月から6月にかけて、
「日米軍事利権の狭間で暗躍する(社)「日米文化振興会」専務理事」
「複数の防衛庁族議員に対し、イスラエル企業の無人偵察機を売り込むべく、今年3月、プレゼンテーションの案内文書を出していたことが判明した」
等の記事で取り上げられています。
「反米権日戦線」さんのところではすでに2005年9月に、
「【民主党新党首】前原は、「安保利権」に群がる国賊である!」というエントリーで紹介されています。
ネタ元の「社会新報」の記事はすでに削除されていますから反米権日戦線さんの記事に頼ると、
「 前原は、『安全保障議員協議会』の常任理事を務めている。これは、自民、公明、民主各党の国防族議員で構成され、集団的自衛権の行使の容認などを主張して99年に発足した。
今年の2月17日、安保議員協メンバーなどが三菱グループの迎賓館といわれる三菱「開東閣」で三菱側から高額接待を受けていることが暴露されている。
この事務局を務めているのは、社団法人「日米文化振興会」であり、所管は外務省である」。
「 また、これには、『安全保障研究所』という任意団体がぶらさがっており、『日米文化振興会』専務理事である秋山直紀は、「安全保障研究所」の所長も兼ねている。彼は、政治評論家の戸川猪佐武の秘書時代に豊富な政界人脈を築き暗躍している模様」
とのこと。
で、この反米権日戦線さんも書かれている秋山氏の経歴について『サンデー毎日』によると、『小説吉田学校』を書いた戸川猪佐武の運転手を始めたことを機に、政界とのつながりが深まり、金丸信元自民党副総裁の女性知人のかばん持ちをして気に入られ、永田町で人脈を広げたそうです。
その後日米政界の顔の利く防衛関係のパイプ役になって、
「三菱商事なんてうちの下請けだ」
「山田洋行からの電話対応なんて後まわしでいい」
「川崎重工なんて待たせとけ」
とまで豪語する立場になったようです。
運転手 → かばん持ち → ロビイスト
と出世の階段を上ってきたこの人は、まるで信長の草履を懐で温めて出世の足がかりとした秀吉みたい。ただ、表向きは「ただの事務局」をやっている裏方、ということになっているようですが。
左写真: ラムズフェルド国防長官(当時)と一緒に写っている人が秋山直紀氏のようです(2001年5月4日)。
右写真: おそらく右端の人物が秋山氏。久間、額賀両氏の顔も見えます(2002年5月2日)。他の方が分かりません。ご存じの方がいらしたら教えて下さい。
*追記: 集合写真の左端は民主党衆議院の末松義規氏。こば☆ふみさんより教えていただきました。こば☆ふみさん、ありがとうございました。
で、ちょっと気になったのは、三菱商事、川崎重工等をこのようにあしらう秋山直紀氏は、いったい誰からの電話なら即座に対応するのか、どこならば、頭を下げるのかしら? ということ。
「額賀」「石破」と呼び捨てにする秋山氏が「センセイ」と頼りにするのが、先月末以来入院している久間氏らしい。
ですから久間氏には頭を下げるかもしれないけれど、やはり一番は写真を一緒に写ったラムズフェルド氏やアーミテージ氏だったのかな? もっとも現在は、両氏ともに当時の地位にはありませんから、事情はちょっと違うでしょうね。
ちなみに、ラムズフェルド氏の後任はロバート・ゲーツ氏。
『サンデー毎日』でふれていた、憲政会館で開かれたミサイル防衛の特別展示について、ちょうど2003年12月5日の『赤旗』に記事がありました。
主催は自民、民主、公明各党の国防族議員でつくる「安全保障議員協議会」。
「なかでも目を引いたのは「ミサイル防衛」の特別展示でした。弾道ミサイルを撃ち落とすための米国製迎撃ミサイルの実物大模型が登場。モーターショーさなが らに、ロッキード、ボーイング、グラマン、レイセオンなど米国の主要軍需企業が展示場にブース(出展者ごとの専用区画)を設け、担当者が自社“製品”を宣 伝しました」
という話。
この安全保障議員協議会と、「日米平和・文化交流協会」と2006年に名前を変えた秋山氏の「日米文化振興会」は、毎年「日米安全保障戦略会議」を日米両国で開催していて、今年も先週の7、8、9日にあったはず。
日本がやけに高い戦闘機等を米国から買っている陰に、秋山氏等の仲介活動があったのかしら。
この方が事務所を構える永田町パレロワイヤルはいわゆる億ション。
防衛族議員と軍需産業、米国要人の間に立って、巨額の金銭が自身と同時に防衛族議員の懐にも転がり込むことになっていたのでしょう。
「国防」とか「安全保障」とかいったものがこうして利権の対象として存在意義を持つこと、さらにこの状態を維持するためにさらなる危機が煽られること。
そうして国民の不安を煽っていっそうの利権に喰らいつこうとする政治家たち、おこぼれに預かる官僚たち。
どこまでも欲深だ、とため息が出ます。
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権力の不条理
植草さんが手鏡云々で逮捕された後だったでしょうか、どなたかが口八丁手八丁の竹中平蔵に対抗する人がいなくなった、と嘆かれていたのを思い出します。
金子勝ではまだ力不足だ。
竹中平蔵に弁舌で対抗でき、さらには普通の人びとにも分かるように経済について説明できるのは、今の日本では植草一秀しかいない、という話しでした。
やけにその話しが頭に残り、気をつけてみているうち、MpuRa「直言」に「UEKUSAレポートplus」が掲載されましたね。
そこでコイズミ政権と竹中平蔵のいかがわしさもりそな問題も知り、「なるほど、『りそな』って騒がれていたけれど、そういうことだのか」と合点がいったものです。
コイズミ政権発足1年前に、植草さんはコイズミ純一郎、中川秀直両氏に経済政策運営についてレクチャーしたその席で、説明を遮り、自説をとうとうと述べる、聞く耳を持たないコイズミ氏を目の当たりにして、「近い将来に小泉氏が首相に就任することがあれば、日本経済は最悪の事態を迎えることになるだろうことを確信した」そうです。
結局、失われた10年に、さらにコイズミ氏の手で失われた5年が積み上げられていく。それが分かりながらもいかんともしがたい立場で歯ぎしりする思いだったのではないかしら?
事実に即した正確で適切な分析と未来への洞察から、より確かな予測が生まれるのでしょうね。
なんだか植草さんの立場が、私が好きなギリシア悲劇の、トロイアの王女カッサンドラと重なってしまいます。
未来を予知できるカッサンドラは、トロイアの悲劇も己の運命も目に見え、予言しながらも、誰もがそれを信じてくれない、そんな女性でした。結局、戦利品としてギリシア方総大将アガメムノーンの手に渡り、ミケーネに連れていかれ、そこで不貞をはたらいていた妻の手で、アガメムノーンと共に殺されてしまいました。
生の不条理に納得できない古代ギリシアの人々は、カッサンドラに予言の力を授けたのも、その予言を誰にも信じてもらえないようにしたのも、いずれも神の意思だ、として心を落ち着けたのかもしれません。
でもでも、ゲンダイにおいてはカッサンドラはいない! いてはいけない!
植草さんを翻弄する不条理も、ヤメ蚊さんが訴える山本至弁護士再逮捕の件も、権力に憑かれた人間の謀(はかりごと)の結果だとしたら、これは人間の力で何とかしないといけない。
いつか書いたように、1度目の時は分かりませんでしたが、昨年9月、植草さんが再度逮捕されたとき、これはおかしい、と直感したその後の展開は、あまりに長期の拘留といい、保釈請求が複数回拒否されたことといい、異様にしつこい検察・警察の印象が目立ちました。
また昔の話しになりますが、小さな講演をお願いして警察署に行ったとき、偶然荒縄で括られた若い男性を見て、衝撃を受けたことがあります。後に窃盗の類でつかまった人だと聞きましたが、あの時、ほんの一瞬目にした光景の強烈さは、今でもまざまざと思い出します。
ただ、男が1人、藁をよって作った昔よく見た縄で、後ろに回した手か、それとも腰回りだったかが拘束されていた、その後ろ姿をちらっと見ただけだったのですが。
なんだかその場だけ、江戸時代のお白州みたいに、時間が止まっているようでした。
もし無実であれば、つまり冤罪であれば、こんなことは屈辱でしかありません。
冤罪の人間に対しても、そんな屈辱を与えることができるのが権力なのでしょうね。
話しは変わって、つい1週間ほど前、「黙秘強要、弁護士を脅迫容疑で逮捕」という記事を見て、妙な話だなあ、と印象に残っていたのが、ヤメ蚊さんからいただいたTBの記事に登場する山本至弁護士。
詳しくはヤメ蚊さんの所、
「山本至弁護士の再逮捕は変だ!〜なぜ、東京の事件を宮崎地検が…」と
「【転載・引用熱望】山本至弁護士支援の輪を広げよう〜2回目の逮捕は明らかに弁護活動妨害目的だ!」
をお読み下さい。
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追記: 30何年も前、私は神戸に住み、大阪まで国鉄で通勤していました。たった1年間だけでしたが、その間に痴漢の問題については嫌な思いをたくさんしました。
そしてつい1年前、捜し物があって日頃行かないスーパーに足を伸ばしたときのことです。
店内に入るとすぐにおじさんが後ろから走り込んできて、両手で私の腰を掴んだのです。当然私は、びっくりしてふり返り、睨みつけました。
その時のことを思い出すと、今でも何ともいえぬ嫌な気分になります。見知らぬ男性に体をさわられたというだけで、不快感に襲われます。
で、この時この中年男性に私がどう対処したかというと、実は振り向いて睨みつけること以外、何もできなかったのです。目が合ったとき、相手の男は顔をこわばらせたように見えましたが、何を考えていたのでしょう。
なぜあの時、「何するんですか!」と大声で言えなかったか、ついでなら「警察に行きますか?!」とでも言ってやれば良かった、などと思っても後の祭り。
せいぜい、あのスーパーには今後行くまい、と考えるくらい……。
きっと、こんな対応しかとれない女性は多いのではないでしょうか。痴漢男性も、おとなしそうな女性を狙うといいますから。
逆に言うと、大声を出すなどの対応のとれる人は、危機管理トレーニング等をして、とっさのときでもそれなりの対応のできる人。でもそんな人、どれだけいるでしょうか。
一時話題になった「おやじ狩り」等というのは、最初からそのつもりでしょうから、当然大声も出るし、相手にすごむこともできるでしょうが。
ODA テンパーセント・マダム
英国王室の宝。 王冠と宝珠。
4番目は大英帝国王冠。 最後はインド帝国王冠。
「あれも、これも、イギリスが私たちの国から奪っていったもの」。
いつか我が家に来たミャンマーからの留学生が、王冠を飾る宝石類を指さして言ったことばです。
かつて大英帝国が強奪していったこうした宝石を、今はミャンマーの軍事政権幹部がかすめ取っているのか、との思いを強くしたYou Tubeで見た動画『ダイヤに埋もれた夜』。英語版原題は“Heaven & Hell”。
ukiukiさんの所で知りました。
結婚をするミャンマー最高権力者の娘の髪、首、胸を飾るおびただしいダイヤに呆れながら映像を見ていると、軍事政権幹部やその家族の会場に乗り付ける車が、毎日私たちが目にしてるものに似ていることに気づきました。
それもそのはず、その中の1台には紛れもなく“Celsor”の文字が。
さて、若い人は知らないでしょうが、40年近くも前のこと。インドネシア、スカルノ大統領(当時)の第何夫人かになった日本女性、通称デヴィ夫人は、しょっちゅう女性週刊誌に登場していました。
知り合いの女性が、デヴィ夫人が着ていたあのベージュのセーターがほしい! なんてやってましたっけ。
そんなデヴィ夫人のグラビアを飾る写真の1枚に、宝石類を散りばめたピンクのドレスを身まとったものがありました。
インドネシアの人びとが生活苦に喘いでいるとき、こんなことして! と若い正義で胸を痛め、怒りを覚えた私。
「テンパーセント・マダム」という言葉をご存じでしょうか。
私は、元参議院議員の、木枯らし紋次郎こと中村敦夫さんのブログで知りました。
「政府の途上国援助(ODA)という名目で海外に出ていく税金や財政投融資金は、日本の特定の企業グループや政治家に還流されるシステムになっていた。話をまとめるために、事業費の10%がマルコス夫人に賄賂として贈られた。夫人のあだ名が、『テンパーセント・マダム』だった」
とそこに書かれていたのです。
試しに海外事業もよく手がけていた企業に勤める知人に確かめてみますと、たしかにその通りでした。
デヴィ夫人がテンパーセント・マダムであったかどうかは私は知りません。まあ、スカルノ大統領を追い落としたスハルト大統領の夫人がやはりテンパーセント・マダムと呼ばれていたわけですし、デヴィ夫人は日本の商社から送り込まれた人だ、と当時言われてましたから、可能性は大いにあります。
で、保坂展人さんによると、日本は先進国間ではミャンマーに対するODAの最大の援助国といいうことです。
ミャンマー軍事政権の最高権力者タンシュエ国家平和発展評議会議長の娘の結婚式に集まった女性の中にも、このテンパーセント・マダムがいるのかな? などとつい想像してしまいます。
それにしても、軍は市民を守らない、これを痛感させるミャンマーの体制。
一人ひとりの兵士は、貧しい市民から出た人たちでしょうに。
それに、ODAからの環流を受ける政治家って、誰なんでしょうか。
各国の抗議や制裁が相次ぎ、犠牲者が出て、日本政府も重い腰を上げたようですが。
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国会がおかしい、自民党もおかしい、テレビもおかしい
紙芝居調でいえば、風雲急を告げる日本丸、はたまた日本城、とでもすればいいのか。
昨日9月18日午前中、アベ氏不在の中、2回目の、なかよしお遊戯会ならぬ閣僚懇談会が開かれたそうだ。自由に言い合って議事録も残さないこの会合で、何が話し合われたのか。
18日のNHKのお昼のニュースでは、与謝野官房長官があらためて総理大臣の臨時代理は置かないことを示したことが伝えられた。
「危機管理という観点から懸念する方がいることは承知しているが、現在の状況では、まだ内閣法の総理大臣に事故があるとき、総理大臣が欠け たときというケースに当たらないと判断している」
と、官房長官は述べている。
要は、臨時代理を置くような事態ではない、置く必要がない、ということか。
だとしたら、まさしく甘い認識で、危機管理ゼロ、政権担当能力がない、といえないか。
むしろ逆に、危機を利用して国会審議を行わせないために、わざと臨時代理を置かないのではないか。
郵政民営化を翌月に控え、さらにテロ特措法、年金問題と山積みの課題を前にして、意図的に、国会審議というもっとも大切な国の機能を、つまり主権者である国民の代表が国の進路、あり方をめぐって意見を闘わせる場を奪っている、といえないか。
「森田実のいわねばならぬ」には、このことをうかがわせる出来事が書かれている。
「…… テレビは政治権力の手先になって世論をアフガン戦争継続の方向へ誘導しようとしている。テレビは本当に危険だ》
この電話が終わるとまた電話が鳴った。若い友人からの電話である。彼はこう言った。
《安倍退陣、福田登場の日本の政局の動きには、米国政界、広告界、経済界の関与があるという情報が入りました。2年前の郵政民営化の時と似ています。テレビを中心にした大がかりな世論誘導が始まっています》」
また、アベ氏の辞任について、12日の辞意表明以前の10日に片山さつき等は知っていたようだ。
はなゆーさんの「[動画]安倍首相辞任の情報は事前に『ダダ漏れ』し、策士が動いていた」では、生放送で片山さつきが思わずもらしたたひと言が拾われている。
アベ氏の後任はコイズミ純一郎になってもらおうと動いていたという片山氏が、話しの中で、
「私は小泉さんとは、さしで10、11、12とお会いしているんですけど、ずっと見ていて、多分彼の選択肢は福田さんと思ったら、13日の午前中ぐらいにそう言う話が出ましたよ」。
そうか、そうか、すでに10日から、アベ氏後の総裁を誰にするのかコイズミ純一郎も片山さつきも動き回っていたのか、ごくろうさん。よく分かりました。こうも米国の暗躍を許すのは、そもそも岸信介等が戦後の日本で簡単にCIA、さらにいえば米国に操られたことに端を発するのではないか。
国の利益とは国民の利益だと思うが、その国民の利益ではなく自分の利益のために膝を屈した“買弁政治家”たちは、米国のみならずカルトとも手を結んだ。
勝共連合、つまり統一協会を利用した自民党政治家たちの怪しい動きの一端が、某サイトに残されている。
題して「『希望の日』晩餐会、政財界要人を含み1700名参加(帝国ホテル)」。
「アジアに偉大な指導者現わる。その名は“文鮮明”である。私はこのことを伺いまして久しいのでありますが、今日は待ちに 待ったその文鮮明先生と席を同じくし、かつ、ただいま文先生のご高邁なご教示にあずかりまして、本当に今日はいい日だなあ、いい晩だなあと、気が晴れ晴れ としたような気がいたします」
と福田赳夫大蔵大臣(当時)がスピーチしたというこの日は、1974年5月17日の日付になっている。
1960年代から70年代、統一協会の運動は「原理運動」として知られ、カルトに染まった若者がつじ説法のように街角に立って、‘原理’とやらを訴えていた。
地下鉄を降りて地上に出れば、勝共連合の街宣車ががなり立てていた場面にたびたび遭遇。
当時、家庭を棄てて統一協会に走っていった子供のことを嘆く親御さんたちの話しがメディアにも取り上げられて、その反社会性が問題になっていたとき、こうして国政を司るものたちは裏で手を結んでいたという事実をどう受けとめよう。
共産主義に対する防波堤として統一協会を育てたのは、岸信介、福田赳夫等日本の指導的政治家だけでなく、米国そのものだろう。
そんな日米の指導層の要望に応えて文鮮明の起こしたカルトは勢力を広げていったわけだ。
やれやれ、米国と、そしてカルトとも、与党政治家たちは「持ちつ持たれつ」の関係か。
米国の政財界にもカルトにも、日本はいいように利用されているのか。
事実上国会は休眠状態。
その間にメディアを通じて自民党はさまざまなメッセージを流し続けている。
総裁選で盛り上がり、テロ特措法で民主党の出鼻を挫けば郵政民営化の問題もどこかに消えてしまうだろう、という算段か。
本来ならば国会で審議されるところ。
与党側は所信表明後の首相の辞意表明で、ほとんど2週間近くの時の利益を得て思うように動いている。
そもそも、これだけ長期間の政治不在は、執行部がいったん示した「14日告示、19日投開票」の総裁選の日程案に小泉チルドレンたちが騒いだ結果だ。
執行部がよくすんなりとチルドレンたちの言い分を聞いたものだ、と当初驚いたが、小泉の意を呈した片山さつき等の暗躍があったのか?
チルドレンたちをたきつけたのは片山さつきかもしれない。
チルドレンはうまくその手に乗った。小泉チルドレンというどうしようもない存在は、またしても利用された。
結果として自民党は時間稼ぎができた。
その後は内閣法を楯に、官房長官は代理を立てない、と宣言するだけでいい。従って国会は再開されない。
連休が終わって25日に内閣は総辞職し、その日の中に首班指名選挙が行われる。
「恒久法は福田氏 が官房長官当時の2003年7月に制定方針を表明し、安倍政権も来年1月からの通常国会への提出を目指していたが、参院選惨敗により当面凍結を決定。これ について福田氏は「何か起こった時に慌てて法律を作るということでは機敏な対応はできない。きちんと整えておくことは大事だ」と述べ、あらためて制定の必 要性を強調」
と、18日の共同通信のインタビューで福田氏は述べたそうだ。
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桝添大臣が命をかけてすること
1枚めくって目に飛び込んできたのは、「『与謝野官邸』に存在感」の見出しでした。
その横に目をやると、目をむいた桝添厚労相。「『年金』解決 私の公約だ」。
なおもめくると、「テロ特措法延長 『反対』民主に対案なし 原則論の1点張り 小沢戦略に党内沈黙」の記事。
アベ氏は、参院選惨敗後の続投への批判をしりぞけて内閣改造を強行したわけですが、こうして既成事実を積み重ね、それをメディアが追認していくのは、やはり報道各社のトップたちとの会食で決まっていたことなのでしょうかね。
庶民の生活も知らず、政策の理解もなくて、ひたすら米国の顔色をうかがい、国家主義のイデオロギーを押しつけるだけの首相、シンゾー氏。
こんな風にメディア対策に終始することしか能がない首相を戴く国民の不幸を、当の本人はご存じないでしょうね。
コイズミ以降、いよいよもって政治が軽いものになってしまいました。
米国の言うことを忠実に遂行しておけばいい……
メディア対策で、都合の悪いことも米国の影も消しておけばいい……
それだけで政治ができるのですから。
その上でアベ氏が無い知恵を絞るのは、日本会議派の国家主義イデオロギーを国民の中にいかに浸透させるか、というところでしょう。
でも、このイデオロギーの反映の一つでもあった「価値観外交」を、町村外相は受け継がないらしい、というより、「後退」だ、とあります。
「与謝野官邸」出現で、アベ氏はますます影が薄くなるらしい。
そして桝添厚労相は、“命がけ”で年金問題を解決すると勇ましい。
けれど、もともと積み立て方式と思っていたものがいつの間にか賦課方式だった、ということになってしまった年金について、利権にたかってきた政治家たちの懐に巨額な金が転がり込んでいるのだ、きっと、と私の周囲でも噂されています。
貧困、格差問題をどう認識されていますか、と訊かれて新厚労相は、
「データには表れない感覚的格差はあると感じる。だから(自民党が)選挙で負けた。政府の大きな役割はセーフティーネットを張ることだ。だが、何でも税金を突っ込むのではモラルハザードを引きおこす」
と答えた。「切磋琢磨も必要。要はバランスだ」という言葉も添えて。
でも、いつも思いますが、私たちの社会で一番モラルハザードが激しいのは政治家ではないかしら。それも、利権に群がる与党政治家たちが。
年金の巨額資金にしゃぶりついてきた人物たちを明らかにしようとすれば、確かに“命がけ”かもしれませんね。
賢い桝添氏のこと、そんなことに命を懸けるとは思えません。
じゃあ、いったい何に命を懸けるのでしょうか。
もらえるはずの年金をもらっていないのかもしれない、あるいはもらえないかもしれない、という不安。
もらえそうもない、という怒り、あるいはしらけ。そこから来る制度への不信。
この不安と怒りとしらけの元になるのは、記録の不備と保険料の流用。
流用については、もしかしたら、これに政治家が絡んでいるのではないか、という疑問がどうしても払拭できないんですよね。もちろん官僚も。
そうなれば、当然その額はマッサージチェア購入どころの話しではないわけですし。
蜜に群がる蜂のように、業者のみならず政治家・官僚が寄ってたかって年金を食いものにしてきたのでしょう?
たとえばグリーンピア問題について保坂展人さんは今年4月の記事で、
「グリーンピア問題の責任は社会保険庁にはなく、旧厚生省年金局と自民党族議員にあったということを確認しておきたい」
と書かれていますし。
それにしても新聞にあった流用項目――グリーンピア建設費・被保険者の住宅融資・事務費交付金・福祉医療機構への支出・年金福祉施設の整備費・年金相談などの経費・年金事務費・委託事業――の内容は、あまりに大ざっぱすぎてよくわかりません。
特に事務費交付金・福祉医療機構への支出って、何でしょう?
現在は削除されてしまった「山本恵子の政界夜話」のページには、年金記録の破棄を命じた当時の長官正木馨氏の豪奢な邸宅の一部の写真が載ってましたっけ。それも、年金資金で建てたものだとかなんとか説明があったような。
また、年金利権といえば、民主党チームが東京・品川区の社保庁倉庫で見つけたという2冊のファイル。
「民主党サイドはファイルのコピーの提出を求めてきましたが、社保庁はずっと突っぱねてきた……その2冊のファイルには、自民党の族議員が、建設会社のために社保庁に“口利き”した証拠が眠っているとみられている。ついに中身が明らかに なるとあって、関係者は震え上がっていますよ」
歴代の自民党政権は、社保庁とグルになって、グリーンピアとか厚生年金会館建設など、年金の給付以外に約6兆9000億円も国民の保険金を流用してきた。とてつもない“利権”が暴かれたら、安倍自民党は一巻の終わりだ」(livedoorニュース 8月24日)。
ああ、記録不備の問題でも流用問題でも、年金のことを考えていくと終わりがありません。まさに厚労相が命をかけてする仕事にふさわしい。
桝添大臣! 基礎年金番号に統合されていない5000万件の年金記録の照合作業も怠りなく。そして流用・利権問題についてもしっかりやっていただきたいです。
まさか、2冊のファイルのマル秘事項隠しに命をかける、なんてことのないように。
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テレビの「ポルノ」キャンペーンとか
民主党に対するネガティブキャンペーンがいよいよひどくなってきましたね。
朝、家人のつけたテレビから聞こえてくる言葉、一等書記官とか3党書記官とか……これは4月の統一地方選でトップ当選した世田谷区議の経歴詐称の件ですね。
あれあれ、攻める方は慎重にも慎重を重ねて人から間違いの指摘を受けるようなことは極力避けなければいけないのですが、ちょっと見栄を張ってしまったのでしょうか、何をやっているんでしょうかね。
それにしても、常態化してしまったとはいえ、もっと他のことも報道もしてくれ〜、と思わずテレビに向かってわめいてみる。
ヘリオトロープさんに教わった原田武夫国際戦略情報研究所のブログでは、ハイリデンダム・サミットでは、したたかな欧米勢にアベ氏は煮え湯を飲まされたらしい。
ところが、アベ氏本人はその事態が分かっているのかいないのか、温暖化問題でイニシアチブをとれた、と喜んでいるようです……。
でも、どこのテレビもそんなことは伝えない。
自民党は、よくこんな人をリーダーに選んでくれたものだ、と怒りを通り越して呆れてしまいます。
米国で、アブグレイブ刑務所やグアンタナモ、アフガニスタン等の収容所での捕虜虐待問題が明からさまになったとき、元大統領ロナルド・レーガンの死去があり、メディアは葬式シーンやその思い出話を、延々と1週間に及んで報道する。結果、国民の関心を拷問問題から逸らすことに成功。
この一連の報道を、さるジャーナリストが「レーガン・ポルノ」と呼びましたが、とにかくテレビの「ポルノ」報道はすさまじい。
テレビが大々的にキャンペーンを張るときは、裏にきっと何かある、と思わざるをえません。
コムスン問題でも、一番の問題は隠されているのではないか? と疑っても不思議ではないと思いませんか。
コムスンのグループホームで半年働くかどうかして体をこわしてしまった知り合いが、ごく身近にいます。24時間勤務は、50歳を過ぎた体には酷かったと思います。若い人にとっても24時間はムチャです。
そしてコムスンの老人ホーム事業等の譲渡先に真っ先に名乗りを上げたのが、居酒屋チェーンのワタミ。何か、違和感を覚えたのは私だけでしょうか。
ワタミ社長の渡邉氏は立志伝中の人のような経歴をお持ちですが、アベ氏の諮問委員会、教育再生会議での委員も務めています。
この方の胡散臭さは、花・髪切と思考の浮遊空間さんが書かれていますが、自身の経営する学校では成果主義を貫いているとか。
この渡邉氏のような新興財閥?が、首相の私的諮問機関にうろうろしていたりするのが目に付きますね。
何かあるのでしょうか?
余談ですが、九州にはあんがうんざりするほどたっぷり入った「成金まんじゅう」というどら焼きがあります。

コムスンの折口氏とかワタミの渡邉氏をみると、ついこの成金まんじゅうを思い出してしまいます。
その他のニュースには、よど号犯と合流し、拉致にも関わったとされている赤木容疑者が20年ぶりに帰国したというものもありましたね。やっぱり、アベ氏は拉致か、と思った人も多いのでは?
また毎日新聞第5面の片隅には、
年金記録漏れで政府・自民党がコイズミ氏らの歴代厚相・厚労相の積任を追及をおこなうかまえであることについて、「基礎年金番号導入法案を成立されたのは小泉だが、問われているのは実務者の話。何の責任を取ればいいのか理解に苦しむ」
と飯島氏の言葉が載っていました。
実務レベルでの不手際はテレビでも盛んに吹聴していますが、そもそも私たちの国の年金システムを蝕んできたのはいったい何なのでしょうか。
「100年安心」と謳って2004年に強行に改正したのは何だったのでしょうか。
次から次へと吹き出してくる問題には、正直、ついていけません。
正木馨・元社会保険庁元長官と安倍首相夫妻との関係まで噂されるなんて、いったいこの国はどうなっているのでしょう。
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